お麩の話、あれこれ(30):                大学とのコラボで、お麩の新商品・メニュー

 

 

最近、大学生あるいは大学の講座・研究室などが企業などとコラボして、いろいろな新食品・メニュー開発に取り組むというお話をよく聞きます。特に、伝統食材と若者の感性・発想の組合せはワクワクしますね。

お麩を使ったものもあるのではないかと思い、調べてみたら・・・やっぱりありました。

 

★「「おいしさも食文化も両方継承」大学生が考案「減塩メニュー」を1日限定10食販売」(仙台放送ニュース 2023.11.22)
 

管理栄養士を目指す、東北生活文化大学(宮城県仙台市)の大学生が、県や外食産業の㈱カルラ(同県富谷市)とのコラボで考案した「産学官減塩ランチ・油麩玉子とじ定食」が、11月22日から「海鮮厨房かに政宗本町店」(仙台市青葉区)で提供(12月15日まで、1日限定10食)されているそうです。

宮城県民は、おととしまで14年連続、メタボリックシンドロームの割合が全国の都道府県の中で、高い方から3位以内となっているそうで、このメニューは、食塩の使用量を抑えた上で地元宮城の食材を多く使用しています。東北生活文化大学3年の大崎真結さん「この定食を通して、おいしさも減塩も宮城の食文化の継承も両立できるということも伝えたい」とのこと。

 

頼もしいですね。願わくば定番メニューになってくれて、お麩じぃも食べに行きたいものです。

★「フルーツサンドや生麩をアレンジ 若者目線で商品化へGO」(by松永佳伸さん、朝日新聞デジタル 2023.11.27)

 

名古屋文理大学(愛知県稲沢市)のフードビジネス学科は、食とビジネスのプロを育てる一環として、3年生が県内の飲食店や食品メーカーなどと協力し、新メニューの開発に挑んでいるそうです。
同学科では2011年、食品卸業者の㈱昭和(同県名古屋市)と教育連携協定を結び、翌年から県内の飲食店や食品メーカーなどと協力して新商品の開発を手がけているとのことで、今年の学生12人は夏に商品のコンセプトをまとめ、試作を繰り返してきたのだそうです。

生麩専門店「麩屋万」(同県岡崎市)の生麩を使った「麩和パフェ」は、味のアクセントに八丁みそのパウダーをトッピング。12月に試験販売し、商談を経て、来春の販売開始をめざすとのことです。

 

こちらも嬉しいです。今度、愛知県へのお麩旅も計画しないといけませんね。