QUOカードが数枚あったので、なんとなく購入してみた
中山七里著の「弁護士・御子柴礼司シリーズ」4冊。。
そんなに期待していなかったけど、
久しぶりに、、
まいにち朝5:00に起きなければいけないというのに
夜中2:00過ぎまでページを捲る手が止まらない・・
という
「あ~読書ってたのしいな~!」と思い出す本でした。
内容は
勝率九割の敏腕弁護士だけど、
足元を見て多額の報酬を要求する悪辣弁護士でもある
弁護士・御子柴礼司。
絶対的に不利な状況からでも
裁判までに地道に多くの証拠を集めて
法廷で逆転する・・
という感じなので
読んでいると任天堂DSのゲーム「逆転裁判」を思い出します。
(あのゲームも大好きだった)
ただですね、
1作目の参考文献に「少年A 矯正2500日全記録」とあるように
主人公・御子柴の出自や経歴は
1997年に起きた神戸児童連続殺傷事件の元少年や
1969年に神奈川で起きた高校生殺人事件の犯人の元少年
(少年院を出たあと、弁護士になった人。現在は廃業)
を
参考にしている・・とすぐに分かるのですが。
この作品を上記の事件の関係者が読んだとしたら・・
楽しく読むことが出来るのは
加害者側の人間だけで
被害者(は読むこともできない)、被害者遺族、
被害者関係者などは
傷ついたり、悲しい怒りがおこる作品なのかもしれない・・と
思ったりしました。
(主人公・御子柴は加害者側の人間で
決して良い人として描かれてはいないけど
魅力的なキャラクターで描かれている点など)
そして
この作品を夢中でたのしく読んだ私は
過去、神戸の事件のニュースで衝撃を受けながらも
どこか遠いところの話(自分にはあまり関係のない話)と
捉えていたんだな・・
と自分を振り返りました。
さらに
「興味本位での裁判の傍聴は絶対に行かない」と
あらためて思いました。。
そんな感想です。
感想とは全然関係のない、近所の桜