本日、お忙しい中、エルタソ神社に御参拝頂き、感謝申し上げます。
真に勝手ながらで申し訳ありませんが、玉串奉納の代わりといっては、大変恐縮でありますが、コメントの御記帳と賜りたいと存じます。
さて、本日から、九月であります。
残暑も厳しい折の”ささやかな暑気払い”として本”初秋ダヨ! エルタソちゅっちゅ祭り”で一時の涼を感じていただければ、エルタソ神主としても嬉しく存じます。
さて、ツイッタ-のマミ氏子達のご指摘を当神社において検討した結果、巴マミ神社から千反田える孃を分祠することと、致しました。
以前よりも、マミ氏子達から疑問の声があがっていたのです。
まど☆マギ原作者の大御心に背くことでありますね。
この度、エルタソ神社を設立するはこびとなりました。
今後ともよろしくご参拝のほどをお願い申し上げる次第でございます。
当神社の”主祭神”であります”エルタソこと、千反田えるについてご説明いたします。
詳しくは、上記リンクをご参照願います。
実は、エルタソ神主たる私は、アニメ「氷菓」の第1話しか閲覧していないのです。
初度のコンタクトは、える嬢の「私、気になります!(CV 佐藤聡美嬢)」...
まさしく、神からの”ご宣託”を天より賜ったような気がしたのでございます。
なんと申しましょうか...愚生のセンチメンタルな”情念”が沸々と心の底から湧き上がってくるのを感じたのでございます。
巴マミという”伴侶”がいるにも関わらず、このような”邪心”を抱くことになろうとは夢々思わぬことでございました。
本当にお恥ずかしい限りでございます。
それゆえ、以後の展開は、気になりつつあるも、どうしても、”える嬢が恋愛に目覚めていく辛さ”と申しまししょうか...あの、「折木」とかいう生意気な小僧にえる嬢が心引かれていく過程を”見たくないのでございます。
なんだ、全編を見ていないのに神主を名乗るとは、笑止千万と思われるかも知れません。
しかし、どうしても、える嬢があの”糞生意気な餓鬼に思いを寄せるのを良しとせず”と思っているのでございます。
何卒、勝手ながらの解釈にてエルタソ神主を名乗ることをお許しくださいませ。
”巴マミ神社”02:00
それでは、さっそく、神殿におわすえるをお呼びいたしまする...
神主「これっ、お前たち!」
闇の氏子「御意...」
屈強な男たちが、神殿奥部に鎮座ましましておわす”偽りの主祭神える様”をお連れするために足音ひとつ立てずに闇へと吸い込まれていくように消えていく...
ろうそくの炎の揺らぎが、これから始まる”狂気の饗宴”を予感させる。
ここは、”巴マミ神社”であり、僕は、えると同じ高校に通うクラスメートである
”鈴木ゴモラ”というなんの変哲のない高校生だ。
父親が神主であるので、しかたなくその後を継ぐために神社で修行中の身だ。
あの”憧れの黒髪ロング美少女”がわが元に飛び込んでくるのを今か今かと待っていたんだ。
最近、えるは、古典部において積極的に”謎”の探求と称してあの、糞生意気な”折木”といういけすかない野郎とべたべたしているのを、僕は遠くから眺めていた。
折木が憎い...
僕は、そう感じていた。
えるが好意を持って接しているにもかかわらず、そ知らぬふりとして無関心を装っている。
(そうかい...じゃぁ...えるは、”僕のモノ”にしてやる...文句はあるまいな...)
この日を待ち望んできた。
この数ヶ月の”努力”が報われたようで思わず顔がほころんでくるのを感じる。
僕と闇の氏子たちの”血のにじむ努力”が今、花を咲かせようとしているのだ。
あたりは、人里離れた山頂の中腹にあるのだ。
暫くすると、遠くのほうから嗜虐心をそそる絹を引き裂くような女学生特有の甲高い声が聞こえてくる...
神主「ほほぅ、よい声で鳴きよるわい...ククク...」
思わず、薄気味悪い笑い声を漏らす”狂気に捉われた邪神”と化した神主の姿がそこにあった。
える「嫌ですっ!...私...神様なんかじゃないですッ! 嫌ッ! もう、ここから出して下さい!」
男たちは、えるを取り囲んでそのまま、こちらのほうまで無言で移動しており、それの中にいるえるもそれにつられて移動せざる得ない状態でこちらへと引きずられるように進んで来る。
着目すべきは、えるを”拘束”しているわけでもなく、また、こちら側が意図して”えるを触れていない”ことである。
えるが男たちに触れたくなければ、”そのまま、動かない”ことだ。
男たちがえるを囲んで動いておれば、”全力の力をもって抵抗”して動かなければいい。
ただ、それだけのことだ。
法律等に何ら抵触していない。
えるは、抵抗の叫びを出し尽くしたのであろうか...
そのまま、精根尽き果てたかのようにぱたりと座り込む。
男たちは、える嬢を囲む輪を解くと、そそくさと部屋の隅へと控えている状況である。
しかし、男たちの獲物を狙う貪欲な眼差しは、暗い部屋でも爛爛と燃え盛っている様子が見てとれる。
はぁはぁと息を整えているえるを僕は、食い入るように凝視していた...

