一週間の「お麩、いただきました。」(44):        2024年2月25日~3月2日

 

 

「一月は行く、二月は逃げる」と言いますが、早いものでもう3月。この一週間(2024年2月25日~3月2日)も、お麩じぃはいろいろなお麩をいただきました。確か、「三月は去る」でしたね。

 

★先月のお麩旅の際に、燕三条駅の駅ビルにある地元物産展示・販売施設で購入した「車麩」(製造:㈱マルヨネ、原材料:強力小麦粉、小麦グルテン)を使ってみました。「新潟の煮物には欠かせない具材」「特に四回巻車麸は、長時間煮込んでも煮崩れしにくく、しっかりした食感で食べ応え」があるのだそうです。㈱マルヨネさんは1874年創業、新潟県三条市のお麩屋さんです。

 

今回は鍋(豚骨醤油)の具材に加えていただきました。1時間くらい水戻しして、鍋汁が冷たい時から入れて加熱しました。柔らか食感になり、汁を吸い込んでいい味になりました。

 

鍋+車麩

 

「車麩のパンペルデュ」も作ってみました。フランス語で「失われた」「駄目になった」という意味から固くなってしまったパン、転じてフレンチトーストのことだそうです。

 

材料(1人分)は「車麩」(1枚)、カスタードプリン(1個)、アーモンドミルク(50ml)、バター(適量)、砂糖(小さじ4)、ヨーグルト、フルーツスプレッド、シナモンパウダー(いずれも適量)を用意しました。

①ボウルにプリンを入れて混ぜ、アーモンドミルクを入れてよく混ぜ合わせます。②あらかじめ1時間くらい水戻ししておいた車麩を4つに切って、そこに5分くらい浸します。③フライパンにバターを熱して溶かし、そこに砂糖を入れ、キャラメリーゼになったら、浸した車麩を入れて片面30秒~1分程度焼きます。できるだけ簡単にお麩が食べられるレシピをいろいろ探していて、しかもお洒落な名前でいいと思いました。もちろん、有り合わせのトッピングを加えてすぐに完食です。

 

レシピは、『サタデープラス』(TBSテレビ 2024.2.24)で「ブーランジェリー&カフェマンマーノ」オーナーの 毛利将人さんが紹介していた「ホテル・ド・クリヨン風パンペルデュ」を参考にしました。どうもありがとうございました。

 

車麩のパンペルデュ

 

★オンラインショップで「FUGASHI BOX -もざいく-」を購入しました。ぶどう、さくら、ミルク、はちみつ、メロンの「5種類の人気フレーバーをミニサイズにカットし、食べやすい小分けパッケージに」したものです。しかも「食べ終わっても楽しもう!外箱がカワイイおもちゃ箱に」という優れものです。麩の菓おふや(三島食品㈱)さんは静岡県三島市のお麩屋さんです。

 

食が細い時にとても重宝らしく、このところすっかり麩菓子にはまってしまった義母に全種類をお届けした後、まずは「ぶどう麩」(製造:三島食品㈱、原材料:砂糖、小麦たんぱく、小麦粉など)をいただきました。「お子様に大人気のぶどう味」だそうで、葡萄果汁は入っていませんが、香料と着色料をうまく使って色と味覚を再現しています。麩菓子としてのきめの細かさが際立っていて、丁寧な仕事ぶりが感じられます。

 

FUGASHI BOX -もざいく- / ぶどう麩

 

★先月のお麩旅の際に、燕三条駅の駅ビルにある地元物産展示・販売施設で購入した「あられふ」(製造:㈱マルヨネ、原材料:強力小麦粉、小麦グルテンなど)を使ってみました。「丸い小粒のおつゆ麸」「お味噌汁やお吸い物などに」とのことです。㈱マルヨネさんは1874年創業、新潟県三条市のお麩屋さんです。

 

今回はスープ(焙煎ごま・わかめ)のトッピングにして、近所のスーパーで購入した中華まんと一緒に食べました。そのまま投入しただけですが、具がけっこう豊かになって嬉しい上に、美味しくタンパク質強化ができました。

 

スープ+あられふ

 

カレー(ビーフ)のトッピングにもしてみました。10分くらい水戻ししてから投入し、カレーと馴染ませて食べました。味を邪魔することなく、タンパク質強化ができました。

 

カレー+あられふ

 

★昨年10月のお麩旅の際に、滋賀県内のスーパーで購入した「小花麩」(製造:澤田製麩所 澤田敏雄さん、原材料:小麦粉、小麦たん白など)を使ってみました。澤田製麩所さんは滋賀県彦根市のお麩屋さんです。

http://www.seifusyo.jp/

 

今回はお吸い物(落とし卵)のトッピングにして食べました。時間がなくてそのまま加えましたが、ちゃんと柔らかくなり、彩り良くタンパク質強化ができました。

 

お吸い物+小花麩

 

★東京都内のキャラクターショップで購入した「ハローキティ 宝の麩(お味噌汁)」(製造:㈱加賀不室屋、原材料:ふ(小麦粉、小麦たん白)など)をいただきました。㈱サンリオとのコラボで誕生した、ハローキティ50周年を記念した特別パッケージ入りのレア物(笑)です。ピンクのパッケージが可愛いですね。

