立て続けに恐ろしい夢を見た。
一昨日見たのは『ゾンビによる終末の1日目』だった。
俺が道を歩いていると、いかにもゾンビゾンビした奴が「ア゛-・・・」と言いながら近づいてきた。
急いで逃げて、公園を突っ切ろうとすると、下半身が無いゾンビがズルズルと這いずり回って、他の人を襲おうとしているのが見えた。
人々はキャーキャー言いながら、逃げまどっている。
一瞬助けるべきかと判断に迷ったが、ゾンビ相手に無事で済む自信が無かったので、とりあえず逃げる事にした。
公園の入口から道路に出る。
が、ここで痛恨のミス。
なんと、この道が『坂道』だった!
最近の『走ってくるゾンビ』じゃなく、オーソドックスにゆっくり歩くゾンビなのが救いだけど、『坂道』では状況が一変してしまう。
そう、こっちは『呼吸している』し、『疲れる』のだ。
坂道を上がろうとすれば、体力を消耗し、走れなくなってしまう。
ゾンビは疲れ知らずでゆっくりと迫ってくる。
そして上からはゾンビが早足で迫ってくる。
下りの慣性を利用しているのだ!!
俺は15m程前にある横道に入り込んだ。道が平坦ならば、こちらに分がある。
幸い、今日はまだ『世界の終わりの1日目』だ。
そんなにゾンビも増えていない。
家まで急いで帰り、家族の無事を確認する。
そして今の状況を説明しながらシャッターを閉め、簡単なバリケードを棚やタンスで作り、食料の確認をしてからTVをつけた。
「こちら現場です。死者が歩くという(映画)ゾンビさながらの事件が起きており、数はどんどん増えています。皆さんは外出をひかえ、安全な場所に避難してください。」
と、レポーターが必死に訴えている。
TV局のコメンテーターは、「オゾン層が破壊された事による宇宙線の影響で・・・」と言っていた。
俺は急いで屋上に出た。
辺りからは時折り、悲鳴や喧騒が聞こえ、遠くには火事と思われる煙がいくつか立ち上っている。
空は、今まで見た事が無い色になっていた。
頭上には、まるで夕陽のように真っ赤に染まった暗雲があり、中で時々稲光のようなフラッシュを焚いている。
そこから地平線に近くなるにつれて、徐々に紫やオレンジから、最後は普通の青空になっている。
世界の終わりにふさわしい、混沌とした空を見て、「あと何日生きられるかな・・・」と、俺は呟いた。
昨日の夢
久々の出張、俺が泊まるホテル・・・というか旅館は、山にある14階建ての立派なものだった。
昼休みにちょっと遠出をして、カップ麺を買いに行くが、店が遠いので、帰ってくるのが昼休みを過ぎてしまった。
急いで旅館に帰ると、皆はまだ現場に行かないで、部屋にいた。
なんでも、買収された先の新しいCEOが視察に来るらしい。
「13時半に来るらしいぜ。」
そう言われてすぐに、部屋の襖が開いて、若い外人が「ドウモ、ドウモw」と言いながら入ってきた。
どうやらコイツがCEOらしい。
スーツの偉い人やおばさんが、色々と通訳したりしている。
俺達は正座をして、話を聞いていた。
その時、グラッと揺れる感じがあった。
と、次の瞬間、ガガガガガ・・・っと大きな揺れ。
多分震度7クラスの地震だ。
そして、建物が落ちる感覚があった。
今まで山の綺麗な景色を映してた窓が、真っ暗で何も見えなくなった。
明かりが消え、非常灯の赤い光が薄暗く部屋を照らす。
部屋の中にいた人たちは大した怪我も無く、無事だった。
俺は部屋を出て、エレベーターのボタンを押した。
表示が消えている。
クソッ!エレベーターは使えないか!!
俺達がいた部屋は13階だった。あと1フロア上がれば、その上の屋上に出られる。
運が避ければ、まだ地上に出られるかもしれない。
俺は階段を上がり、屋上へと出た。
本来1階であるはずの駐車場がそこにあった。
コンクリで固められている駐車場と、俺のいる屋上の間には、土があり、大小の石が顔を覗かせている。
つまり、14階分地滑りを起こしてしまったワケだ。
助け出された人達が、ホテルの従業員や救急隊によって安全な場所まで運ばれてゆく。
俺は、屋上を一回りし、ひび割れたコンクリの隙間から「誰かいますかー!!いたら返事してくださーい!!」と、下に向かって叫んだ。
「おーい!おーい!!助けてくれ!!階段が埋まっていて出られない!!閉じ込められた!!」という声が返ってきた。
俺は、手に持った『バールのようなもの』をひび割れに突き立て、コンクリを割り、中の木組みを壊して引き抜いていった。やがて大きな穴が開き、何人もの人がそこから出てきた。
「あとは誰もいませんか?」と聞くと、疲れた顔の中年男性が「まだ下にいるみたいです。
と答えた。
俺は穴から建物の中に入ると、床を壊しながら叫んだ。
「誰かいますかー!!誰かいますかー!!」
と。
いや、なんだかリアルすぎて怖い夢でしたね。
ゾンビの時なんて、TV見るまで怖くて部屋出られませんでしたし。
はぁ・・・最近こんな夢ばかりで、気が滅入りますわ。