報告会翌日の3月17日の日曜日は、いよいよ『奈良公園トレランクリニック』です。
またまた近鉄奈良駅で待ち合わせして、集合場所の春日大社に向かいます。
春日大社への参道には鹿がイッパイ!!
おかあさん鹿が、参道のど真ん中で堂々と小鹿にオッパイをあげてました
受付を済ませて社務所に荷物を預けてから、宮司さんが春日大社を案内してくれます。春日大社に祀られている神様のお話を解り易く、そして楽しい話を織り交ぜながら解説してくれます。
本殿では、鏑木さん、横山さん、松永さんが代表して玉串を奉納して、参加者全員で正式参拝しました。
その後境内の新しい建物(研修センター??)に移動します。
最初ご案内して頂いた宮司さんよりも、更にお偉い宮司さんが奈良県にある世界遺産“春日山原生林”のお話しや今回走るコースにある山々にまつわる話しをしてくれます。これまた話しが上手い、上手い。
楽しい話を織り交ぜながらグイグイと参加者の心を掴んできます!
ついでに寄付の話しもグイグイと参加者の心に語り掛けてきます!
講話の後で参加者の多くの方が春日大社に寄進してました。
一旦社務所に戻ってランの装備を整えて、春日大社から若草山へ移動します。
”
若草山では『鹿せんべい とばし大会』 が行われてます。
鹿せんべい目当てに沢山の鹿が競技場内に集まってきてます。
若草山から 猿沢の池まで
大仏殿から 五重塔まで
踊って歩こうよ せんべい食べながら・・・
フン!フン!フンを踏んだらダメ!
糞を踏んだら踏んだらダメ!
“鹿せんべいツイスト”が流れてきます
へんな歌詞が耳にまとわりつきます・・・
フン、フン、フン・・・って聞きながら、糞を踏まないようにして皆でストレッチです。
そして、ジャ~ん!豪華講師陣!!
ここでトレイルを走るコツを教えて貰いました。
松永選手
・トレイルに優しく、山と会話する感じで走る
・下りでは、つま先着地で足首の捻挫を防ぐ
・登りでは胸を張って、凧が引っ張られているように上体を保つ
横山選手
・進行方向に正対(真正面)で動く、真横に動くと膝や腰にストレスが掛かる
・ストレスの蓄積でレース後半に脚が痛くなる
・ステップは小股で、その分ピッチを上げる
鏑木選手
・トレランシューズのサイドのグリップを使ってスピード調節
・50マイルを越えるレースでは脚に衝撃を受けないように優しいステップ
・トレーニングではワザと雑に負荷を掛けて走るが、レースでは距離を考えて脚に衝撃を受けないように優しいステップで走る
それぞれ長所、短所があるので自分の脚筋力、経験等を踏まえてトレーニングやレースで取り入れていきたいと思います。
さてポイント講習の後は若草山を駆け下りて春日山周遊道路に向かいます。
おっとその前に・・・横山選手とツーショット写真
横山さんは、ノースのエンデュランスベスト着用です。ヘッドバンドもおしゃれです
自動車も走れる広めの林道を走ります。ひんやりとした木陰の道ですが、緩やかな登りなので徐々に汗が出てきます。
鏑木さんカッチョいい~
最近は、黒いウェアが多いですね。足許は新作のハイパートラックガイド!!
後でお話しましたが、100マイルのUTMBではシューズを2~3足くらい履きかえるそうです。
鏑木:
「クッションが違いますからねぇ。脚が疲れてくると、やっぱりクッションがいい新しい靴が好いんですよねぇ。」
ふむふむ・・・レース途中で靴を替えたりするのか・・・
途中で少しだけ土のトレイルを通って石畳の道に出ました。
人間の手が入っていない原生林ですから、こんな巨木が!!
見上げてもカメラに全体が収まりません。
ここには首切地蔵がありました。荒木又右衛門が試し切りをしたそうな・・・
石が敷き詰められた道を更に進むと清流があり、苔生した巨木がありました。
清流沿いのトレイルを軽快に進みます。
ペンさん、ゆぅ☆さんも余裕の走り!
順調に走っておられましたが、石畳の道が終わるところで・・・
ドテッ!・・・
目の前でペンさんが転倒!ペンさんのタイツに穴が・・・
そんなハプニングもありましたが、春日大社に戻ってきました。
春日大社の社務所に戻って、皆で万葉粥を食べました。
鏑木さんは長距離のレース中に食べるには、お粥が好いとおっしゃってました。そういえば昨年のUTMBで鏑木さんは、わかめ雑炊を食べておられましたねぇ。
クリニックが終わって、残った参加者で最後の集合写真を撮って本日のトレランクリニックは解散となりました。
帰り道では、なにやら人だかりが・・・
高速餅つきで有名な中谷堂です。
実物を見るのは初めてです。つきたてのよもぎ餅も美味しかったぁ~♪
短い時間でしたが奈良の歴史、自然を感じ、沢山のトレラン仲間と楽しく過ごすことが出来て充実した2日間となりました。ノースのアスリートの方々、そしてご一緒頂いた皆さん!有難うございましたぁ~!!