こんにちは、Casii代表の大更(おおふけ)です。
今日は僕がこの1年で強く感じた、「レイヤーカットができる美容師が本当に少ない理由」について、個人的見解で書いてみます。
■ 今、50代・60代のお客様の多くが抱える悩み
ありがたいことに、毎日ご新規の方がいらしてくれています。
その多くが
• レイヤーがほとんど入っていない
• 逆に、削ぎ(スキ)が入りすぎてまとまらない
というどちらかのパターン。
ショートでもロングでも共通しています。
遠方からわざわざ来てくださる方も多く、僕のヘアカタログやブログを見て「ここなら」と期待して来られるので、その想いに応えたい気持ちで毎回カウンセリングしています。
この世代は特に、「ボリューム」「ハリコシ」「クセ」「パサつき」「ツヤ」など髪の悩みが多い年代。
だからこそ、「ちゃんと手入れしている感」が大切なんです。
■ バブル世代が愛した“レイヤー文化”
50代・60代といえば、まさにレイヤーカット全盛期!
ホットカーラーやクルクルドライヤーで巻いて、毛流れを作っていた時代。
松田聖子さんや中森明菜さんの「イヤーカット」なんて、誰もが真似しましたよね。
僕も姉が居たのでよく見てましたし、『ザ・ベストテン』で毎週チェックしてました(笑)
■ 僕自身のレイヤーカットへのこだわり
もともとレイヤーカットが好きで、常に「どうすればもっと馴染むか」「どうすれば家で再現できるか」を追求しています。
初回から2〜3回目までに、ほとんどの方が「やりやすくなった」と感じてくれています。
3回以上通ってもらえればお手入れラクでコスパ最高なヘアスタイルを提供できる自信があります。
■ なぜ“レイヤーカットが切れない美容師”が多いのか?
これは、美容師の世代ごとの背景が大きいです。
• 60代以上:サーファーカット・聖子ちゃんカット世代。経験は豊富だけど、自分スタイルを変えない人が多い。経営に回って現場に出ない方も。
• 40代半ば〜50代:カリスマ美容師ブーム世代。
藤原紀香さんのウルフカットやシャギースタイルが主流。僕もここ。レイヤー文化を一番経験している世代。
• 30代半ば〜40代前半:ワンレン・重めボブ全盛期。
レイヤー経験が少なく、バックの繋がりを意識したカットが苦手な人も。
• 20代後半〜30代前半:切りっぱなしボブや韓国レイヤー世代。母親世代(50〜60代)のスタイルを切った経験がほぼなく、「削ぎ」で軽さを出す傾向。
今はSNSのトレンドで「顔まわりだけのレイヤー(韓国レイヤー)」が主流ですが、それだと後ろがもたつき、トップのボリュームも出にくいんです。
■ 本当にレイヤーカットが上手い美容師は“宝くじ級”
もちろん上手い美容師さんも居ます。
でも全国に50万人の美容師がいる中で、「繋がりの美しいレイヤーカット」を理解してる人を探すのはまるで宝くじの高額当選レベル。
美容師は皆こだわりが強いので、「自分のスタイル」を貫く人も多いんです。
ただ、お客様が「理想とする髪型」を実現できるかどうかは、やはり経験値とセンスに大きく影響します。
■ では、どうすればいいのか?
一番確実なのは、
「自分がなりたい写真」を見つけて、そのカットをしている美容師さんに行くこと。
やっていない美容師にお願いしても、「なんとか頑張ります…」で終わることが多い。
納得できる仕上がりを求めるなら、“得意な人に任せる”のが一番の近道です。
ただし、最初の1〜2回では完全に直せない場合もあります。
スカスカだったり、短くされすぎている髪は時間が必要。
でも1回のカットでも、まとまりや扱いやすさは必ず変わります。
■ 最後に:今こそ“大人のレイヤー”を楽しむ時代
若い頃に楽しんだレイヤーカット。
でも昭和そのままではなく、今は「品よく」「軽やかに」「エレガントに」!
50代・60代の女性こそ、
今の時代に合った大人のレイヤースタイル”**を楽しんでほしい。
短くても、長くても、レイヤーは必要です!
是非ご来店お待ちしております。
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