つい先日、ブログの閲覧数が10000Hitしたら、記念に豆知識を載せると言ったところ、一昨日の記事で5000Hitを超えてしましました。
 消防があるどこの部署も抱えている、そしてグレーである事が多い「休憩時間」や「仮眠時間」の問題。
 
 小消協は、今後もこの問題に関しては研究検証し、提議していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 
 
 皆さまからの温かいコメントや励ましのお言葉ありがとうございました!
 
 さてお約束通り、消防に対しての豆知識を書きたいと思います。前回は「消防自動車のサイレンの秘密」を書きました。
 
消防自動車のサイレンの秘密
 
 前回も書きましたが、協議会の内容とは関係ない記事ですが、多くの方に消防行政をより深く理解し、愛していただきたい、また、後輩の若手職員に少しでも消防の雑学を学んでいただき、市民に対し講話などを行う際に役立ててほしいとの思いで書いているものです。
 
 今回のお話は、「消防のマーク」についてです。消防官ならみなさん知っている事かもしれませんが、お馴染のこのマーク、何に見えますか?
 
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 よく消防署に見学に来たり、遊びに来た人に聞くとみなさん「雪の結晶」と答えます。
 
 そうです、消防のマーク、消防章雪の結晶を模っています。雪の結晶を良く見ると、実は一つ一つに意味があり日章を中心として縞模様に見えるのは水管ホース、日章から出ている台形の模様は管そう筒先、それに矢印のようなものは筒先から放出する水柱、ギザギザに見えるのはを配したものなのです。雪の結晶は、水、団結および純潔を意味し、消防職員の性状を表しています。
 消防は、一人では災害を鎮圧することは難しいです。仲間がいて、チームワークがあって、まるで雪のように結晶が集まることで、大きな力を発揮します。そういった意味で、雪の結晶(チーム力)を意味しているのです。
 水管、管そう、そして水柱は、消防の任務を完遂する機械と水を表し、日章はもちろん消防のありかた、住民の太陽でありたいという願いを表しています。
 
 
 
 
 では、今度は消防団のマークです。何に見えますか?
 
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 みなさんお分かりになったのではないでしょうか?そうです。桜の花です。小田原でも桜が満開でとてもきれいです。昨日の雨で散ってしまうのが心配されましたが、なんとか大丈夫で、町には新品のランドセルを背負った子供たちが桜の木の下で元気に入学式に向かって歩いていました。
 
 消防団のマークが、桜の花を使用しているのは、桜の花が日本の象徴であり、郷土愛護の精神を表し、桜の花のようにしと言う心意気を表したものであると言われております。
 地域に密着し、地域を愛する者たちが集まったのが消防団ですね。
 
 だれよりも強い地域愛と、潔い真っ直ぐな心で災害と戦っているのです。

 花の中央にあるY形章は、消防団が警察機構に組み込まれる以前、消防組と呼ばれた時代の記章と言われています。
 詳しくは、「第8回役員会と消防記念日」をご覧ください。
 
第8回役員会と消防記念日
 
 その形は江戸時代、町火消しが標としたを上方から見た形、また、町火消しが破壊器具として用いた刺股さすまた)の形などを図案化したもの、或いは、輸入した消防自動車についていたマーク等と諸説があり明確にはされていません。このY章は後ほどまたご説明いたします。
 
 
 
 
 次に救急車についているマークはご存じでしょうか?
 
