鳴子に来て | 銭湯、温泉探求録

鳴子に来て

かなりご無沙汰になってしまいました、風呂デューサーです。

夏休みに入って以降旅館は結構忙しく、部屋に戻ってやることやって寝るような日々でした笑



一か月半ほど温泉とともに生活をして思ったこと、書き連ねてみます。



①源泉の調子

「温泉は生き物です」という言葉はたまに聞くんですが、それは時間や入った人数、天気など外部からの影響によって浴槽の温度が変わりやすいということを言っているのかと思いましたが、実はそれだけではないということに気がつきました。温泉そのものにも調子があるんです。

例えば今日は出が弱いとか、温度が熱めだとか、湯の花が多いとか…日によって違いますね。

私たちの知らない地下でいろいろと変化が起こっているようです。これを体験すると、本当に温泉は偶然が重なって生まれた自然の産物なんだなぁと考えさせられます。



②温度の読み取り

一日のなかで何回か浴槽の温度チェックをします。あと掃除もしますので、お湯に触れる機会はかなり多いです。そのせいか今のお湯の温度が何度くらいなのかなんとなくわかるようになってきました笑

この温度設定というのも難しく、その日が涼しければある程度熱めに仕込まないと時間の経過でぬるくなりますし、かといって出しすぎると熱くて入れない!ということになります。適当な按配で源泉を足す必要があるわけです。

それとお客さんの好みもあります。お年寄りのお客さんは熱めが好きですし、子供さんにはぬるめがいいでしょうし…その辺は正直対応できているか微妙です。幸いなことにうちの旅館は8つの浴槽があるので、好みのところを選んではいっていただけます。



③自然がゆえに…

私は虫が嫌いです。足がたくさんあるところとかやたら人間にタックルしてくるところとか、とにかく嫌いです。ここは裏がすぐ山なので虫も多いですね。

一番恐ろしいのは裏山の露天風呂を掃除する時です。山なので周辺がくらいため、お風呂の電気に虫が引き寄せられてきます。この前は握りこぶしくらいのヤツ2匹に襲われました。

ロケーションがいい露天風呂で虫来ないようにしろっていうのは無理な話です。おかげで以前よりは冷静に対処できるようになりました。



④東京のすばらしさ!

東京のいいところ…それは好きな時間においしいものを食べられることです!

これは本当に素晴らしいです。ハンバーガー食べたい、スパゲッティーが食べたい、酒飲みたい…手軽に行けますよね。

こちらは飲食店がそもそも少ないので外食の手軽さがあまりないです。マクドナルドまで40分くらいかかりますし…

こっちに来て食事はささっと済ませなければならないので、いかに食事の時間が人に影響を与えるかっていうのも感じています。

ただ素材のうまさっていうのはこちらでは感じることが多いですね。特に野菜そのものの味は東京のものより強いです。ファストフードがいかに小手先で人間の舌だけを満足させているかっていうのをなんとなく感じました。



⑤人の存在感

東鳴子には本当に人がいません(東京と比べてです)。昼間でもメインストリートを車で走っていても誰ともすれ違わないこともあります。これが当たり前になって東京に戻ると人の多さがかなりストレスに感じます。

こちらでは人がいると人と認識できるんです。そもそもの人数が少ないので。しかし東京だと否応なしに視界に必ず人が入りますよね。このとき視界に入った人を人間として認識しているんでしょうか?

私が先日東京に戻って電車に乗ったとき、同じ車両に乗っている人を人というより景色の一部としてしか見てないな~と思い、その気持ちが怖いなと思いました。

田舎の暖かみ、都会の冷たさというのはこの考え方から来てるのではないかと思います。



⑥実家暮らし最高

初めて一人暮らしをしていますが、めんどくさいですね笑

といっても私の場合は賄をつくっていただいてるので、食事をつくるのに時間はかかりません。

なのに洗濯はめんどくさいなぁーと思いますし、部屋も散らかり放題、お菓子なんかも食べないのに買ってしまったり、実家暮らしのありがたみはとてつもなく感じています。

一般企業に就職していきなり一人暮らしだったら…そう思うとかなりぞっとしますね。

なんだかこっちに来てから親に感謝する場面も増えたような気がします。



源泉かけ流し以外でお湯を判断する企画は…一応続きます!

お湯を判断するって名目でしたが、少し詰まって来てますので、源泉かけ流し以外でお風呂を楽しむ…そんな感覚でまた書いていけたらなあと思います!!