昨日の13日は小田原市消防職員協議会の第五回回目の定期総会でした。
今回も神奈川県のみならず、新潟県や宮城県、千葉県、埼玉県、茨城県からと多くの消防協議会の皆様方に起こし頂きました。
今回の定期総会の冊子もきていただいた皆様方が少しでも小田原に興味を持って頂きますよう、工夫を凝らしています。
今回も多くの市議会議員や県議会議員の方々にご参加頂きました。
小消協発足当初から支えて頂きました神山洋介先生。
神奈川県議会初当選いたしました、佐々木なおみ県議会議員。
同じく発足当初からのお付き合いになる俵孝太郎市議会議員。
今回の市議会議員選挙にてトップ当選した、小谷英次郎市議会議員。
そして、初代小田原市消防職員協議会会長で、今回の市議会議員選挙にて見事当選した、川久保昌彦市議会議員がご参加頂きました。
また、公務多忙のため起こしできませんでしたが、加藤憲一市長から暖かい祝電を頂きました。
さて、会長の挨拶とともに始まった第五回定期総会は粛々と進行していく中で、実は2つの事件というかアクシデントが発生したのです。
それは、総会終了間際の出来事でした。
全ての議案が終了した時の事です。
参加者が前に立つと顔色が真っ白になり、急に意識を失い倒れてしまったのです。
幸い、顔色の様子がおかしい事に気がついた会員が直ぐに支えたため、頭を床や壁に打ち付ける事はありませんでした。
その時です。誰に指示されたわけでもなく、神奈川県の様々な消防職員協議会の会員の方、それ以外の県の消防職員協議会の会長の方が、阿吽の呼吸で見事な連携を図り、迅速かつ適切な観察、応急処置、通報を行なったのです。
もちろん普段からトレーニングを一緒にしているわけではなく、本日始めてお会いした方もいたのです。
幸いにもその方は、意識も回復して大事には至りませんでした。
しかし、アクシデントはそれだけでは終わらなかったのです。
その方が意識が戻り、ひと段落した時の事です。
みんなで汗を流すために、温泉に入りに行きました。
小田原市消防職員協議会は裸の付き合いをモットーにするため、消防職員協議会の定期総会の会場は温泉施設にて開催しております。
作務衣を脱ぎ、温泉に入ろうとした時の事です。
誰かが「お客さんがうつ伏せで倒れている!」と叫びました。
この時も、各消防職員協議会の皆様がまたもや見事な連携を図り、湯船から引き上げ、迅速な応急処置と搬送、観察を行なったのです。
この男性も意識を失ったものの、適切な応急処置のおかげで意識状態は回復し、大事には至りませんでした。
さて、消防なら当たり前のことかもしれません。
しかし、何度も言いますが、初めて会った方、普段、一緒に訓練等をしていない方が、その時にまるで一枚の岩のように連携して迅速な活動を行なったのです。
では、これが大規模な自然災害で緊急消防援助隊の任務としてだったらどうでしょうか?
きっと、同じく阿吽の呼吸で活動できるのではないかと思われます。
これこそが、消防職員協議会の根幹であり、素晴らしさなのです!
なぜ、そんな事が可能なのか?
それは志や、目指すゴールが同じだからこそできる奇跡なのです!
色々と、アクシデントがありましたが無事に総会は終了しました。
そして、協議会の素晴らしさを垣間見ました。
参加された皆様、大変お疲れ様でした。そして、小田原市民の命を守り、救って頂き、心から感謝いたします。