一週間の「お麩、いただきました。」(63):        2024年7月7日~7月13日

 

 

この一週間(2024年7月7日~7月13日)も、お麩じぃはいろいろなお麩をいただきました。

まだ梅雨明け前というのに、困ったことにもう夏バテ気味です。(笑)

 

★3月のお麩旅の際に購入した「もみじ麩」(製造:大舘屋 大舘豊晴さん、原材料:小麦粉、小麦蛋白など)を使ってみました。紅葉を象った、きれいな焼麩です。大舘屋さんは1920年創業、富山県氷見市のお麩屋さんです。

 

今回はパスタ(ペペロンチーノ)のトッピングにしていただきました。10分くらい水戻しして乗せ、ソースや麺とよく絡めて食べました。柔らかくなり、彩り良くタンパク質強化もできました。

 

パスタ+もみじ麩

 

★3月のお麩旅の際に購入した「しんきろう麩」(製造:大舘屋 大舘豊晴さん、原材料:小麦粉、小麦蛋白、米粉など)を使ってみました。4色の小さな玉のような焼麩で、富山湾で時々見られる蜃気楼(しんきろう):大気中で光が屈折し虚像が見える自然現象からの命名だと思います。大舘屋さんは1920年創業、富山県氷見市のお麩屋さんです。

 

今回は、お蕎麦のトッピングにしていただきました。そのまま乗せて汁に浸けて食べたら、ほどよく歯応えが残って、彩り良くタンパク質強化ができました。

 

蕎麦+しんきろう麩

 

★船橋駅の駅ビル百貨店にある、「梅の花 船橋店」(千葉県船橋市本町)に8年ぶりの訪問です。湯葉と豆腐を売りにしている創作懐石料理のお店。平日でしたが予約が多いらしく、20分前に着いたら開店時に案内されましたが、5分前に来た方は1時間以上待ちと言われていました。お客さんの女性比率が95%超で”完全アウェイ”状態でしたが、逆に年齢的にはほぼ”ホーム”のようでした。


今回は、映画『九十歳。何がめでたい』公開記念特別メニューの「めでたいランチ」をいただきました。小鉢二種(嶺岡豆腐の柚子味噌、鮪の湯葉とろろ掛け)、蛤の土瓶蒸し、湯葉豆腐とたぐり湯葉のお造り、真鯛とかにしゅうまいのセイロ蒸し、生麩田楽、海老の天婦羅と彩り湯葉揚げ、湯葉吸物、赤飯、香の物、デザート(麩まんじゅう)というラインナップ。縁起が良いとされる食材と、お得意の湯葉や生麩を使ったランチ御膳でした。
たまの贅沢にこうした料理を食べて、長生きしたいものだと思いました。生麩田楽の粟麩には柚子味噌、蓬麩には木の芽味噌が掛かっていて味のバランスとモチモチ食感が嬉しかったです。麩まんじゅうはプレーンの生麩に包まれた甘いこし餡、〆にふさわしい美味しさでした。

 

生麩田楽

 

デザート(麩まんじゅう)

 

★「水色」(東京都港区東新橋)は、新橋駅近くの複合施設の高層階にある和風レストラン。吹き抜けのような高い天井に、水の泡をイメージしたみたいなシャンデリア風のオブジェがなかなか見ものです。若いスタッフさんたちの爽やか接客も好印象でした。


今回は「海の幸あれこれ海鮮丼 松前醤油」をいただきました。鮮度の良い7種の魚介類が赤酢飯の上に盛り付けられており、昆布の効いた醤油を掛けて食べました。なかなか良いマッチングだと思いました。セイロに入った海老しんじょう、鰹節が効いたサクサク食感の車麩フライ、3種野菜の糠漬け、味噌汁が付いていました。絶景の場所代も考えれば、コスパも良好だと思いました。

 

海の幸あれこれ海鮮丼 松前醤油

 

★上野公園内にある和風カフェ、「喫茶去」(東京都台東区上野公園)に6年ぶりの訪問です。上野駅から徒歩10分くらいですが、連日の猛暑報道の影響かお客さんが少なめで、開店時に来た方もすぐに入店できていました。

