そもそもジーコの采配には全く期待していなかったので、ある意味予想通り。

2006ワールドカップのオーストラリア-日本戦。

前半の戦い方を見ると、偶然入った得点で0-1とリードしていたものの、

選手の動きがあまり良くないように見えたため、後半は手ひどくやられると心配していた。


しかし後半が始まると、相手の攻めを上手くコントロールし、効果的な攻撃を見せるなど

別のチームになったかのような安心感を与えてくれたため、落ち着いてみていたのだが、

坪井が負傷により交代したあたりから雲行きが怪しくなってきた。

オーストラリアが立て続けに攻撃的な選手を投入し、どんどん前線にボールを送ってくるようになると、

日本は受け身の守備を強いられることになり、バランスが崩れてしまった。

隙をついたカウンター攻撃も、シュートに結びつけられず、さらに逆襲を受けることになってしまい、

各選手の疲労もかなりの状態になってきた頃、やっと戦術的な交代をするかと思ったら、


柳沢から小野に交代。

アナウンサーが交代の意図を解説者に聞いても、即答はできかねていたことからも、

特に戦術的な意味があったとも思えないし、その後の流れを見ていても、戦況に変化は生まれなかった。


そうこうしているうちに、残り5分でオーストラリアに立て続けに2点を取られ逆転され、

ロスタイム残り3分となって、茂庭を大黒へ交代したものの、あまりにも時間が短すぎ、

大黒は全く機能せず、逆にディフェンスの選手を1人減らした結果、さらに1点を献上してしまい、

スコアは3-1で日本の敗戦となった。


技術力の違いはほとんど感じられず、むしろスピードは日本の方が上回っているように見えたので、

采配さえ正しければ、こんな結果にはならなかったかもしれないが、後半もあれだけ攻める回数があったが

シュートを2本しか撃っておらず、そういう意味では、選手の差が大きかったと言えるのかもしれない。



個人的には後半20分辺りで、中村を遠藤に交代。30分頃に柳沢か高原を巻に交代してくれれば、

かなり状況が変わるのでは、と思いながら見ていたのだが、まあジーコだし仕方ない。



次はがんばれ。ジーコ。