一週間の「お麩、いただきました。」(51):        2024年4月14日~4月20日

 

 

季節を先取りするような高温の日が多かったこの一週間(2024年4月14日~4月20日)も、お麩じぃはいろいろなお麩をいただきました。

 

★先月のお麩旅の際に購入した「花だより」(製造:大舘屋 大舘豊晴さん、原材料:小麦粉、小麦蛋白など)を使ってみました。可愛いピンクの花を象った、小ぶりな焼麩です。大舘屋さんは1920年創業、富山県氷見市のお麩屋さんです。

 

今回はパスタ(ペペロンチーノ)のトッピングにしていただきました。10分くらい水戻しして乗せ、ソースと混ぜて食べました。しっとりとした食感になり、タンパク質強化ができました。

 

パスタ+花だより

 

スープ(かぼちゃのポタージュ)のトッピングにも加えて、近所の百貨店の総菜パンや菓子パンと一緒にいただきました。10分くらい水戻しして投入したところ、味を邪魔することなくタンパク質強化ができましたが、彩りとしてはあまり目立たなくなってしまいました(笑)。

 

スープ+花だより

 

★オンラインショップで購入した「キャラメルふがし」(製造:三島食品㈱、原材料:砂糖、小麦たんぱく、小麦粉など)をいただきました。麩の菓おふや(三島食品㈱)さんは静岡県三島市のお麩屋さんです。

 

秋冬の限定商品だそうで、「お口いっぱいに広がるキャラメルの甘い香りと、上品な甘さが特徴」「上品な甘さは、どんな方にも喜ばれること間違いなし」「温かいミルクや紅茶とあわせて召し上がると更に美味しく」とのことです。キャラメルは入っていませんが、香料と着色料をうまく使って色と味覚を再現しています。麩菓子として”異次元レベル”の美味しさだと思いました。きめの細かさが際立っていて、丁寧な仕事ぶりが感じられます。

今回はヨーグルトやグラノーラ、蜂蜜と一緒に食べました。いっぱしのスイーツみたいに見えますが、なかなか美味しかったです。

 

キャラメルふがし+ヨーグルトなど

 

★近所のスーパーで購入した「ふんわり白雪麩」(加工:㈱いとふ、共同開発:㈱ロピア、㈱いとふ、原材料:小麦粉、小麦たんぱくなど)を使ってみました。「安くてたくさん入っておりお得感が満載」「煮物やお吸い物だけでなく、お菓子も作れます」「目印は「武井商店」の文字」とのことで、いろいろ使い勝手がよさそうです。

 

今回はカップスープ(野菜の春雨ちゃんぽん)の具材に加え、近所のコンビニのおにぎりと一緒にいただきました。そのまま投入しただけですが、汁をよく吸って柔らかい食感になり、タンパク質強化ができました。

 

カップスープ+ふんわり白雪麩

 

★1月のお麩旅の際に、燕三条駅の駅ビルにある地元物産展示・販売施設で購入した「車麩」(製造:㈱マルヨネ、原材料:強力小麦粉、小麦グルテン)を使ってみました。「新潟の煮物には欠かせない具材」「特に四回巻車麸は、長時間煮込んでも煮崩れしにくく、しっかりした食感で食べ応え」があるのだそうです。㈱マルヨネさんは1874年創業、新潟県三条市のお麩屋さんです。

 

今回は「車麩のカルピスフレンチトースト」を作ってみました。材料(1個分)は「車麩」(1枚)、卵(1/2個)、カルピス(原液・大さじ2)、牛乳(大さじ2)、シナモンパウダー(少々)を用意しました。

深めのお皿に卵、カルピス、牛乳を入れ混ぜ、卵液を作りました。車麩を卵液に浸して、4時間ほど冷蔵庫に入れておきました。柔らかさが足りなかったので、レンジ600W20秒程度を両面にかけました。フライパンに油(分量外)を引き、弱めの中火で焼き、焼き色がついたらひっくり返して、もう片面も焼き色がついたら完成です。

 

できるだけ簡単にお麩が食べられるレシピをいろいろ探していて、これもいいと思いました。こんな麩レンチトーストもありなんですね。レシピは、クックパッドの「車麩のカルピスフレンチトースト☆」(by ままとん♪さん)を参考にさせていただきました。どうもありがとうございました。

 

車麩のカルピスフレンチトースト

 

★オンラインショップで購入した「三島甘藷のやきいもふがし」(製造:三島食品㈱、原材料:砂糖、小麦たんぱく、小麦粉、甘藷など)をいただきました。2017年12月に続いてのリピートです。麩の菓おふや(三島食品㈱)さんは静岡県三島市のお麩屋さんです。

 

「箱根西麓三島野菜のさつまいも「三島甘藷」を使用」「三島甘藷は、箱根の西側に位置する静岡県三島市で富士山のめぐみをたっぷり受けて育ったおいしいさつまいも」「糖度はなんと14度。これはマスクメロンやイチゴに匹敵する甘さ」「三島甘藷のペーストをたっぷり砂糖蜜に溶かし、仕上げました」「ふがしのさくさくフワフワと、おいものほっくり感が、ほっとするようなおいしさ」とのことです。

