こんにちは、おふねです!
今日は枕草子本のご紹介!
古文は得意じゃないおふねのつらつら喋る第二弾です
「古典気になるけど、いろんな出版社から出ててどれ買うか迷う」
という方多いと思うのでどういう構成?の本かのご紹介です。
義務教育の中でも習うのでここでは内容については省きます!!
どういうことが書かれている本なのか皆さんご存知ですよね!
ということで今日の本はこちら
角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシック「枕草子」です!
厚さ1cm
カラーの上村松園の絵と寝殿内部の模型の写真。
「はじめに」の後に目次があって第一段が始まって解説です。
章段は一段づつが、現代語訳→原文→寸評(時代背景とかちょっとした補足)の並びになっています。
現代語訳は枠に囲まれていて原文は少し太字、寸評は文字が小さめ。それぞれ文字が違っててわかりやすいですね。
そして「ビギナーズクラシック」という名前からもわかるとおり
初心者さんにおすすめです
初心者さんには嬉しい工夫が結構あります。
おすすめポイントはこちら
まず目次でもその章段内容象徴するような言葉をあげて〈〉のなかに原文の章段の冒頭と段数が書かれています。
例えばこんな感じ
🔹クラゲの骨はどんな骨 〈中納言参り給ひて - 九八〉
こんなところも少し可愛い
そして現代語訳→原文→寸評 の並びになっているところもいい!
この並びになってるだけで、古典に慣れてない人はかなり読むの楽だと思います。
原文→現代語、の順に並べてあるのが多いのですよねー。でも古典に慣れてないとまず原文に挫けてしまうのです
「はじめに」でも書かれてますが、現代語訳が先だとどういう内容かを分かった上で原文に挑めるので、仮に原文がスムーズに読めなくて文字面なぞるだけになったとしても楽しく読み進められます。原文を読めてる気分になれますー
それに現代語訳も原文も総ルビ!
さらに中には挿絵もあるし表や図解なんかもあって楽しい。
そしてやっぱり一番は解説かなー
他の本みたいに枕草子につて、清少納言についてはあるのですが、その後に「枕草子の楽しみ方」がというのがあって、他社から出版されている「枕草子」が紹介されています!この本をきっかけに枕草子をどういうふうに読み進めていけばいいかの案内ですね〜
ホントこういうのありがたいですね〜〜
ということで
おふねなりの五つで評価です
1、原文の章段数
本来300ほどある章段のうち取り上げられてるのは75章段。長い章段は一部を抜
粋してあったり二つに分けてあったりもします。とりあえず全部を読むことはで
きないです。
2、現代語訳のわかりやすさ
すごくわかりやすいです!物の名前だとか人物名とかその他の補足的なものは文
の中で()書きされているから、これは??ってことはないかなと思います。
そこまで砕けた文章ではないけど分かりやすいです。
3、解説の量
ページ数としては17ページくらいあるけど、文字も小さくないし行間もとってあ
るからあまり重たくはないです。サラッと分かりやすく、深くは突っ込んで書い
てないです。三分の一は楽しみ方に割いてあるので解説としては少ないです。
4、初心者さん向けかどうか
ガッツリと初心者さん向けです。むしろ古典好きさんには少し物足りなさを感じ
るかもしれないですね。
5、お値段
本の薄さもあるのだけど、内容は楽しいしぼちぼちじゃないかな〜と思ってま
す。(私が買ったのが昔すぎて安かったとは言えない)
文庫だし、上下巻になってるわけじゃなくて一冊だし、千円いってないし、高く
ない!
⭐️(1〜5)でまとめると
1、原文数 ・・⭐️⭐️
2、現代語訳 ・・⭐️⭐️⭐️⭐️
3、解説 ・・⭐️⭐️
4、初心者 ・・⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
5、値段 ・・⭐️⭐️⭐️⭐️
以上!!
どうだったかな〜
古典初心者さんに興味持ってもらえたら嬉しいな〜〜
今回はこちらの本でした!
是非と手に取ってみてください!!
ということで
おふねでした
ありがとうございました