裃姿のお稲荷さん | ゴモラでございます

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おはようございます。今日から四月、思えば、昨年、四月一日付で転属を命ぜられ、一年が経過しました。新たな気持ちで気を引き締めて業務に邁進して参りたいと思っています。

さて、北区探索の続きですが、王子稲荷神社を出まして装束稲荷神社へと向かいます。全国に稲荷神社は数多くあれども、装束と名の付くところはここだけではないでしょうか。

関東八ヶ国の稲荷のお使い、つまり、狐サン達が、王子稲荷神社へお参りする前、当地にあった榎の下で装束を着替えた、つまり、正装(当時の裃か?)に着替えた場所と言い伝えられています。安藤広重の錦絵の題材ともなった、この狐の行列は、現在大晦日の行事ともなっていて、名所江戸百景にも選定されているそうです。

装束稲荷神社の概要

社号:装束稲荷神社
祭神 :宇迦之御魂神
相殿:不明
境内社:不明
祭日縁日:毎月7日、17日、27日
大晦日に「王子狐の行列」
住所 :東京都北区王子2-30-14

その後、明治中期に榎の大木は枯れて土地発展に伴い、その社は現在地に移されたそうです。
昭和20年4月13日の東京大空襲の際、猛烈な勢いで東南より延焼して来た火災をここで完全に食い止めて、西北一帯の住民を火難から救ったことから、火防の神とも云われているそうです。

また、商売繁昌の守護神のみならず、信心篤き者は、衣装に不自由することがないといわれています。

毎年大晦日から元日にかけての深夜に、狐のお面をかぶった裃姿の人々が、装束稲荷から王子稲荷神社までの道のりをお囃子と一緒に練り歩く光景が繰り広げられる地域の伝統芸能となっているようです。それでは今日も一日頑張って行きましょう
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