一週間の「お麩、いただきました。」(36):        2023年12月31日~2024年1月6日

 

 

卯から辰への年跨ぎになったこの一週間(2023年12月31日~2024年1月6日)も、お麩じぃはいろいろなお麩をいただきました。
新年早々、大きな災害や事故がありました。被害に遭われた方々やご家族、関係者の方々に心よりお見舞い申し上げます。また、お亡くなりになられた方々には謹んでお悔み申し上げます。

 

★近所の駅のコンコースで、家族が購入してくれた「新発田麩」(製造:㈲宮村製麩所、原材料:小麦たんぱく、小麦粉)を使ってみました。面白い形をしていて、「焼麩人気No.1!」「切ったらそのまま煮るだけ」「つるんとなめらかな舌触りが楽しめるお麩」だそうです。㈲宮村製麩所さんは1902年創業、新潟県新発田市のお麩屋さんです。

 

今回は、地鶏塩ちゃんこ鍋の具材に参加させていただきました。おまんじゅうのような形を4分割して、10分くらい水戻ししてお鍋に投入しました。とろりとなって、汁をよく吸い込んで美味しくなりました。

 

地鶏塩ちゃんこ鍋+新発田麩

 

★近所のディスカウントストアで購入した「焼き麩」(製造:㈱常陸屋本舗、企画・開発:ドン・キホーテ、原材料:小麦粉、小麦たんぱくなど)を使ってみました。「ドンキのピープルブランド(PB) - 情熱価格」の商品の一つで、情熱ポイントは「きめが細かく煮汁やお出汁をたっぷりふくんでくれる焼き麩」「常備しておくと何かと便利!」とのことです。確かにそうですね。


今回はオートミールスープ(焙煎ごま)とスープ(コーンクリーム)に入れていただきました。1分くらい水戻しして加えましたが、スープの味を邪魔することなくタンパク質強化できました。袋パン(なぜか、大相撲とのコラボ)の味ともよく合いました。

 

オートミールスープ+焼き麩

 

スープ+焼き麩

 

★オンラインショップで購入した「真如麩」(製造:㈲麩善)を使ってみました。「

紅白の縁起が良い生麩」「おめでたい日はもちろん、ちょっと嬉しい事があった日にもぜひ」とのことで、お正月にピッタリですね。「麩善」さん(和歌山県伊都郡高野町高野山)は約200年前に創業したお麩屋さんです。高野山にあるたくさんのお寺や宿坊で提供される精進料理には、こちらのお麩が使われているようです。

 

今回はお雑煮の具材に参加させていただきました。自然解凍して8mmくらいの厚さに切って入れてみたら、とても上品な華やかさが加わりました。

 

お雑煮+真如麩

 

ぜんざいにも入れていただきました。冷蔵庫にあんこ餅用の餡が残っていたので、真如麩を1cmくらいの厚さに切って乗せてみました。紅白のおめでたい彩りと食感が良かったです。

 

ぜんざい+真如麩

 

★先月のお麩旅の際に、山形駅ビルの商業施設で購入した「やきふまる カレー」(販売:㈱鈴木製麩所、製造:阿蘇食品㈱、原材料:小麦粉、小麦グルテン、植物油、カレー粉、砂糖、香辛料など)をいただきました。阿蘇食品㈱さんは1959年創業の山形県酒田市のお麩屋さんで、「庄内麸の提供を通して、地域の価値を次世代に受け継ぎ、食文化として残していくことに貢献」することに取り組んでおられます。

 

「庄内麸で作った麸菓子」「リング状に切ったお麸を油であげてオリジナルカレースパイスをたっぷりまぶして」「おやつにはもちろん、お酒のおつまみにも」とのことです。泡盛の水割りとよく合いました。

 

やきふまる カレー

 

★オンラインショップで購入した「ラーメン麩」(製造:㈱松尾、原材料:小麦粉、小麦たん白)を使ってみました。棒麩の圧縮スライスだそうです。㈱松尾さんは、1882年創業の青森県弘前市にあるお麩屋さんです。

今回は、カップ麺(横浜家系豚骨醤油)に入れていただきました。そのまま2つ乗せただけですが、「圧縮解除」されて大きく丸くなりました。スープをよく吸い込んだお麩がラーメンに入っていないと、なんだか物足りなくなってしまいました。

 

カップ麺+ラーメン麩

 

★「天丼てんや ペリエ西船橋店」(千葉県船橋市西船)はロイヤルホストと同系列のレストランチェーンで、天丼を手軽に食べられます。アクセスの良さそうな西船橋駅前のお店を訪問しました。休日の午後2時過ぎだったので、すぐに入れました。


今回はお正月限定の「新春めで鯛天丼 小そばセット」をいただきました。真鯛の天ぷら2つに海老天、穴子天が付いて、なかなか豪華な天丼。味噌汁と小ぶりなお蕎麦(冷たいお蕎麦やうどんも選択可)も一緒のセットでした。お蕎麦には観世麩が乗っていて、葱と柚子を後乗せします。お麩は、汁を吸い込んだ後半に食べるのがお勧めです。

 

新春めで鯛天丼 小そばセット

 

★「満留賀」(千葉県船橋市宮本)は、京成線・船橋競馬場駅近くのお蕎麦屋さん。高齢のご夫婦が切り盛りされていて、なんだか昭和にタイムスリップしたような雰囲気があります。


今回は「なべ焼うどん 並」をいただきました。並と上との違いは玉子が入るかどうかだそうです。海老天、鶏肉、蒲鉾、鳴門巻、伊達巻、椎茸、葱、小松菜など、具だくさんで賑やかな中、小町麩2つがけっこう存在感あり。汁をよく吸い込んで美味しくなりました。次は上を試してみたいです。

https://tabelog.com/chiba/A1202/A120201/12010805/

 

なべ焼うどん 並

 

★滋賀県内のスーパーで購入した「てまり麩」(加工:池田食品㈱、原材料:小麦粉、小麦たん白など)を使ってみました。「職人達が丹念に手づくりで焼きあげた、雅やかな趣のある焼麩」「祝いの席で上品な手毬のかたちをしたお麩が料理に彩をくわえます」「純植物性蛋白(グルテン)を含んでいますので栄養があり、又消化吸収が早いのでお子様からご年配の方まで幅広く」とのことです。確かにそうですね。池田食品㈱さんは1860年創業、富山県富山市のお麩屋さんです。

 

今回はヨーグルトのトッピングに加えてみました。10分くらい水戻しして使ったのですが、ヨーグルトの味を邪魔することなく、グラノーラや蜂蜜と一緒になって、彩り華やかにタンパク質強化できました。

 

ヨーグルト+てまり麩

 

主役にも名脇役にも、お麩ってなかなかやりますね。