消えゆく昔湯治 その② | 銭湯、温泉探求録

消えゆく昔湯治 その②

前回湯治なんぞやというお話をさせていただきました。

今回は前回冒頭で触れた、度肝を抜かれたお話です。



とある温泉旅館に泊まりました。

そこは湯治部という建物があり、かなり安い値段で宿泊が可能です。

なんと建物の床がオンドルになっており、かなり暖かいです。

写真がなくて申し訳ないのですが、一番安い大部屋だと人が一人寝られるくらいのスペースで2,000~3,000円くらいだったかな?で泊まれます。


隣の人との仕切りは白線だけです笑。現代の感覚だとありえないとまでは言いませんが、なかなか見ることのない光景ですよね。



宿のかたのご厚意もあって、ベテラン湯治客のかたとお話する機会をいただきました。

湯治の最大の魅力は??という問いに対して


・お湯の良さ

・オンドルサイコー


ここまでは想定の範囲内でしたが…


・みんなでしゃべる!!


これに少し驚きました。私の感覚だと地元のほうが友達もいるし、しゃべれるじゃん…なんて思ってしまうのですが…

前回湯治に来て知り合った人と時期を合わせてまた来たり、ほかの湯治客のかたとお話ししたり、という文化があるのだそうです。


体のどっか痛いとか、病気なんてみんなでしゃべって大笑いすればどっかとんでっちゃうよ!!

湯治客はみんな親戚みたいなもんだよ。気を遣わずに楽しく接してるよ!


湯治の良さってこれかーって思いました。



これが現代社会に育った私たちに通じるか…それを考えるとどうなんでしょうね。

現に来る若いお客さんは、そういう文化に触れるというよりは安く泊まれるという感覚のかたが多いそうです。

この環境を居心地がいいととらえるか、悪いととらえるか…その辺は世代によって意見が分かれるところでしょうね。


とにもかくにもこの文化は非常に貴重です。とても素晴らしい経験ができ、大満足です。


この文化って…アレと似てるな~…っていうのは次の記事です。