前回のブログが
意外と好評だったので

本日も怖い話を書こうと思います。笑



私は関東の心霊スポットには
色々行ってるんですが

霊感ゼロなので
幽霊を見たことはないし


だいたいどこに行っても
特に何も起きないパターンが
ほとんどなんですが



ごくまれに

こんな奇妙な事が起こります…





これは全て私自身が
本当に体験した話です。



夜中に一人で
部屋を暗くしてご覧ください…








ある日のこと…

私が担当している
当時大学生のお客様が

ヤバい心霊スポットに行って来たと。



友達と二人で
車で向かってたそうですが

もうすぐ到着という所で


道路に
コンビニの白いビニール袋みたいな物が
落ちてたそうです。



ただそれだけのことなので
最初は気にしなかったんですが


風でフワッと空中に舞い上がり

走ってる自分達の車に向かって
正面から突っ込んできたと。


次の瞬間

フロントガラスを通り抜けて
車内を突き抜けたそうです。



しかも
ちょうど車の真ん中

二人の顔の間を
通り抜けたそうで


一瞬の出来事だったけど


その時
ビニールだと思ってた白い物体には
ハッキリと女の人の顔があり

そのあまりの恐怖で

スポットに行くのはやめて
即帰ってきたそうで


こんな体験は初めてだと…

あそこはマジでヤバいと…





ネットで調べると
関東最恐とも書かれていて

そこはもう
行くしかないな!!笑

ということで…








集まったのは
オカルト好きの

昔同じ職場だったTなべ♂とYもとさん♂と
たまたまうちの店にいたサロン実習生♂と
Yもとさんの彼女♀と
初めて会うTなべの友達♀4人の

合計9人で行くことになりました。





私達は
何事もなく入口に到着。


ただ

車をとめてずっと歩いていくと
山みたいな方へ
暗い林の中を進むハメになるんですが

誰一人ライトを持ってなくて、笑


とうとうあまりにも暗すぎて
全く何も見えなくなり

それ以上は奥へ行けなくなったんです。



「コンビニ探してライト買ってくるか」

「じゃ俺が買って来るよ」

「コンビニ行くなら行きたい」

「じゃ俺はここに残るよ」



という事になりまして
メンツは二手に別れ


私とTなべと実習生の男3人で

暗闇を手探りで
さらに先へと進みました。





ここから…

私達の身に不思議なことが

起こり始めたのです…





暗い林の中を少し進んだ所で

高い木が無く
月明かりで視界が見える
お地蔵さんがいる場所がありました。


しかし周りは暗黒の藪に囲まれていて

どっちに行けばいいのか
全く分からなくなりました。



「これ以上は無理だな」

「ここで待つか」



いかにも何か出そうな
不気味な場所で

しばらく待ってたんですが



「にしても遅いな…」



すると

ずっと圏外だった携帯に
なんと電波が入ったので

電話をかけてみました。



しかし
むこうが圏外だったので

アナウンスが流れたんですが…


その声が

男性の様なとても低い声でゆっくりと

「こ~ち~ら~は~…
エ~ヌ~ティ~~ティ~~
ド~コ~モ~~で~す~~…」


「オイ!ちょっとコレ聞いてみて!!」


「お~きゃ~く~~さ~ま~の~~
お~か~け~に~~な~った~~
で~ん~わ~は~~…

で~ん~ぱ~の~~と~ど~か~な~い~
ば~しょ~に~~…」





「何だコレすげえ!!」

「ヤバくね!!」



しかも
これだけ待っても来ないとなると

あっちの身に何かあったのでは?と
不安にもなってきたので



「ちょっといったん戻ってみますか!」

「だな!」





私達はもと来た道を
入口まで引き返しました。

しかし車はあるのに
誰もいません。


「歩いてコンビニ探しに行ったのかな?」

「そりゃ時間かかるわ!」

「ここで待つか…」



とその時



H城跡の奥から

ライトを持った数人が
ワイワイと出て来ました。


「奥に先客がいたのか…」


と思ったらそれは

ライトを買いに行った
Yもとさんと女子達だったのです!!





みんなの無事には
ホッとしましたが…



「てゆうか、どっちから来てんの?」

「え?そっちこそ、どこにいたの!?」



「途中まで進んだ所で暗すぎて
待ってたけど遅いから
戻ってきたんだよ!」

「ライト買って来て
一番奥まで行ったんだけど
誰もいないから戻ってきたんだよ!」


「嘘でしょ!?」



てことは
どっかで会ってなきゃ
おかしくない!?





全員一緒にまた奥へ進んでみましたが

同じ一本道を歩いてた事は
間違いなさそうでした…



そしてYもとさん達の携帯は
常に圏外だったと…



ということは

どっちかが一瞬
消えていたと考えるしか

すれ違わなかった理由が
思いつきませんね…。笑



たぶんお地蔵さん広場で
電話してた私達の方が

異次元にいたのかもしれません…








そして私達は何ヵ所かの見所をまわり
写真をとったりしながら
一番奥にたどり着きました。



まあ不気味な雰囲気ではあるんですが
特に何もなく…



と思ったら


そこで女子達が
めまいや頭痛などの

体の異常を訴えはじめたんです。


みんなしゃがみ始めたと思ったら
グッタリと地面に横になる子も…



「おいおい!大丈夫か!」


ついに5人の女子が
全滅状態になりました。



「戻るか…」


立てない子をおんぶしたり
互いに肩をかしてなんとか歩いて

車まで戻ることになりました。





これが霊症というやつなのでしょうか…

今まで行った中では
一番激しいなとは思ったんですが



ここでちょっと話それると



その時なんともなかった私は

気のせいなのでは?
もしくは演技?


そういえば…

暗くて怖い場所は
異性とくっつけるチャンスです。

H城跡なだけに…

空気読めてなかったのかな?と
後から思いましたが


色んな意味で
私が鈍感だったのか…

だとしたら女子の皆様
あの時はごめんなさい。笑







話を戻して…



ついにYもとさんも頭痛がすると言いだし
Tなべも恐怖の限界だから
もう無理だと言いだしましたが


私は

このスポットの中で
まだ行ってない場所が1つあるので

何の異常もない実習生と2人で
最後に行くことにしました。





聞いた話によると


この城が戦いで落城した時に
女子供が自害したという

このスポットで一番ヤバい場所と噂の
滝があるんですよね。


そこだけ私達は
何故か発見できてなかったので

実習生と2人で見つけに行きました。



そして滝は発見したんですが


写真を撮ったり
叫んでみたり
石を投げたりしても

特に何もなく…



と思っていたら…



ふと気がついたら

2人とも
真っ白い息を吐いているんですよ!!



歩いてるだけで汗ダクな
真夏の熱帯夜なのにですよ!?


もちろん煙草も吸ってなくても
自分の口から

白いものが
どんどん出ちゃうんですよ!!





「なんか出てるーっ!!」

「とまんないよーっ!!」

「はぁん!こんなの初めてーっ!!」



さすがの私も
これにはビビり

ダッシュで戻りました。



魂が抜かれてる様な
なんとも変な感じで…


しかし不思議と
いつの間にかおさまり

あれが何だったのか
今だに謎です…







H城跡における体験談は
以上ですが

具体的な場所が知りたい人は
直接私まで…。





心霊ツアー参加者も
随時募集中です!

ではまた!





前回の話⬇
「S霊園」