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 なんかのようなものが棒に巻きついていますね。このマークは「スター・オブ・ライフ」といいます。中心には杖に巻きついた蛇が模されています。これは「アスクレピオスの杖」といい、ギリシャ神話に登場する医学の神様「アスクレピオス」が持っている杖です。
 人命救助に関わる職場で活躍する人々の守り神として、アメリカを中心とした世界中で救急医療のシンボルマークになっています。
 
 突出した星のように見える六本の柱には、それぞれ次のような意味があり、「detection(覚知)」が頂点で時計回「reporting (通報)」、「response (出場)」、「on scene care (現場手当)」、「care in transit (搬送中手当)」、「transfer to definitive care (医療機関への引き渡し)」となっています。
 このスターオブライフのアスクレピオスの杖は、陸上自衛隊でも衛生科職種の職種徽章に用もいられています。
 
 
 
 
 そして最近ではファッションにも用いられて日本でお馴染となったアメリカの消防のマークです。
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 見たことありませんか?これは「マルチーズ・クロス」と言います。
 
 マルチーズクロスは、防護のシンボルであり、名誉のバッヂでもあります。騎士団として名高い十字軍が聖地奪回を目指して戦ったとき、彼らヨーロッパ騎士団は、かつて見たこともない兵器に遭遇しました。
 それは恐るべき戦闘用兵器で、勇敢な十字軍の騎士たちに苦痛と悲惨な死をもたらしました。使用した恐るべき兵器とは“火(炎)”です。
 十字軍が町の城郭を支配し戦いを有利に進めていた時、サラセン人はナフサ(揮発性石油蒸留物)をガラスに詰めたものを大量に投げつけました。
 十字軍の騎士たちの衣服がその液体で濡らされた後、騎士団の中央に激しく燃えたたいまつが投げ込まれました。
 何百もの仲間が敵からの炎の攻撃により命を奪われ、他の騎士たちは炎上している仲間を苦痛から救うために危険を顧みず消火活動にあたりました。
 結果として彼らは世界で最初の消防官になり、生き残った騎士団(彼らは今日、消防士たちが身につけている十字のバッヂに似た名誉バッヂを付けています)は死んでいった仲間の英雄的行いを人々に伝えました。この騎士団が約4世紀に渡って地中海の小さな島、マルタ島で生活をしたことからこの名誉ある十字のバッヂは“マルチーズ・クロス”として知られるようになり今日の、マルチーズクロスは防護の象徴になっています。
 それは、『マルチーズクロスを身につけている消防官は、自分たちの命に代えてもあなた方を守ります。』という意味で、かつて騎士たちが仲間のために命をなげうった精神と同じなのです。
 このことから、アメリカの消防では、彼らの英雄的行動を讃え、そして手本とし、マルチーズクロスを消防のエンブレムにしたのです。
 
 消防のマークも様々なものがあり、ちゃんと意味がありますね。
 
 
 
では、最後に地図記号で消防署はどのように書かれているかご存知ですか?
 
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 Yの字に見えますね。これは先ほど、消防団のマークの時にお話ししたY章に由来します。先ほども書きましたが、実はY章には諸説あります。
 もっとも有力なのが、消防の資器材で昔使用されていた刺股(さすまた)をモチーフにしたものです。
 さすまたと言えば、小学校や警察などにあり、暴漢者や不審者を抑えるものをイメージしませんか?
 
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 リーチが長く、暴漢者を安全に制圧するのに大変重宝されています。しかし、この「さすまた」、防犯機材ではなくもともとは消防資器材なのです。
 
 むかし、消防はポンプがそんなに性能の良いものではなく、建物も木造家屋であったため、ひとたび火災になるとあっという間に燃え広がり、大火になりました。そこで、水で消すのではなく、破壊をして消す「破壊消防」という戦術を取っていました。
 その際に、家屋の倒れてくる柱や梁を抑えたのがこの「さすまた」なのです。
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 消防署の地図記号はこの「さすまた」からイメージされ作られたという説が一般的です。
 
 
 今回は、多くの皆さまに小消協のブログを拝見していただき、私たちの実情を知っていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
 
 当初、10000とう閲覧数は何年も先かと思っていましたが、皆さまの温かいご支援があり、あっという間の10000ヒットでした。
 次回は20000ヒットしたら、消防雑学をまた書きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
 皆さま、ありがとうございました!