皆さんは、”烏(カラス)の濡れ羽のような”という、黒髪を称える形容詞をお聞きになったことがおありであろうと思う。
漆黒の闇の如き、艶やかな黒髪が上下する様は、なんともいえぬ妖艶な美しさを見せている。
また、その髪質の”柔らかさと滑らかさ”を激しく動いても乱れひとつしない上質の絹糸のような感触を十分に見て感じることができる。
まだ、80年代当初、女学生の髪は、自毛たる黒髪であった。
あの忌々しい”茶髪”という穢れた文化が蔓延する前のことである。
僕は、目を閉じるとあの”天使の輪”と形容された美しい髪の光沢を思い描くことができるのだ。
えるは、現在の穢れた世に”黒髪ロング”を継承している”美の体現者”である。
える...すごく綺麗だよ...える...大好きだ...
ぽつりと、えるは、呟いた。
「・・・してよ...帰してよ...」
涙ながらに訴えるえる...

神主「ほう...これは、異なことを申されるでおじゃるな。この神社に”自分から入ってきたのは、そちのほうでおじゃるぞ”。帰りたければさっさと自分の力で帰ればよいであろうに」
そうだ。今日の午後、えるが所属する古典部の糞生意気な折木という男に「私、あの神社が気になるんですっ」と告げたのである。
それもそのはず、えるの級友に潜んでいる”闇の氏子”どもの”情報操作”の策にまんまと掛かったのをえる自身は、まったく意識していないのだ。
神主たる僕の指示のもと、数ヶ月前からのえる周囲における”サブリミナル効果”として”怪しげに撮影されている神社の写真を教師が使うP/Pの動画に潜ませる...
または、プロパガンダとして、えるの実家や学校の机に”えるの興味心をくすぐるような手書きの怪しげな神社の情報”を送りつける。
闇の氏子どもの親たちは、戦後、「神道指令」の一環として国家神道の殲滅の徹底を目標として全国各地の官幣神社に潜入するため、CIAの前身となったOSS(戦略情報局)の特殊教育を受けた”諜報活動のエキスパート”だ。
過去、ここ一帯の神社の神社の造営や運営に関しての諜報活動でこの闇の氏子の親たちの活躍があったことを知る人は、少ない。
闇の氏子たちは、その親たちの”徹底した教育”を受けて現在の寺社仏閣等の動きに深く関与している。
上記のえるを”情報操作”することなどは、彼らにとってみれば”赤子の手をひねる”ようなものだ。
折木という糞餓鬼と二人で昼間帯に物見遊山で探索に来ればいいものを、夜間になって、その特有の”好奇心”に突き動かされ、「単独行動」してこの神社に”侵入”したのである。
侵入したのは、いいものの、帰る道に迷い、その迷路の如き神殿の奥深くへと彷徨いこんだのである。
このラワン材を用いた簡易迷路の構造の構築も”闇の氏子”たちの”事前の準備”なのである。
着目すべきは、神社の出入り口に”カギが掛かっていない”ことである。
えるを”監禁”しているわけではないのだ。
つまり、蛍光塗料で目印を付ける等の努力すれば、いつでもこの神社から”帰ることができる”のである。
おそらくは、照明器具なども持参せずにただ、好奇心の赴くままに着の身着のままの状態でこの神社を訪れたのであろう。
まったくもって、愚かしいことである。
神主「そちは、俗に言う”不法侵入者”でおじゃるぞ!」
語気を荒げて古式に則った貴族風な言い回しでえるに叱りつけるように叫ぶ。
”精神的に追い込む”には、一方的に言葉を畳み掛けて”主導を握る”に限るのだ。