まずは、見た目が焼き芋そっくりで感動ものです。味も麩菓子として”異次元レベル”の美味しさだと思いました。きめの細かさが際立っていて、丁寧な仕事ぶりが感じられます。

 

三島甘藷のやきいもふがし

 

★「たまごや とよまる イオンモール津田沼店」(千葉県習志野市津田沼)は、千葉県内の農場で生育環境や飼料にこだわった卵を生産し、その加工品を含めて販売している会社。津田沼駅から徒歩5分くらいの商業施設内に出しているお店を訪問しました。イートインのカウンター席が5つ、平日1時過ぎでは先客なしでした。


今回は「たまごかけごはん Aセット」をいただきました。脚光を浴びているTKGに特化したご飯セットです。内容はご飯、みそ汁(ワカメ、板麩2つが入っていて嬉しかったです)、卵、漬物とシンプルですが、それだけに卵の質の良さがよくわかります。醤油や刻み海苔にもこだわっているようです。この日はラッキーなことに、温泉玉子までサービスで付いていました。

 

たまごかけごはん Aセット

 

★「なか卯 東船橋店」(千葉県船橋市東船橋)は、丼やうどんのチェーン店、東船橋駅近くのお店を訪問しました。カウンター席もテーブル席も、けっこうたくさんあって、平日の夕方5時前、お客さんがちらほら入っていました。


今回は「牛すき丼」と「蒸鶏のサラダ」(和風ドレッシング)をいただきました。丼の具材には牛肉、白菜、人参、白滝に、存在感がすごい車麩。甘じょっぱい割り下をよく吸い込んでいました。普通盛りを選択したので、なかなかのボリュームだと思いました。サラダにはホロホロの蒸鶏のほか、レタス、パプリカ、コーンが入っていて、彩りもいいですね。

 

牛すき丼

 

★オンラインショップで購入した「手まり麩」(製造:㈲麩柳商店、原材料:小麦グルテン、餅米粉など)をいただきました。「職人が一つ一つ手作りにて製造」されたそうで、奇麗さと可愛さを兼ね備えています。㈲麩柳商店さんは、1877年創業、愛知県名古屋市のお麩屋さんです。

 

抹茶の寒天スイーツのトッピングにしてみました。冷凍状態から水に浸けて電子レンジで30秒くらい加熱したら、モチモチ食感も戻ってくれました。嬉しい彩りですね。

 

寒天スイーツ+手まり麩

 

★「なだ万 高輪プライム」(東京都港区高輪)は、品川駅から徒歩5分くらいのことろにある和風レストラン。「庭園の光と和の情緒に包まれる上質な空間」で、季節感ある日本料理が食べられます。予約して訪問したら、窓際の席を用意してくれて、名残の桜や走りのつつじが両方よく見えました。


今回は4月限定の「卯月御膳」とデザート・ドリンクセットをいただきました。御膳は、先付(壬生菜など)、温菜(筍など)、口取り(海老あられ揚げ、粟麩田楽など)、造り(鰹)、煮物(水蛸など)、肉料理(牛和風ローストなど)、魚料理(鰈木の芽焼など)、酢の物(蛍烏賊など)、御飯(俵御飯、彩り花ちらし)と続く和食コース。お得なデザートは、ジェラート、羊羹、ムースの3点セットでした。

 

卯月御膳

 

★先月のお麩旅の際に購入した「胡麻入り角麩」(製造:大舘屋 大舘豊晴さん、原材料:小麦蛋白、小麦粉、胡麻)を使ってみました。黒胡麻入りの角麩です。大舘屋さんは1920年創業、富山県氷見市のお麩屋さんです。

 

今回はカップ麺(味噌ベースの担々麵)のトッピングに加えていただきました。10分くらい水戻しして乗せましたが、中は柔らかで外は噛み応えが残った面白い食感になりました。ピリ辛の汁をよく吸い込んで、美味しくなりました。

 

カップ麺+胡麻入り角麩

 

★近所の百貨店での物産展で購入した「さくら麩まんじゅう」(製造:㈱鈴木製麩所、原材料:小麦たんぱく、砂糖、小豆、もち米粉、水あめ、桜葉、食塩など)をいただきました。2022年6月に続いてのリピートです。㈱鈴木製麩所さんは1911年創業、山形県山形市のお麩屋さんです。

 

桜葉入りの生麩生地で甘さ控えめのこし餡が包まれていて、季節感いっぱいの麩まんじゅうです。きれいなピンク色で心がウキウキしながら、ツルモチ食感を楽しみました。

 

さくら麩まんじゅう

 

★1月のお麩旅の際に、燕三条駅の駅ビルにある地元物産展示・販売施設で購入した「あられふ」(製造:㈱マルヨネ、原材料:強力小麦粉、小麦グルテンなど)を使ってみました。「丸い小粒のおつゆ麸」「お味噌汁やお吸い物などに」とのことです。㈱マルヨネさんは1874年創業、新潟県三条市のお麩屋さんです。


今回は味噌汁(香るごぼう)の具材に加えて、近所のドラッグストアの助六寿司と一緒にいただきました。水戻しなしでそのまま投入しました。柔らかい食感になり、味を邪魔することなくタンパク質強化ができました。
 

味噌汁+あられふ

 

主役にも名脇役にも、お麩ってなかなかやりますね。