一週間の「お麩、いただきました。」(52):        2024年4月21日~4月27日

 

 

この一週間(2024年4月21日~4月27日)も、お麩じぃはいろいろなお麩をいただきました。大型連休を前に、ささやかなお麩旅(長野・山梨)にも出かけました。

 

★先月のお麩旅の際に購入した「花だより」(製造:大舘屋 大舘豊晴さん、原材料:小麦粉、小麦蛋白など)を使ってみました。可愛いピンクの花を象った、小ぶりな焼麩です。大舘屋さんは1920年創業、富山県氷見市のお麩屋さんです。

 

今回は大豆ミートのキーマカレーのトッピングにしていただきました。10分くらい水戻しして乗せ、ソースと混ぜて食べました。味を邪魔することなくタンパク質強化ができました。

 

カレー+花だより

 

★オンラインショップで購入した「三島甘藷のやきいもふがし」(製造:三島食品㈱、原材料:砂糖、小麦たんぱく、小麦粉、甘藷など)をいただきました。2017年12月に続いてのリピートです。麩の菓おふや(三島食品㈱)さんは静岡県三島市のお麩屋さんです。

 

「箱根西麓三島野菜のさつまいも「三島甘藷」を使用」「三島甘藷は、箱根の西側に位置する静岡県三島市で富士山のめぐみをたっぷり受けて育ったおいしいさつまいも」「糖度はなんと14度。これはマスクメロンやイチゴに匹敵する甘さ」「三島甘藷のペーストをたっぷり砂糖蜜に溶かし、仕上げました」「ふがしのさくさくフワフワと、おいものほっくり感が、ほっとするようなおいしさ」とのことです。

まずは、見た目が焼き芋そっくりで感動ものです。味も麩菓子として”異次元レベル”の美味しさだと思いました。きめの細かさが際立っていて、丁寧な仕事ぶりが感じられます。

今回はヨーグルトやグラノーラ、蜂蜜と一緒に食べました。いっぱしのスイーツみたいに見えますが、なかなか美味しかったです。

 

三島甘藷のやきいもふがし+ヨーグルトなど

 

★近所の百貨店の物産展で購入した「宝の麩 コンソメスープ」(製造:㈱加賀麩不室屋、原材料:ふ(小麦粉、小麦たん白)など)をいただきました。㈱加賀麩不室屋さん、今さらながらですが、1865年に創業の石川県金沢市のお麩屋さんです。

 

「透き通った黄金色に輝く上品なコンソメスープ」「ハート麩と五色あられを彩りに、細かく切った玉ねぎが優しい風味にアクセントを加えます」とのことです。近所のコンビニのサンドイッチと一緒に食べましたが、ふやきにお湯を注ぐだけでスープに早変わりして、ハート型のお麩とあられで華やかになりました。上品な味わいのコンソメスープでした。

 

宝の麩 コンソメスープ

 

★オンラインショップで購入した「黒ごま麩」(製造:㈲麩柳商店、原材料:小麦グルテン、餅米粉、胡麻、砂糖)をいただきました。「もっちりとした生麩の生地に、旬の食材などを混ぜ込み蒸しあげた生麩」「田楽やスイーツの材料としても人気」だそうです。㈲麩柳商店さんは、1877年創業、愛知県名古屋市のお麩屋さんです。

 

今回は解凍後、植物油を引いたフライパンでカリッと焼き目を付けて、みたらしときなこを掛けてみました。モチモチ食感で美味しくいただきました。

 

黒ごま麩+みたらしきなこ

 

★オンラインショップで購入した「オレンジ麩」(製造:三島食品㈱、原材料:砂糖、小麦たんぱく、小麦粉など)をいただきました。2020年11月に続いてのリピート、麩の菓おふや(三島食品㈱)さんは静岡県三島市のお麩屋さんです。

 

「見た目も香りも優しいオレンジ味」で、「酸味は強くないのでお子様にも食べやすい優しいお味」だそうで、香料や着色料をうまく使ってオレンジの味と香りを再現しています。麩菓子としてのきめの細かさが際立っていて、丁寧な仕事ぶりが感じられます。

オレンジ麩

 

★近所のスーパーで購入した「ふんわり白雪麩」(加工:㈱いとふ、共同開発:㈱ロピア、㈱いとふ、原材料:小麦粉、小麦たんぱくなど)を使ってみました。「安くてたくさん入っておりお得感が満載」「煮物やお吸い物だけでなく、お菓子も作れます」「目印は「武井商店」の文字」とのことで、いろいろ使い勝手がよさそうです。

 

今回はスープ(ヌルねば生姜スープ)の具材に加え、近所のスーパーの総菜パンや菓子パンと一緒にいただきました。そのまま投入しただけですが、汁をよく吸って柔らかい食感になり、タンパク質強化ができました。

 

スープ+ふんわり白雪麩


★「コタソラワークス」(長野県長野市栗田)は長野駅から徒歩5分くらいのところにあるカフェ・レストラン。有機・無添加などにこだわった食材を使っていて、食べて健康になれそうです。


