小笠原歯科診療所のブログ
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日本では正則歯科医療はほとんど行われておりません。

今から51年前の1961年7月10日に私・小笠原久明は鳥取の先輩から「歯科大学で熱心に勉学しても、卒業して保険医になると、まったく無駄になる」と言われて、正則歯科と姑息歯科の存在を知りました。その結果、自分の母親が40歳で歯を全部失っていた理由が、手抜きの保険診療にあることに気がつきました。

そこで、自分は正式な、手抜きをしない正則歯科医療を実現しようと決心しました。それから30年後の1991年6月25日、ようやく保険診療機関辞退届を福井県庁に提出しました。

それから21年です。思えば、1966年9月に歯の神経と呼ばれている歯髄が露出しても、そのまま除去することなく生活した状態で痛みもなく保存が確実にできる技術・方法を発見したことが大きな効果がありました。直接覆髄法と言われる方法と、生活歯髄切断法と言われる方法です。

虫歯が進み、歯髄が出ると、普通には歯髄を除去します。その結果、歯は死んで「貝殻同然になります」. 歯髄を失った歯は死んだ歯で、貝殻同然になり、割れやすく、抜かれる運命が待っています。

5分間で歯髄を無痛で保存できる結果、それ以外に診療時間を割けるため、いろいろな分野をマスターすることができました。現在も、歯科衛生士5名と歯科技工士4名を雇用して100%自費の自由診療だけを福井の中心地で行っています。

日本国内にある29の歯学部はどれも保険診療水準に合わせた教育と実習を行い,その付属病院での歯科診療水準は保険点数で足が出ないレベルの低い内容です。

でありますから、日本国内の総合病院には、「歯科」と言えば、「歯科口腔外科」しか開設を許可されていませんから、「歯科一般や小児歯科、矯正歯科」などは、歯学部付属病院以外には開設されていません。

普通の歯科一般は、針灸整骨院やマッサージなどと同じ「治療であって、医療ではない」ことが明らかです。

技工士2名、衛生士4名程度を雇用していない歯科医は、治療はできるが、歯科医療はできませんから、歯医者さんではあるけれども、歯科の医師とは異なるとも考えられます。



一体型1回法インプラントの利点

一体型インプラントと接続型インプラントとが、インプラントにはあります.

一般に知られている方法は接続型インプラントです.インプラントの歴史は一体型で始まりました

一体型インプラントは顎骨内部に埋め込まれる部分:Fixtureと、歯肉から口腔内に出て、歯冠を支えるHeadの部分が一体型でできています.

私・小笠原久明が1976年から実施しているインプラントは一体型で「独楽型基礎理論」を応用した応力分散効果が、接続型インプラントの何十倍もあるため,植立直後に機能回復して、シッカリと咬ませると、接続型インプラントで行われている3~6ヶ月間の安静治癒期間を待つ方法に比較して,7倍速い骨の増殖治癒が起きています.

その理由は独楽型基礎理論によって,200倍の応力分散効果が得られる結果,インプラント周囲の骨に発生する厚電流の働きによって、インプラント周囲の骨を形成する骨芽細胞の分裂増殖が促進されるためです.この確認実験が1992年に金沢大学医学部整形外科、冨田勝郎教授によって行われました.

オガ・インプラントは,Neck部分の直径は2.0mm~2.15mmありますので,外径4.0 mmのFixtureの上部で、Implant Headの方向をNeckを植立が終わった後で、自由に曲げることにより、変化させることが可能ですから、複数のインプラントを植える場合にも,術前に複数を相互に平行に植える必要性はまったくありません.

ですから、術前にCTX線写真を撮影して、インプラント・ガイドを製作する必要はまったくありません.

接続型インプラントのNeck部の太さ:直径は4.0mm~5.0mmありますので,その周囲には1~2mmの厚さの健全な骨が無いと、植えた後で骨の吸収による歯肉の退縮が発生して、インプラントが露出する不都合が発生します. すると「インプラント周囲炎」にかかって化膿して除去しなければならなくなる危険性がありますから,骨幅の厚さが7,,8mm以上ないと、安全に接続型インプラントは植えることができません.

その結果,日本人では、顎の骨幅が薄いために、17~18%しか植えられないと言われています.薄い部位に植えたい場合には、顎骨の幅を広くする必要があるため、他の部位から骨を切り取って、そこに移植するGTR=Guide Tissue Regeneration やGBR=Guided Bone Regenerationという外科手術を植えたい時期の9ヶ月前までには完了する必要があります.この外科手術には健康保険は適用されませんから,自己負担が加算されます.

接続型インプラントは接続するネジの太さが外径1.8mmで、内径1.4mmですから、「緩んだり、折れたり、外れたり」という危険がつきまとっていますから,術後は3ヶ月毎にメインテナンスという名目で、ネジの「弛みや折れなど」を確認するひつようがあるとされています.また、Neckが太いために「
インプラント周囲炎」にかかり易く、この防止のために、インプラント周囲を絶えず切血に保つ必要がありますから、園ためには歯科衛生士に歯石を除去してもらう必要があります.

しかし、neckの細い一体型であるオガ・インプラントでは、どれだけ不潔に保っても、歯石が付着していても,「インプラント周囲炎」になったことはありませんから、安全です.メンテナンスは年1回が2年に1回で十分です.噛み合せの診査です.


98. 歯髄の死んだ歯は抜かれます.

歯の神経を殺した歯は失活歯と呼ばれ,貝であれば、貝殻同然です.
神経の死んだ歯は抜かれる運命にあります.

歯根の先が化膿したり、歯根が割れてしまったりして、抜かざるを得なくなるためです.


これらの下顎右側第一小臼歯は歯根破折して抜歯することになりました.
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