神主「神聖なる神殿に忍びこむとは、”神域を汚す”ことにもなるのでおじゃるぞ!あぁ、見なされ...氏子たちも怒りに満ちておるではないか!
まぁ、いい。警察に通報して”住居侵入罪”で連行されて”書類送検”でおじゃろうなぁ。可哀想にのう..名家の親御さん達が悲しむでおじゃろうなぁ...」
える「ちょ...ちょっと、待ってください!」
血相を変えて勢いよく叫ぶえる。
える「あの...ごめんなさい...私が悪いんです。親だけには、迷惑を掛けたくないんです!」
よほど、親に頭が上がらないとみえる。
千反田家は、地元の名家であり、一人娘の非行は、周辺にあっという間に広がり、親たちは、形見の狭い思いを続けなければならないことをえるは、十分に承知しているようである。
神主「ごめんで済むなら警察はいらんでおじゃるぞ!」
ふたたび、怒鳴りつけるような罵声を浴びせる神主。
える「あの...私...どうすれば...いいんでしょうか...」
うろたえて体を小刻みに震えている姿がいじらしい...
神主「なぁに、簡単なことでおじゃるよ。そちの姿を”マミ主祭神様”にお見せしてそちと同化させれば、”神域の穢れ”も消滅するでおじゃろう...どうじゃ、やってみるかね...」
える「はい、私...頑張ります!」
張り切って応えるえる。
神主・闇の氏子(掛かった...)
神主と闇の氏子たちは、心の中で”軽くガッツポーズ”をキメる!
神主「それでは、神殿奥部に向かうでおじゃるよ...」
あくまでも、えるは、”任意”のままに”人知を超えた狂気の世界”へと足を自ら歩ませたのだ...
闇に閉ざされた神殿を手探り状態で進んでいく...
どれくらい進んだのだろうか...
部屋の突き当たりに”鏡”らしきものが置いてある。
鏡は、御神体であるので錦織の掛物をして覆い被せているのである。
神主「あの”鏡”が主祭神様でおじゃるよ...それで...闇の氏子達の「エルタソ日常観察ビデオ」をあの鏡にプロジェクターとしてで映すでおじゃる...闇の氏子どもよ!用意を致せ!」
闇の氏子「御意...」
手馴れた操作でプロジェクター機材を立ち上げる闇の氏子達...そう、この闇の氏子達は、えるの日常生活の全てを”記録”しているのだ。
断じて”盗撮”などではない。
国立黒髪ロング評議会(仮称)からの”公的な許可”をもってこの活動を実施しているのだ。
自宅の天井裏から、通学路の影から、えるの通う学校の主要箇所及びえるの机周辺に超小型のビデオカメラが設置され、24時間全ての”映像情報”が闇の氏子たちの”作戦司令部”へと転送され、貴重なアーカイブとして、編集されている。
彼らの夢は、”黒髪ロング絶滅種保護センター”の設立である。
後世にその素晴らしさを継承していくという強い使命感が闇の氏子たちを突き動かしているのだ。
その地道な努力は、文部科学省の有識者にも認められて”重要無形文化財”としての指定をすべきであるという動きが高まりつつある。
また、ユネスコが”無形世界文化遺産”として”黒髪ロング絶滅種”の保護にも乗り出してきている...
黒髪ロング派としては、なんとも、嬉しい限りである...
闇の氏子「それでは...参ります...」

闇の氏子A「揺れてるお!エルタソの黒髪とエプロンがゆんゆんゆんって動いているお!はにゃぁあああっ!いいのぉ!黒髪ロングゆんゆん動いてしゅごいのぉおおおっ触りたいお!お蕎麦みたいにつゆを付けて食べりゅのぉおおおお!美味しそうなのぉおおお!エプロンにスリスリしたいお!スリスリするのぉひにゃぁ!(;´Д`)ハアハア」

