おはようございます。今日の関東圏は、雲ひとつない抜けるような青空のもと、素晴らしい朝を迎えています。さて、金刀比羅宮の絵馬堂には、1990年12月2日、日本人で最初に宇宙へ行った宇宙飛行士秋山さん(秋山豊寛)の額が掛けられています。昨日、海事関係者の厚い崇敬を得ているとご紹介したとおり、船舶に関する絵馬が多数を占めており、なかには、船のスクリューを模した絵馬なども見受けます。秋山さんの絵馬については、本来は、宇宙空間にあるので、宇宙機(有人宇宙機)と呼称すべきところを宇宙船とするように、宇宙を海に見立てる習慣があることに因んで、その宇宙での安全を祈願されたのではないかと思っています。これから、宇宙の時代となって、月面宇宙船などの絵馬が増えてくるのかと思うと感慨深いものがありますね。絵馬堂には、古いものや新しいものが混在して、一つの混沌とした様々な願いの小宇宙を築いているようにも感じます。一つ一つ、ゆっくりと時間を掛けてじっくりと楽しまさせて頂きました。