桜と、すずめの戸締り雑感(ネタバレ有) | ひとりごと

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日々のこととか。備忘録。

 
桜が咲いてきて嬉しいです( ´∀`)

 

 

 
曇りだったり雨だったり・・というかんじで
なかなか青空バックの写真が撮れないのがちょっと残念。。
あした晴れだといいな~
 
 
話は変わって・・
 
きのう、金曜ロードショーの「すずめの戸締り」を
観たのですが・・・(初見)
 
映画公開中から賛否両論があるというのは
なんとなく聞いていたし
震災をあつかっている内容だということも
なんとなく聞いていたんですけども。。。
 
・・・
・・・
・・たしかにモヤった。。
 
まず、
わたしを含むネコチャンガチ勢のかたは
ダイジンの救われなさにめっちゃ落ち込んでしまうと
思うのですが、どうでしょう。。。
 
 
・要石は人間のなれの果て
・鈴芽の「うちの子になる?」という言葉が嬉しくて
鈴芽の子になりたくて、要石を放棄した
・元々は人間の子どもだったダイジンは、鈴芽の子になりたかった
・ダイジン「鈴芽の子になれなかった」「鈴芽の手でもとに戻して」
 
ダイジンの心を振り回し、期待させ、「嫌い」と傷つけて・・
それでも鈴芽の側にいたダイジン。
そんなダイジンをまた要石に戻させた鈴芽。
 
この主人公(鈴芽)、本当に好きになれない。。。
そう...アナとエルサよりも...! (唐突なアナ雪ディス)
 
震災のつらさや痛み、
日常のありがたさ、素晴らしさを再確認して泣く
というよりも
単純に、ダイジンの心を想うと
心が痛くなって泣く、というかんじでした。
 
また、
全体的にジブリ作品を意識してつくられているのかな?という印象で
特に「もののけ姫」を思い起こす場面が多々あったような気がします
 
草太の「お返し申す」というのは
アシタカの「首をお返しする」という場面を
なんとなく思い出したり・・
 
「命がかりそめだったとしても、一年でも1日でもいっときでも
私たちは生き永らえたい」という台詞も
 
もののけ姫でハンセン病のひとが
「世を呪いひとを呪い、それでも生きたい」と
言ったりしていたのを思い出す。。
 
わたしのようなパッパラパーには本当のところは分からないけども・・
「すずめの戸締り」は
現代版もののけ姫、という感じでつくられたのかしら...?という印象です
 
それでも
もののけ姫とは圧倒的に観たあとの気持ちや心がちがうのは
 
「すずめの戸締り」は
ダイジン・サダイジン(右大臣・左大臣)や
震災を
「主人公達を彩るなにか」として
あつかっているように見えてしまった、
 
というのが
この作品の好きになれないところでした。
 
製作したひと達は
きっとすごく色々調べたりして
もっと深い意図があったり、想いがあったりで
決してそんな「彩るなにか」なんてことはない、
と言うと思うのですが・・
 
ポンコツのわたしには
そう見えてしまいました。。。
 
また、単純に
震災でつらい想いや悲しい想いをした・しているひとには
観ることが出来ない作品なんじゃないかな...?
と、思いました
(作中で明言されてはいないけど
特に、東北の震災だとしか思えない表現が多々ある)
 
きっと
すごい作品なんだろうとは思うのですが・・
 
わたしは好きになれない映画でした。
 

 

ダイジン、うちの子になってほしいよ