お麩の「教科書」(3):                    シラサカアサコさん『お麩ごはん。お麩おやつ。』

 

 

お麩じぃがお世話になっているお麩関連の本の中で、特にお麩についての「教科書」としてリスペクトしているものについて、その全体像を整理しています。

 

★シラサカアサコさん『お麩ごはん。お麩おやつ。』(2014.3.10 主婦の友社)

 

国立国会図書館の書誌情報によると、

資料種別:図書
タイトル:シラサカアサコ+お麩研究部のお麩ごはん。お麩おやつ。
タイトルよみ:シラサカ アサコ プラス オフ ケンキュウブ ノ オフ ゴハン オフ オヤツ
著者・編者:シラサカアサコ 著
シリーズタイトル:旬の料理はこの人から。
著者標目:シラサカ, アサコ, 1979- シラサカ, アサコ, 1979- ( 001124123 )典拠
出版事項:東京 : 主婦の友社
出版年月日等:2014.3

とのことです。

 

シラサカさんは、エコール・キュリネール国立・辻製菓専門カレッジ(現・エコール辻東京)を修了され、2012年に献立ブログ「あさこ食堂」を開設するとともに、「日本の伝統食品を見なおし、お麸を現代風に楽しく広めていきたい!そして、お麩をつくっている方々もお麸研究部員もみんながほっこりしあわせで楽しい気分になってほしい!」というコンセプトで「お麸研究部」活動を始められました。

 

序文に当たるところには、「献立ブログで「お麩じゃが」というレシピを紹介したところ、たくさんのかたから反響をいただき、お麩の可能性にひかれていきました」「お麩工場の見学にも行きました。お麩の製造工程はほとんどが手作業で人件費がかかること、販売価格が低くて採算が合わず、つぶれていく業者が多いこと、職人の高齢化・・・このままでは日本からお麩がなくなってしまうかもしれない、というお話も聞き、悲しい気持ちになりました。なんとかしたい・・・」「お麩はいろんな料理にアレンジしやすいこと、栄養があって肉や魚にも負けないおかずになること、おやつや朝ごはん、時短料理にも向いていること、など、たくさんの発見がありました」とあり、強い「お麩愛」が感じられます。

 

目次(抜粋)を紹介すると、

「第1章 オススメ! お麩レシピBEST11(お麩じゃが/お麩バーグ/お麩オムレツ/お麩ギョーザ/お麩から揚げ/お麩みそカツ/お麩チリ/ナ麩ォリタン/お麩ラザニア/かぼちゃのポター麩/ポター麩バリエ/麩レンチトースト/麩レンチトーストバリエ)」

「第2章 4種のお麩で作る おかずいろいろ(お麩グラタン/お麩のトマト煮/お麩チャウダー/お麩チャンプルー/お麩ミルフィーユカツ/お麩と牛肉のいため煮/お麩カレー/お麩なべ/酢豚麩う/お麩ピカタ/お麩ソテー/お麩の角煮/お麩のエスカベッシュ/お麩の巣ごもり卵丼/お麩タンタンめん/チンジャオロー麩/お麩春巻き/ソー麩焼きそば/お麩いなりずし/お麩の卵とじ/お麩のからし酢みそあえ/お麩のみそ焼き)」

「第3章 スイーツ&スナック お麩おやつ(麩リン/お麩ドーナツ/焼きショコラ麩/お麩アイス/お麩ラスク/お麩ティラミス/お豆麩クリームのショートケーキ/麩ァウンドケーキ/お麩かりんとう/麩ラノーラ/お麩みたらしだんご/お麩しるこ/お麩ピザ/お麩カナッペ/スナッ麩/たこ焼き麩う/お麩のみ焼き)」

となっており、あちこちに「お麩研究部」の活動紹介も散りばめられています。

 

10年前の出版ですが、きれいな写真入りのレシピがたくさん出ていて、お麩じぃもいろいろ作ってみたくなりました。「あなただけの”お麩ごはん。お麩おやつ。”を誕生させてください」「ふくらめ、お麩の和! みなさんとお麩でワクワクできたらうれしいです」とのお言葉、ありがたく頂戴します。