父親はつらいよ | ゴモラでございます

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おはようございます。総武線の始発を待っているところです。今日は、所用で実家のあります九州へと帰省します。

ところで、「帰省」とは、一般的に郷里に帰ることを意味しますが、本来の意味をご存知でしょうか。

「郷里に帰って父母を見舞うこと」であります。

先妻を亡くし、長きに渡る後妻の後遺症を介護する父...
苦労を重ねてめっきり歳をとった父の変わり果てた姿を見るのは...
息子としては本当に辛いものです。

思えば、亡き母と父に親不孝の極みを尽くし、親孝行の類いなど皆無に等しかった事を今更ながらに悔やんでいるところです。

さて、柴又帝釈天であります。

経栄山題経寺(柴又帝釈天)

所在地:東京都葛飾区柴又七丁目10番3号
山号:経栄山
宗派:日蓮宗
本尊:大曼荼羅
創建年:寛永6年(1629年)
開基:禅那院日忠、題経院日栄

「帝釈天」とは本来の意味では仏教の守護神である天部の一つを指すとのこと。
 本尊の帝釈天は三十三天の王といわれ、病魔や災難から守り、魔障を退散させてくださることで知られる仏様だそうだ。
そのご神徳から古くから厄除け、病気平癒のご利益があると人々の篤い信仰を集めているんだよ。

人気映画シリーズ「男はつらいよ」の故渥美清さんが演じた主人公・車寅次郎(寅さん)ゆかりの寺として知られるようになったのはご承知のとおり。
今でも観光バスの団体客が大勢訪れているんだ。

あの映画のなかで観た柴又の風景を間近に見るとあの「懐かしかった思い出深い昭和」が蘇って参ります。

当時は、今のように豊かな暮らしではありませんでしたが、貧しいながらも父親の世代が「明日への希望」を抱き、高度成長期の日々を精一杯生きていました。

会社で身を粉にして働き、超弩級の大馬鹿者であります社会不適合者の愚生と同愚妹を育ててくれた父には、感謝の気持ちで一杯です。

今もなお、老体に鞭打って後妻のリハビリに付き添う父親の不平や愚痴をを今まで一切聞いたことがありません。
黙って「父親の立場でやるべきことを為す」

「父親」としての責務を完遂した父...
そんな父を愚生は尊敬しているのです。

今の豊かさを築いてくれた父親の世代に感謝しつつ、その苦労を顧みてできうる限りの親孝行が今回の帰省でできればなどと思っています。
今日も一日、頑張りましょうね。