今回は「車麩プレート」をいただきました。車麩の照り焼きのほか、豆腐のキッシュ、サラダ、ピクルス、ライスが付きます。メインの車麩は、こってり濃厚な味付け・食感で、植物性食材だけで淡白?というイメージが裏切られました。食後のドリンクに自家製クッキーもいいですね。

 

車麩プレート

 

★「門前茶寮彌生座」(長野県長野市大門町)は長野駅から徒歩20分くらい、善光寺近くにある和食料理店。地産地消の創作郷土料理を売りにしています。


今回は「生麩田楽花かご弁当」をいただきました。メインの田楽は、蓬麩・粟麩・胡麻麩の3種類、味噌も胡桃・蕗・胡麻の3種類を使っていて、お麩好きとしても堪能できました。他の食材も、地場ものが素朴に調理・味付けされている印象で好感が持てます。デザートのジェラート(胡麻、ブルーベリー)も美味しかったです。

 

生麩田楽花かご弁当

 

★「琉球酒場&カフェ はいさい22」(長野県長野市南千歳)は長野駅近くの沖縄料理店。気さくなオーナーさんが切り盛りしていて、気軽に入りやすい雰囲気のお店です。


今回は「ふーチャンプルー」と「パパイヤツナ」をいただき、オーナーお勧めの石垣の泡盛・白百合の水割りを合わせました。お通しは島豆腐の湯豆腐、珍しいですね。チャンプルーは、卵液を吸い込んだ車麩、ランチョンミート、人参、モヤシ、玉葱といった定番の食材、味付けも含めて安心感がありました。

 

ふーチャンプルー

 

★甲府駅から徒歩15分くらいのところにある”ベジ”カフェ・レストラン「Fluunt KOFU」(山梨県甲府市中央)に6年ぶりの訪問です。平日のお昼前から、けっこう賑わっていました。


今回は「車麩カツランチ」をいただき、「車麩カツバーガー」をテイクアウトして特急あずさの車内で食べました。ランチはサクサクの全粒粉車麩カツに、元気な野菜のサラダとスープ、それに雑穀米のライスが付きます。バーガーは副菜がキャベツだけとシンプルでしたが、ソースの美味しさが光っていて、甲州ワインともよく合いました。どちらも、寒暖差で弱った身体を元気にしてくれました。

 

車麩カツランチ

 

車麩カツバーガー

 

★JR身延線・常永駅近くのお麩屋さん「麩の岡田屋」(山梨県中巨摩郡昭和町河東中島)を1年ぶりの利用、訪問するのは6年ぶりになります。小さなお店ですが、地元のお客さんに愛されている印象です。


今回は「生麩かき氷 いちごベリー」をお店でいただき、「桜麩まんじゅう」を購入して特急あずさの車中で食べました。4月なのに真夏日のかき氷日和でもあり、人気No.1の苺・ベリーは流石に甘さと酸味のバランスも程よく美味しかったです。麩まんじゅうは2023年5月に続いてのリピートですが、名残りの桜に思いを馳せながら甲州ワインと一緒に…なかなか合いますね。

 

生麩かき氷 いちごベリー

 

桜麩まんじゅう

 

★1月のお麩旅の際に、燕三条駅の駅ビルにある地元物産展示・販売施設で購入した「あられふ」(製造:㈱マルヨネ、原材料:強力小麦粉、小麦グルテンなど)を使ってみました。「丸い小粒のおつゆ麸」「お味噌汁やお吸い物などに」とのことです。㈱マルヨネさんは1874年創業、新潟県三条市のお麩屋さんです。


今回はスープ(ソルロンタン)の具材に加えて、近所の牛丼チェーンのヤンニョムチーズ牛丼と一緒にいただきました。水戻しなしでそのまま投入しましたが、柔らかい食感になって見た目のアクセントにもなりました。味を邪魔することなくタンパク質強化ができました。
 

スープ+あられふ

 

★近所の百貨店での物産展で購入した「華つつみゆば」(製造:㈱湯葉弥、原材料:小麦グルテンなど)をいただきました。㈱湯葉弥さんは京都の老舗湯葉専門店で、国産大豆を使った生湯葉・干湯葉を製造・販売しています。


電子レンジで加熱して、山葵醤油で食べました。山芋、木耳、人参などを混ぜた湯葉で百合根や銀杏を包んだお惣菜。青もみじの生麩が乗っていて、季節感があっていいですね。上品な一品でした。

 

華つつみゆば

 

★1月のお麩旅の際に、燕三条駅の駅ビルにある地元物産展示・販売施設で購入した「車麩 みに」(製造:㈱マルヨネ、原材料:強力小麦粉、小麦グルテン)を使ってみました。三回巻車麸だそうで、「四回巻車麸に比べ、水戻り、火の通りが早く食感が柔らかめ」「手軽にお使いいただけます」「切らずに輪のまま使える小型車麸」とのことです。㈱マルヨネさんは1874年創業、新潟県三条市のお麩屋さんです。

 

今回はスープ(かぼちゃのポタージュ)のトッピングにして、近所で購入したハンバーガーと一緒にいただきました。1時間くらい水戻しして乗せましたが、しっとり柔らかくなり存在感があります。味を邪魔することなくタンパク質強化ができました。

 

スープ+車麩 みに

 

主役にも名脇役にも、お麩ってなかなかやりますね。