この間、周りの知人友人からちらほらと「結婚した」「結婚する」という話が聞こえてきます。今日も、以前に退職した元同僚が結婚したという話があり、幹事役の同僚が「お祝い金を贈るから」とカンパ(募金)を集めに来ました。知らない人ではないので、当然のことながら小額ですが、心ばかりの協力をさせてもらいました。
さて、妻との会話の中で、結婚式の挙げ方も含めた「スタイル」のことを話すことがあります。
私たちの場合は、親族だけの1次会(挙式・披露宴)、同僚・友人を招き、親族シャットアウトの2次会と分けて行い、衣装に関しては洋装、当日は白のウェディングドレス着用、お色直しなしということでごく簡素にしました。色ドレスを着用した別バージョンは別日程の写真撮りで対応しています。
挙式だけは式場のチャペルを借りて無宗教でセレモニーを行ないました。
妻いわく「私があれこれ、ウン百万円かかる派手な結婚式をしたいとか、新品の婚礼ダンスが欲しいとか言っていたらどうする?」
私の答えは明確でした。 「そもそも、そういった難しい話をする人であれば、結婚そのものが具体化しなかったのでは?話そのものが進展しなかったでしょう」
結婚式が派手になる要因に“親の意向”が相当反映しているようにも感じました。式の準備段階で参加した式場主催の「ブライダルフェア」の会場で見た光景がまさにそれでした。新郎新婦よりも、特に新婦の母親が気合を入れすぎている様子がありありと伝わってきましたね。
結納についても然り。名古屋市内にはまだ「結納品専門店」なるものが存在します。いまどき本式の結納をする家はどのくらいあるのかとも思いますが。略式結納や両家顔合わせ会だけで済ますという家が増えていますからね。我が家は一切省略。両家の一族が集まったのは式の当日でしたから。
名古屋で有名なのは婚礼ダンス。今では見かけなくなりましたが、紅白の幕を張ったトラックが嫁入り道具を運ぶというアレです。我が家には約40年前に母が持ってきたタンスなどが使える状態で一式残っています。母が亡くなった後、着られなくなった服やガラクタの類は私が処分しましたが、使えそうなものはそのままにしてあったのでした。
母が残していったタンスは、今年4月から早速妻に使ってもらっています。いわば、結納の“現物支給”です。
妻は散らかっている部屋を少しずつ片付けていますが、ある日帰ったら「お母さんの部屋からすごいものが出てきた」と報告。
出てきたものは宝飾品。たいした数ではありませんが指輪やネックレスの類でした。母の死後、私がひとまとめにしておいたものは当然知ってはいましたが、さらに押入れの奥からエンゲージリングらしきものが出てきたのでした。これには私も気づいていませんでした。
「母の部屋からで出てきた宝飾品は全部使っていい」という妻との約束どおり、受け取ってもらうことにしました。
母は生前、「あんたが結婚したら指輪はお嫁さんにあげる」といっていたので怒られはしないでしょう。
ちなみに私、マリッジリングは1セット作って普段から着用していますが、エンゲージリングは「婚約期間が実質的にゼロ日だった」というわけで、省略してしまいました。これもまた、出てきたもので“現物支給”です。遅ればせながら、ですが。
外野から「売却して自分の好きなデザインのものに買い換えればいい」という話も聞こえてきましたが、妻は指輪のサイズ直しを決断。早速、出てきた指輪のうちの1本をジュエリーショップへ持って行きました。