やれ善戦だの不運だのって言われてるようだけど、
イングランド対日本の戦いは
ただの“凡戦”だよねぇ。
日本から見た時に
イングランド対策はある程度できてたとは思うけど、
とにかくミスが多かった。
だから善戦に見えても全然勝てる感じがしないって言うのか。
この試合の前に
オーストラリア対フィジーを観たけど、
番狂わせを起こすチームは
やっぱり思い切りが大事って言うのか。
広めのラインで大外勝負を恐れない。
スピードとフィジカルに自信がある証拠。
日本はイングランドの“安全策”に付き合うような展開で
まあ、面白くも何ともないって感じ。
もちろん、それで勝つってことなら、
何と言ってもワールドカップの予選プールのことだし、
万々歳ではあるんだけどね。
日本に求められるラグビーは
強豪国のそれとは違うと思うんだよなぁ。
基本的に身体的なハンデは避けられないんだし、
それを埋めるのは王道のプレーじゃないはず。
ハイパフォーマンスユニオン(旧ティア1)に入ったからって
ラグビーの質を変える必要はない。
同じようなことをやって勝ち負けになるとは思えないからなぁ。
難しいのは分かるんだけど、
小さく区切ってたくさん動かすってのが
日本の強みだと。
ま、この敗戦は想定内か。
残り2戦をキッチリ勝てば2位抜け。
って簡単に言うけれど
3連敗だって充分あり得る話。
とにかく、さらに運動量を上げて
細かなミスを減らしていく。
そしてタックル。
抜かれないけど二歩前に出られるって状況を何とかしたい。
僅かずつでもゲインを切られると
疲労度が全然違うと思うんだよね。
何にしても
もうちょっとワクワクする試合が観たい。
やれると思うんだけどなぁ。
もちろん勝ち負けは大事だけど、
それを超えたところにある何か。
贅沢言ってるのかね。
第1回から観てる身とすれば
単なる“頭数”から
強豪が意識してくれる程度には強くなったこと
もっと喜ばなきゃいけないんだけど。
次戦、タックルがバンバン刺さって
ターンオーバーの嵐ってな試合を見せてくれ。
もう精度の低いキックはご勘弁を…。