闇の氏子B「通学途中のエルタソ髪がなびいてリンスの香りを振りまきゅのぉおおおおっ!いやぁああああ!リンスのきゃおりぃ!吸引しゅるるるうっ!いい匂いだお!エメロンの香りだお!僕の体全体をエルタソの匂いで満たすのぉ!タンクに圧縮して凝縮して”エルタソ匂いの結晶”を静脈に注入するのぉ!ぎゃああああ!”エクスタシーがキマってきたぁぁぁあああ!禁断症状が出てくるお!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ」

闇の氏子C「僕ね、エルタソの発展途上の体がしゅきぃ!揺れるお!発展途上の胸が揺れるお!微妙にゆらゆらと儚げに揺れるのがいいのッ!微乳だいしゅきぃいいいい!もっと、激しく、もっと、大胆に、振動しれれえぇえええええっ!僕、エルタソのこのビデオで”ご飯3杯”余裕なのぉ!ご飯が、ご飯がススムくんなのぉおおおおおっ!ぎゃああああああっ!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ」

闇の氏子D「ひょこひょこエルタソきゃわわ!もっとぉ、左右に動いてぇひょこひょこしてぇえええ!あぁ~もう、この娘は、なんでこうなのっ!高速でひょこひょこ動きを体得されたい!僕がその、ひょこひょこ動きを制するんだぁあああああっ!おごじゃぁあああん!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ」

闇の氏子E「みょい~んってエルタソ伸びるのぉ~みょい~ん、みょい~んしゅきぃいいいいいい!もっと伸び伸びしてぇええええええっ!伸びるお!エルタソすんごい伸び伸びしゅるよっ!特殊な器具を使ってエルタソをもっともっと伸び伸びしゃせるのぉおおおお!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ」

闇の氏子F「ちょっw机に擦り付けてるし!これはちょっと...”嬉しい行為”・・・///もっともっと高速で動きゅのぉおおおおおっ!いやぁああああ!摩擦熱で焦げ臭い匂いがぁ、エルタソの匂いとと混合してぇ”エキセントリックな匂い”を」醸し出しているぅううう!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ」

闇の氏子G「自転車にての青春の一コマ、しゅきだぁあああエルタソぉおおおおおっ!後ろから思いっきり抱きしめたい!骨が折れるくらいにギリギリと締め上げたい!ぐわぁあぁああか細い体さいきょうでしゅううううううっ!あぎぃいいいいいっ!自転車も抱きしめる!ぎゃぁああああ痛いぃいいいいいっ!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ」

闇の氏子H「はっきり言って胸当たっちゃってます。お構いなし?わざと?素敵ですっ!もっともっと押し付けて欲しいっ!貧乳をグリグリと背中に押し付けて欲しいっ!ひゃぁぁあああん!乳首の感触が背中にダイレクトにキテます!わっひョおおおおん!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ」

闇の氏子I「顔近すぎwなんなの、もう、髪のいい匂いが接近してぇえええ理性が消失しゅるるううぅ!だめぇええええっ!エルタソのいい匂い!ひゃん!耳元にエルタソの息が掛かってくるりゃああああっ!校舎内でぇ!押し倒しても良かですか!僕、犯罪者になっても良かですかぁぁあああ!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ」」

闇の氏子J「やだぁああああああっ!もう、ポニテ最高!素敵過ぎますッ!や~ん、僕ごのみなんですケド~っ!ポニテが好きっ!大好きっ!もう、この世の女性皆んな強制的にポニテ決定!ぞじでぇええええっ!そのポニテをパクリと咥えるのぉおおおおおっ!あばばばばっ!口の中が髪の毛で一杯げぇぇええええええっ!胃液が逆流するううううっせおおお!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ」

