妊娠初期の女性が喫煙者だと、生まれた子供が10歳になった時点で肥満になる確率が、非喫煙者に比べ約3倍高いことが25日までに、山梨大学医学部の山県然太朗教授らの調査で分かった。
山県教授らは、1991~97年に妊娠した山梨県の女性約1400人を追跡調査し、10歳の子供約1000人のデータを分析した。妊婦の生活習慣が子供の健康に与える影響についての長期的な調査は珍しい。
調査によると、女性が妊娠3カ月の時点で喫煙していると、10歳となった子供が肥満になる確率は、非喫煙の場合の2・9倍高かった。また、妊娠中に規則正しく朝食を取っていない女性の子供も、2・4倍の高確率で肥満になっていた。
肥満の判定には、肥満度を測定する国際的な指標となっている体格指数「BMI」を低年齢向けに換算して用いた。
山県教授は「母胎にいるときに喫煙などで栄養が吸収しにくい状態だと、逆に生まれてから栄養を蓄えやすい体質になるのではないか」と、推測している。
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