 

近所のドラッグストアで購入したおにぎりと一緒に食べました。ハローキティのリボンとハートの形のカラフルなお麩が入った味噌汁で、香り高い味噌のまろやかな味わいでした。
 

ハローキティ 宝の麩(お味噌汁)

 

★オンラインショップで購入した「生麩まんじゅう」(製造:㈱かねい、原材料:砂糖、小豆、粉末状小麦たんぱく、味甚粉、小麦粉、米飴、餅粉、青海苔、食塩など)をいただきました。㈱かねいさんの「”和” の店舗「桃屋甚兵衛」の生麩まんじゅう」「国産青海苔の香る、モチモチでツルツルの生地に、滑らかなこしあん♪」とのことです。

 

生麩生地の青海苔の味と香り、こし餡の甘さがどちらも濃厚で、麩饅頭をしっかり食べられたという満足感が残りました。

 

生麩まんじゅう

 

★先月のお麩旅の際に、燕三条駅の駅ビルにある地元物産展示・販売施設で購入した「くるまふラスク 塩バター」(製造:㈱ヤマトヤ製菓、原材料:強力小麦粉、小麦グルテン、バター、塩)をいただきました。「薄切りにした車麩を、丁寧に焼き上げて作ったラスク」とのことです。

 

おやつにコーヒーと一緒に食べましたが、なかなか高級感のある焼菓子という印象で美味しかったです。塩は新潟県北部の「笹川流れの天然塩」にこだわっているそうです。

 

くるまふラスク 塩バター

 

★オンラインショップで購入した「黒豚みそ鍋」(販売:ユニオン産業㈱、原材料:麩など)をいただきました。黒豚しゃぶしゃぶ、厚切りトンカツをはじめ、いろいろな郷土料理が楽しめる「かごしま黒豚 六白亭」(鹿児島県鹿児島市西田)の名物メニューを調理済冷凍の形で提供しています。

 

「レンジでチンするだけで本格黒豚みそ鍋」「鹿児島県産黒豚バラ肉を少し厚めにカット」とのことで、良質のお肉とたっぷりの野菜が、癖になりそうな味付けの鍋汁に包まれていました。丸くて、けっこう大きなお麩も入っていて、汁を吸い込んで美味しくなりました。

 

黒豚みそ鍋

 

★「甲州屋」(東京都台東区寿)は、地下鉄・田原町駅近くのお蕎麦屋さん。気軽に入れる雰囲気のお店で、平日の1時ごろでも満席ではないものの、お客さんが次々と入店します。


今回は「なべ焼うどん 上」をいただきました。塩味・甘さがほどよい汁に、コシのあるうどん、具材には海老天、蒲鉾、鳴門巻、葱、小松菜、椎茸、しめじ、2つの観世麩に加えて、「上」だけの生卵、山菜、蒲鉾増しが入っていました。中ごろと最後に食べたお麩は、美味しい汁がしっかり染み込んでいました。

 

なべ焼うどん 上

 

★「きそば ともえ」(東京都墨田区東向島)は、東武線・曳舟駅から徒歩5分くらいのお蕎麦屋さん。小ぢんまりした家庭的なお店で、平日午後2時ごろの訪問だったので、他にお客さん2人だけでした。


今回は「なべ焼うどん」をいただきました。やや塩味の強さを感じる汁に、細めで柔らかなうどん。具材には蒲鉾、観世麩、葱、ほうれん草のほか、大きな海老天に隠れて、卵焼き、カニカマもありました。最後に食べたお麩は、汁をよく吸い込んで美味しかったです。

 

なべ焼うどん

 

★船橋市内のオーガニック・カフェ、「foo's cafe 檜氣」(千葉県船橋市印内)に3ヶ月ぶりの訪問です。閑静な住宅街、すぐ前に小さな池まであって環境抜群です。


今回も「ベジプレートランチ(カリッと車麩フライ)」をいただきました。2023年9月に続いてのリピートです。全粒粉の車麩はいつもながら絶品。加えて、旬の珍しい食材を初めて体験するような調理方法で提供していただけるので、いつもワクワクします。今回は玉葱の南蛮漬、玄米餅のお吸い物…なかなか覚えきれません。オーガニック・ティーでミニ・アップルクランチも食べました。

 

ベジプレートランチ(カリッと車麩フライ)

 

★近所のスーパーで購入した「まる麩」(製造:㈱常陸屋本舗、共同開発:㈱日本アクセス、味の素㈱、原材料:小麦粉、小麦たんぱく)を使ってみました。「一般的な麩と比べて大きく厚みがあり、味含みが良く食べ応え」があるのだそうです。㈱常陸屋本舗さんは1877年創業、茨城県坂東市に工場を持つお麩屋さんです。

 

今回はラーメン(旨塩味)のトッピングにして食べました。そのまま乗せただけですが、柔らかくしっとりとなり、スープの味もしみこんで美味しくタンパク質強化ができました。

 

ラーメン+まる麩

 

主役にも名脇役にも、お麩ってなかなかやりますね。