闇の氏子K「これは、”卑怯”や...こんな子に頼まれたらワイ、なんでもしたるわ!おんしが臨むものやったらなんでん叶えちゃる!それが”男タイ!”お願いエルタソは、世界平和に貢献するやもし知れぬ!おいどんは、こげん、可愛か娘にお願いされて”幸せバイ!”可愛かやん、ほんなこつ可愛かやん!いつか、嫁御に貰うけんね!絶対タイ!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ」
次々に延々と鏡に映し出される”エルタソ日常ビデオ”...
隠し撮りの”精鋭”達の日ごろの成果が遺憾なく発揮される...
感極まった氏子達が、我先にへと”鏡”に”接吻”を開始し始める。
憧れの清楚な美少女にこの醜態を”見られている”そんな倒錯した思いが彼らの行為を更にエスカレートさせており、その様は、まるでブレーキの壊れた蒸気機関車のような勢いを思わせる。
闇の氏子達「'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァひぎゃぁあああああああああああっ!あびばばばあばばああああ!エルタソすんごい可愛いちゅっちゅだお!ちゅっちゅっちゅっちゅっッちゅっちゅっちゅっちゅっッちゅっちゅっちゅっちゅっッちゅっちゅっちゅっちゅっッ!!!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァ/ヽァちゅっちゅっちゅっちゅっッちゅっちゅっちゅっちゅっッちゅっちゅっちゅっちゅっッちゅっちゅっちゅっちゅっッ!!!」
すでに、”鏡”は、氏子達の臭い唾液にまみれて大量の糸を引いているのが見受けれれる。
醜い男の情念が入り混じる”この世とも思えぬ光景”を目の当たりにしてえるは、”トランス状態でキマっている状態”に陥っている模様である。

エルタソ神主「さあ、ラストでおじゃる!えるよ!主祭神様と同化するために、最後は、そちが闇の氏子たちが”清めた”鏡”に接吻するのじゃぁ!」
醜い男たちの汚物といってもいいダラダラと糸を引いてボトボトと床に落ち続ける大量の唾液に塗(まみ)れた鏡を身構えているえるの顔に近づける...
ムッとする臭気がたちまち、えるの嗅覚を奪う!
大の大人でも、気絶するほどの異臭がえる全体を襲う!
その鏡がえるの唇に付く瞬間...
えるは、ばたりと床に倒れこんだ。

無理もない...か...
年端のいかない小便臭い小娘には、耐え難い”試練”だったやもしれない。
これに懲りて”単独行動”の愚挙を”体”をもって諌めることができたことを神主一同が満足げな表情で倒れ込んだエルタソを見守っている。
木戸から朝日が漏れ始め、気の早い鶏どもが甲高い自己主張をするのが遠方より聞こえ始める。
新しい朝の始まりだ。
神主と闇の氏子一同は、えるを抱き起こして毛布を被せて脱落防止のために”お払いをした荒縄”で縛り付け”担架”で搬送する。
最寄の総合病院までの搬送作業である。
病院へ搬送する神主と闇の氏子達の顔は、初秋の秋晴れの如く晴れやかであった。
担架を神輿代わりに”わっしょい、わっしょい”と玄界灘の荒々しい海のうねりにもにた躍動感とちゅっちゅ祭りを完遂した喜びがそこにたしかにあったのだ。
”ちゅっちゅ祭り”の季節の再来を待ち望む...そんな男たちの夢を乗せて神輿がわりの担架で町内を勇壮に練り歩く。
早起きのお年をお召になった老夫婦が手を合わせて”長寿健康”を祈っているのが見える。
あるご婦人が、エルタソの美しい髪に”コスモスの花”を飾り付けてくれた。
また、近所の老人が戯れに消火用高圧力ホースで水を掛け、えるをはじめとする全員がびしょ濡れである。
威勢の良い掛け声に連れられて子供たちも男たちの後に続いて駆け出している。
邪気などとっくに消え失せた爽やかで威勢の良い声が町内周辺をこだましている。
町民一体となった”エルタソちゅっちゅ祭り”...この伝統は、長く町内に語り継がれるであろう。
コスモスで飾られたエルタソの頭に一匹の赤とんぼが止まり、秋風に吹かれてすぐに、飛んでいってしまった。
季節は、初秋...ことしも”豊作”は、間違いなしだ...
それから,,,十年後、巴マミ神社の末社としてエルタソ神社が同じ区域に設立された。
ご祭神は、とうぜん、”千反田える”である。
高校卒業後、ご祭神として新興宗教”黒髪教”を設立し、黒髪ロングを求める信者の心の拠り所となっている。
神になったえる...更にも増して神々しい姿をわれわれの前に披露している...
親衛隊として、闇の氏子たちが警護するなかを進んでいくえる...
神主として、僕に要請がきたのであったが、丁重にお断り申し上げた。
僕には、”巴マミ”がおり、一生を掛けてお守りしていなければならない。
そんな中、同級生であった折木が神主に就任したという。
僕は、心の中で折木に呼びかける...(えるを頼んだぞ)
さぁ、朝のえるのお言葉が始まる...
「私、今、とっても幸せです!」
終