 

今回は「クリームあんみつ」をいただきました。粒餡、寒天、白玉、赤エンドウといった定番に、3種(粟、胡麻、蓬)のモチモチ食感の生麩が入っているのが特徴。抹茶アイスと豆乳アイスの重ね、クコの実のトッピングもいいですね。黒蜜を掛けて、しっかりした甘さを楽しみました。素朴な味のおから茶がよく合います。

 

クリームあんみつ

 

★「フクモリ」(東京都千代田区東神田)は馬喰町駅近くのレストラン・カフェ。山形県内の旅館との繋がりだったり、山形産の食材だったり、とにかく山形こだわりの強いお店です。


今回は「山形名産フクモリ合わせ」「フクモリサラダ」をいただき、高畠ワイン・白を合わせました。玉こんにゃく、だだちゃ豆のケークサレ、ハタハタの南蛮漬け、半熟茹で卵、六田焼き麩の唐揚げなど、おつまみセットのような盛り合わせ。山形和辛子やビネガーのドレッシングで食べる野菜サラダ。どちらにもパリパリのお麩チップスがトッピングされていて嬉しかったです。

 

山形名産フクモリ合わせ

 

フクモリサラダ

 

★3月のお麩旅の際に購入した「白えびおつゆ麩」(製造:㈲高瀬製麩所、原材料:小麦粉、小麦たんぱく、白えびパウダーなど)を使ってみました。「富山湾でとれた「白えび」をおつゆ麩に練りこみ焼き上げました」「富山湾海洋深層水仕込み」とのことです。㈲高瀬製麩所さんは、富山県魚津市のお麩屋さんです。

 

今回はヌルねば生姜スープのトッピングにして、近所のスーパーの丼弁当と一緒にいただきました。そのまま乗せてみましたが、すぐにスープを吸って柔らかくなりました。賑やかさとタンパク質の強化になりました。

 

スープ+白えびおつゆ麩

 

近所の衣服・生活雑貨・食品販売店のバターチキンカレー(五代目:2019年ver.と二代目:2012年ver.)の食べ比べを試みようと思い、カレーライスのトッピングしてもいただきました。そのまま投入しただけですが、カレーとよく馴染んで柔らかい食感になり、タンパク質強化ができました。食べ比べについては、あまり向いていないことがわかりました。(笑)

 

バターチキンカレーライス+白えびおつゆ麩

 

★6月のお麩旅の際に購入した「ふかりんとう」(製造:㈲文四郎麩、原材料:小麦蛋白、小麦粉、黒砂糖、植物油など)をいただきました。「車麩を使い、油で揚げてカリッとした歯ざわりに仕上げた」「黒砂糖のほんのりした甘さをお楽しみください」とのこと。㈲文四郎麩さんは、文久年間(1860年~)創業の山形県東根市のお麩屋さんです。

 

「黒糖は、甘すぎず、焦げにくい調理に適した量を研究」されているそうで、「お麸の表情を見つめ高温で揚げ、職人が丁寧に黒糖を絡めることで、さっくりと口の中でほどけるような、お麸ならではのかりんとう」に仕上がっていました。やや堅めの食感・素朴な味付けで、「何個でも食べたくなる」揚げ麩菓子だと思います。

 

ふかりんとう

 

★3月のお麩旅の際にいただいた「小くるま麩」(製造:大舘屋 大舘豊晴さん、原材料:小麦粉、小麦グルテン)を使ってみました。「食肉に負けない栄養価」があり、「消化吸収が良く、幼児食やお年寄りの食品」にも適する、小ぶりな車麩です。大舘屋さんは1920年創業、富山県氷見市のお麩屋さんです。

 

今回はスープ(海老ビスクポタージュ)のトッピングにして、近所のパン屋さんの総菜パンや菓子パンと一緒にいただきました。30分くらい水戻ししたら柔らかくなり、スープをよく吸ってくれました。賑やかさとタンパク質の強化になりました。

 

スープ+小くるま麩

 

主役にも名脇役にも、お麩ってなかなかやりますね。