鳴子温泉100問答 その7
こんばんは、風呂デューサーです。
引き続き鳴子温泉100問答の内容を公開してまいります。
鳴子温泉100問答って?というかたはコチラです↓
10問ずつ、10回に分けて公開していきます。
10回中7回目です。
ではどうぞ~
・粉洗剤を使うと吸引してしまってよくない?
粉塵は気道刺激するので、吸引する可能性高いならマスクしたほうが無難。
これは風呂掃除するときに粉末の洗剤を使う場合、どうしても舞い上がった洗剤を吸引してしまっているのではないかと、日頃思っていたので聞いてみました。
マスクをしたほうが無難だそうです。
・洗剤を直に触るとなぜ手が荒れる?
刺激物による接触性皮膚炎
根本的すぎて普段考えることでもないので、逆にこの機会に聞いてみました。
洗剤がもつ刺激によって皮膚炎になることを一般的に「手が荒れる」と表現するのですね。
・本来皮脂って洗い流してしまってもいいの?
本来保温・保湿のためのバリアーだが、温泉成分が代わりにバリアーとなる
皮脂というと肌がテカテカしたりする原因というイメージが強いかもしれません。しかし本来は肌のバリアーの役割を果たしています。石鹸等でこれを洗い流してしまっても、温泉の成分が代わりにバリアーとなってくれるのだそうです。
・温泉を石鹸にしても効果はある?
ない。
残念ながら温泉本来の効果はなくなるようです。
大事なのは「あそこの温泉の石鹸を使っているんだなぁ~」という気持ちです。
・入浴より飲泉のほうが効果ある?
消化器症状には飲泉のほうが効果ある
温泉入浴は皮膚、温泉の飲用は消化器に効果が期待できるようです。
飲泉と入浴は違うと考えたほうがいいですね。
・温泉療養するときは自分の薬はやめたほうがいい?
続けるべき。湿布や痛み止めは痛みが和らげば使用回数を減らしてもいい
痛み止め系のものは痛みが和らいだら減らしてもよいということですが、継続して飲み続けないといけないものは続けましょう。
・温泉に行って体調良くなるのは温泉の効果なの?
複合的なものであり、一概に温泉入浴だけの効果とは言えない
普段のストレスから解放されるような作用や、空気の良さ、気圧の変化など温泉以外に体に作用することはたくさんあります。
温泉に行く=入浴の効果ということではないようです。
・療養に行って悪化しちゃうのはどうして?
湯あたり
療養ともなれば1泊2日の旅行とは違い、何度も温泉に浸かることになり温泉の成分に触れる機会も増えるので、湯あたりという感覚にも陥りやすいかもしれません。入浴を休むなどして無理しないようにしましょう!
・医師として温泉に期待することはありますか?
コントロールしがたい痛みを和らげる可能性。ストレス隔離によるメンタル面での効果。
温熱効果による血管への作用で痛みを和らげること、ストレスのある日頃の生活からの解放でメンタル面での効果で期待していると答えていただきました。
温泉入浴にこのような効果もあるとみなさんにもぜひ知っていただきたいです!
・医師として温泉の素晴らしいと思うところはなんですか?
誰にでもできる、誰も拒まれることのないリラクゼーションであること
はっとした回答でした。誰でもできて誰にも拒まれないというのは温泉ならではですよね。そんな自由なリラクゼーションというのが温泉の本質なのかもしれません。
私のように好きで風呂に入っている人間にとって、日ごろ療養として温泉を捉えている人の考え方に触れる機会は多くありません。
自分でコントロールできない痛みを和らげるという考え方はあっても、毎日毎日痛みに悩む苦しみや、療養に来て本当に効果があった時の喜びは本質的なところで理解していません。
温泉が人々から愛されるようになったのはその喜びがあったからこそなのでしょう。その考え方もみにつけることができたらなあと思いました。
今回で私からDr.温泉、関口先生への質問はおしまいです。
次回からは関口先生から3種の湯業を経験した現場たたき上げ、風呂デューサーへの質問にうつります。
ではまた次回!