源泉かけ流し~塩素消毒は悪?~
前回に引き続き源泉かけ流しとはなんぞやシリーズです。
今回は塩素消毒について考えていきましょう。
そもそもなぜ塩素消毒をするのでしょうか。
消毒する理由は皆さんが手を洗うのと一緒です。殺菌ですね。
お湯に塩素を入れて殺菌することで清潔なお湯を保ちます。
ちなみに塩素とはお風呂業界では次亜塩素酸ナトリウムをのことを言うようです。
ではなぜ塩素消毒が好まれないのでしょうか。
温泉は天然のものという認識の強さのせいか、そこに人口の消毒剤を入れることになにか違和感があるのではないでしょうか。
普通に考えればプールにも消毒用の塩素は入っていますし、飲み水にも入っています。私たちの身近で塩素が入っていないのは雨とか川くらいじゃないでしょうか。
また、成分が変わってしまうという考え方もあるようです。確かに温泉は細かい数字でいろいろと規定が変わってくるので、量にもよりますが、そこに塩素を加えると温泉が温泉じゃなくなる、みたいな感覚はあるかもしれません。
あとは塩素が体に害だという考え方もあるようですね。菌を殺すわけですから、当然分量を間違えれば肌が荒れたり目にしみたりします。
ちなみにあの塩素のにおい(カルキ臭)は塩素が殺菌していると出てくるにおいらしいです。なので塩素のにおいがきついところはきちんと消毒しているということにもなりますね。
アンチ塩素派のかたにとっては残念ですが、温泉に塩素を入れるのは実は都道府県ごとに条例で決まっています。
塩素を入れなくても営業許可が得られるのはよほど酸性が強く菌が発生しない温泉か、よほど湧出量が多く菌が繁殖しない温泉、、超高温で湧出して湧出量も多い温泉、あとはこっそり塩素を入れていないところ。そのくらいです。基本的には塩素を入れないといけないことが多いです。
そういう環境なので、塩素が入っているからダメ!という言い方は筋違いでしょう。施設側からしても入れないほうが塩素を買わなくて済む分、経済的に楽です。
アンチ塩素を掲げるならきちんと下調べしたうえで上記のような温泉に行けばいいのです。
何がいけないかというと、塩素を入れているのに上記の理由があるので入れていないと嘘をつくことです。
かくいう私も塩素が入ってないなら入ってないほうに行きたいなと思うので、そういうところを見つけると行っちゃうんですよね。そこが塩素のにおいがしたりするととんでもなくげんなりします。
そこで店主さんに「ここって塩素消毒していますか?」と聞くと結構嫌な対応されたりしてさらにげんなりさせられたという経験があります。
これも非常にデリケートな問題なんですね…
これが塩素ありかなしかということも旅先を選ぶ選択のひとつになってきてしまっているので、我々のような行った温泉を紹介する人間も「塩素入ってると思います」のようなあいまいな表現は避けるべきなんでしょうね。わからないならわからないと記述することが大事だなあと感じています。
循環ろ過の技術と並んでお湯を消毒するという技術も、身近に温泉を楽しめるようにしてくれた技術であることは間違いないです。
みなさんは塩素入れてもOKですか?NGですか?
どちらも善悪はありませんが、自分なりのこだわりがあると温泉を選ぶ時に決めやすいと思います!
次回は加水は悪?でいきたいと思います。
※言ってることがおかしいなど間違いがありましたらご指摘いただけるとありがたいです