そしてどんな反応があったでしょう。
「タモリ倶楽部」に中南米マガジン関係者としてうっかり出てしまってから、初めての月曜日。
会社に行き午前中どたばた働き、さてと神保町ボーイスカレーに行くもんね、と専大交差点前を
ぶらぶらあるいていると。
どっか背後から「スズキさん、スズキさん!!」という声がするじゃない。
(まあね、スズキはたくさんいるからね、あたしじゃないだろうね)とそのまま歩いていたらなおも声がする。
「スズキさん、見たよ、タモリ倶楽部!!!」
(うげ~、あたしだったのか。で、この位置でそんなことをいうやつはあいつにちげぇねぇ。)
そのビルの三階からは見覚えのあるおやじ、ジャズのヴィンテージ盤を売るAという店の店主が。
「え~い、はいはい、今そっちに行きますってば」
ボーイズカレーが20分ほど遠のく。
実際、彼にあったのは久しぶりだ。
ヴィンテージ盤よりもそれを収めるおうちを買うほうに去年は目が向いてたからね。
「で、まさかレコードは処分しちゃったとか。は、ないよね」
「安心してください。いまだにバリバリ部屋で鳴らしてますから」
「え、マジ?!」
「夫のまともなアナログプレイヤーもありますし、レコードは全部運んできちゃったし」
ひととおり、あいかわらずであったことを確認して安心させて、話は続く。
たまたまテレビつけて見てたら見覚えのあるやつが出ていて・・・!
たしかにそういう興奮て、あるよね。
あたしがAのおやじをテレビで見ても、おなじように反応しただろう。
(三階からでっかい声で呼ぶかどうかは別として)
面白いなあ、ひとのそういう興奮を受け止めるときのココロモチというものも。
自分のなかでは、もう時間が経過したことだから少し温度は下がっているのだ。
放映されるまでのちょっと前までは、どんなんかしらんドキドキ、ていう気分もあった。
だから、たまたまテレビつけて「発見」したひとのテンションは同時に共有することは、
できないのだけれどその温度差もなかなか興味深い。
まーね、そりゃね。
絶対テレビの画面に出そうもないやつがそこにいて、ガハハ大爆笑していたらナンか思うところあるって
もんだわ。
しばし数分間、久しぶりの彼のテンションを受け止め、ちょっとだけ広告掲載用の営業をして、
(いくらギャラは無いとはいえ、こういう努力は欠かさないのだ。ここでまた、一号多く出せるかもしれないし)
ボーイスカレーで「チキンカレー中辛」たべて昼休みは終了。
神保町らしい展開、でした。