消えゆく昔湯治 その① | 銭湯、温泉探求録

消えゆく昔湯治 その①

先日、湯治ができる旅館に泊まりました。

私は今まで湯治と言ったら


「長期間温泉宿に宿泊して疲れを抜き、温泉に入って免疫力を上げること」

「食事は自炊で備品も持ち込み、生活は質素に一日を自由気ままに過ごす」


なのかな~と思っていました。

もちろんそれも間違ってはいないのでしょうが、ここでの経験はかなり度肝を抜かれるものでした。



そもそも湯治という文化は仏教の禊から来てると思いますが、そんな昔にお湯は超貴重品だったハズなのです。火をたくのも大変だろうし、扱い間違えれば町ひとつ簡単に消滅する代物ですよ!

そんな貴重品がなんのリスクもなくボコボコ湧いてたら…すごくありがたいものですよね。

(温泉を信仰する文化はこの感覚から来てると思う)


気軽に火を使えない…すなわち体を温める手段は、今と比べてかなり少ないと想像できます。

各家庭に風呂があるなんて奇跡ですよ!!



体を温めると温熱効果により血管が拡張し疲労回復やら免疫力アップやらいろいろと効果があります。

当時は薬なんてものはほとんどないだろうし、「治りますように~」と祈ることと湯に浸かることを比べれば、後者のほうが体に変化はありそうですよね。

(湯治をすると病気が治るって感覚はこれが原点だと思う)



その感覚はつい最近まで受け継がれていたように思いますが、長期の休みがとりにくい社会構造へと変化、医療の発達、お湯の存在が手軽になった…この辺の時代の変化によって昔ながらの湯治は消えて行った。そう考えています。



本題に入る前にそもそも湯治とは…ってとこで今回はおしまいです笑