アーチェリーを始めて2年が経過し、久々にゴルフクラブを振ってみた。
何にも変わらない・・・むしろ下手になってる。
ゴルフはゴルフでしか上達しないのか?
丁度、単身赴任となってしまった。
子供の進学と重なりゴルフどころではない。
生活はお金に左右される。ゴルフにまわす余裕がない。
アーチェリーを続けてゴルフを諦めるか?
また逃げ出すのか?(アーチェリーには罪はない)
考えた。
お金がなくてもできること。それは自らの肉体を鍛えること。そう結論付た。
「走る」
今までの経験上、スポーツをする上で足腰を鍛えることに躊躇することはない。
とにかく走った。
1日5km。休みの日は10km以上。
苦しいし辛い。何のために走るのか?何が楽しいのか?
ここで体を鍛えることに意味がある。そう信じて走った。
雨の日も、風の日も、仕事で遅くなったって走った。
しばらくすると走ることが楽しくなる。
目標が持ちたくなる。
車で走るコースの距離を測り、自分の記録を取り始める。
今日は何分、昨日より何秒早い。何秒遅い。
効率良く、体に負担をかけないように無理をする。
自分の実力を試したくなる。
ハーフマラソンに挑戦する。無事完走。
簡単だった。継続すれば簡単なんだ!これならフルマラソンも走れるかも・・・
浅はかな男・・・
生半可な取り組みが、決していい結果は産まないことに気付かない。
その3ヶ月後にコースの半ば過ぎで走れなくなり、無様な姿を晒す羽目になる。
泣きながら歩く、冬の刺すような風に髪の毛の先から心の奥底まで冷やされながら歩く。
「甘い」「悔しい」「寒い」「痛い」「もうやめよう」「完走(歩)だけはしなきゃ」・・・
明らかに年上の女性までもが横を走り抜ける。
打ちのめされ、自分を呪う。全ては自己責任。完敗・・・
このままでは終われない。リベンジあるのみ。このままじゃダメな奴になっちまう。
取り組み方を変える。
ちゃんと42.195km走れる体を作る。食事、ストレッチ、走法・・・やることは山積み。
月の走行距離は500kmを超えた。
1年後、同じ大会で完走。嬉しいことで生まれて初めて泣いた。
真剣に取り組まなきゃダメだ。そのイメージは今も心に染み込んでいる。
何度か大会に出ると周りが見えてくる。競技って楽しい。
苦しさは変わらないけど、沿道で応援してくれる人の声援がやたら嬉しくて、込み上げる何かがある。
走り過ぎる風景は、今も鮮明に思い出せる。
今度ゴルフをするときは真面目に取り組もう。本気でそう思った。ゴルフの競技にも出てみよう。
回り道かもしれないけど、この経験を糧にゴルフに挑もうと思った。
単身赴任も終わり、家の諸事情も落ち着き、平成24年からゴルフに舞い戻る。