事業計画は魂がこもった数値で語られる必要があります。(数値=PL・BS・CF)
事業再生系のプロジェクトは、特に数値目標必達が求められるため(さもなくば潰れるので)、作成プロセスにおいては”実現可能性”という言葉が飛び交います。実現可能性とは読んで字の如く、「現実となる可能性が高いのか?」です。
一方、「その計画は数値遊びだ!」とか、「数値遊びをしても意味ない!」とか、”数値遊び”という言葉がコンサル社内で飛び交うことがあります。これは、実現可能性が低いと言っているわけではなく、オペレーション実態を乖離しているという意味です。
数値遊びに関しては、現場感覚がないコンサル、新卒等の経験が乏しいコンサルが陥りやすいです。数値の世界だけに住んでいてはダメです。
まず、実現可能性を担保するためには、何が必要でしょうか?
①外部要因の前提の正しさ
自社ではコントロール出来ない要因。例えば需要数量やコモディティの単価など。正直言って、誰が占っても当たる時は当たる、外れる時は外れる。したがって、前提数値は幅を持ち、損益分岐点や感応度分析を実施することに意味があります。
実現可能性の議論に外部要因まで含めてしまうと、はっきり言っていくらでもイチャモンが付けられます。なので、確からしいレンジを持てていれば、あまり神経をとがらせる必要はないでしょう。
②内部要因の過去からの連続性、及び変動要因の根拠
例えば、これまえ毎日ポテチを3個売っている店が、明日から20個売ります!と目標を立てた場合、誰もが疑うのは確実です。過去実績から毎日3個は売れるとして、残り17個の売り方、そもそも需要があるのか?を潰しにかからなければいけません。17個売れそうか?
すなわち、現状の実力値+改善活動による効果値を分解して考えているのです。実力値との乖離が大きいほどに、施策はクリエイティブな物が求められます。既存の枠組みを取っ払ってしまわないといけないかもしれませんね。
では、数値遊びにならないためにはどうすれば良いのか?
①が納得感あるレンジから逸脱しておらず、②の腹落ち感(関連部門の納得)がある状態です。特に②は難しく、営業部をはじめとした各部とのキリキリした膝詰め議論がマストです。客観視すべきコンサルとして突っ込むべきは突っ込み、納得する回答が得られるまで折れてはいけません。現業の方々と同じレベルで会話するためには、コンサル基本スキル総動員で挑まねば一瞬にしてあしらわれてしまいます。事業計画作成支援は、この点が肝になります。
(これは、ベンチャー企業などの成長著しい事業には当てはまらない内容です。ベンチャー企業の新規事業の②って言ったもん勝ちですもんね。そもそも実力値が評価しにくい。信じられるか、信じられないかの世界。)
以上の話は、最近の関心事である実体経済と金融経済の乖離に似た内容だと思いました。金融経済を主役として扱い始めた時点で、数字遊びの経済政策。
たまたまYoutubeでオリーブの木の政策を詳しく知りました。経済の在り方、金融経済の出しゃばり感に物申す内容です。ちょうど問題意識を持っていたので、かなり自分に刺さりました。本が出版されるらしいので読んでみます。経済学の本では藻谷浩介さんの「デフレの正体」もむか~しに刺さりました。
コロナで外出控えているこの時期、時間がたくさんあるので、是非ポチッと購入してみてください。
①オリーブの木
②デフレの正体
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