若鷹たちの足跡 | 七転八倒/七転八起

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”sign マツモト”栃木の看板屋オヤジの日記。
趣味を中心に日々の出来事など 気まぐれで書いてます。
当ブログは個人の日記として行っているので、
偏った考えや 修正・加筆・削除など行う事が有ります。
アメンバー募集していません。御免なさい!

前夜からの雨。
 
予報では早朝には止み、朝から太陽も顔を出すハズ。
 
しかし・・・・。

雨こそ止んだが、いつになっても晴れず路面が乾かない。

(雨上がりにコケてあばら骨折したトラウマが消えないのだよ)
 
何時までも待ってられない 今日しか無いのだから。
 
紅葉時期を過ぎ枯葉舞う中、国道121号を東へ疾走る。

途中 仏の峠に差し掛かる頃、また雨が降ってくる。
 
 
 
 
今日の目的、筑波海軍航空隊跡。
地下防空司令部を含め 現存する全国最大規模の戦争遺構。
映画「永遠の0」のロケ地として使用された事でも知られる施設。
 
慰霊碑に頭を下げ、英霊に礼をささげてから見学する。
(慰霊碑とゆう事で何となく画像を撮る事をやめた。)
 
 
 
当時から残っている門柱
 
 
出撃を見送ったであろう桜並木も残っている。
 
 
 
 
 
零式艦上戦闘機二一型の後部
 
 
 
 
 
 
司令部の前にある当時のままの「号令台」
この前に多くの若人達が整列して飛びったっていったのだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
二式大艇のプロペラとエンジン、模型。
全長28.13m 全幅38m の大型飛行艇。ただ大きいだけでなく当時のレシプロ飛行艇としては世界随一の性能を誇った。
 
 
 
 
 
 
 
私の大好きな 一式陸上攻撃機のエンジンと模型
 
 
 
 
 
 
米軍戦闘機「F6Fヘルキャット」さえも振り切ることが出来たと言われる艦上偵察機「彩雲」のタイヤ。
高性能ながらその大きな機体のせいで空母に乗せる事が難しかった。
艦上偵察機として誕生したにも関わらず、空母から発艦したという記録が全く残されていません。
左となりのゼロ戦のタイヤと比べると、その大きさが想像できる。
また、圧倒的な高速性能を生かした戦闘が出来ないのか? との目論見で
大型機銃を斜め上方に搭載し、下方死角からB29を撃墜しようとしたり
開発中だった新型の艦上爆撃機や艦上攻撃機を「彩雲」ベースに変更できないかとの意見もあったそうです。
 
 
 
 
当時の優美な建築模様を感じさせる司令部建物の内部。
ベットは「永遠の0」のセット。
 
 
 
 
 
戦争とは人間の命さえ兵器にしてしまう狂気と、祖国のために散っていった若者たちの上に 今の平和が成り立っている事をひしひしと実感してしまう。
 
 
しかしながら・・・
配慮が足りないとは思いつつ、目を奪われてしまった超精密艦船模型
 
 
 
重巡那智の甲板上にて「帽フレ」の水兵さんたち
 
 
空母赤城のカットモデルなんか そうめったに見られない
 
 
海自イージス艦と海軍重巡との大き比較なんかも解ったりして、ここのコーナーに長居してしまった。
 
 
 
 
 

土日しか見学できない「零式艦上戦闘機二一型 実寸模型」と「地下防空司令部」
少し離れた場所にあるが ダメもとで行ってみたところ
 
何かの撮影で開いていた。
なんとラッキー!
 
 
 
 
 
最大規模という事もあり、他にも書ききれない遺構や展示物が沢山ある。
興味にある方は是非訪れて欲しい。
↓リンク
 
 
 
 
窓から見える向こうには出撃する機影は無い。
只々 平和な空が広がっている。
 
英霊への祈りでも 艦船模型の興味でも
バイクで疾走れば
気分は上々!!
 
 
2024.4.2 一部加筆