この夏、時をかける少女がアニメーション映画
になるようだが、書店を覗いてみると、
この映画に合わせてか、原作小説の文庫本が、新装版として発売されているのに気づいた。
表紙だけでは、とても40年前(初版は昭和40年(1965年))に出版された内容とは思えないもので、
ジュブナイル小説という言葉を知らない世代が、ライトノベルと言い出しそうな雰囲気である。
40年前に出た本といえば、もはや立派な古典小説と表現してもおかしくないと思うが、
初めてこの小説を手に取った時は、自分が生まれる前に書かれたものだとは想像もつかなかった。
大まかな内容は覚えているが、いまもう一度読んでみると、違った印象が味わえるかも知れない。
買うのがもったいなければ、図書館に行けば、確実にあるだろうから、探してみるのも良いかも。
今年の夏は、アニメーション映画が豊富なようで、ブレイブストーリー も上映される予定になっていて、
こちらも原作小説が文庫本化されて、角川書店から発売しているのだが、
よく見るとパッケージが2つあることに気づいた。
どちらも文庫本であるが、アニメ調の表紙の方が、ライトノベルをよく読む世代を対象としているのか、
巻頭にカラーイラストを使ったキャラクター設定が記載されているのと、文字が小さいのが特徴である(笑)
左側の大人向け?の方は全3巻。右側の若者向けの方が全4巻。
1冊あたりの価格は若者向けの方が安いが、全部揃えると高くつくようになっている。
こういうのを商売が上手いというのだろうか?
角川書店のサイトに行くと、ブレイブストーリーの壁紙がダウンロード できるようになっているが、
この作品のファンで、アニメーションの絵柄も嫌いじゃないという人は、チェックしてみてはいかがだろう?