対象:読書しながら教養も深めたい人向け。本格的なサスペンスではない。先の展開は読める
伊坂幸太郎さんの本は初めて読みましたが自分には、あまり合いませんでした。
まず、中盤でおおよその話のオチが読めた。
しかし、それを置いても魅力的なのは登場人物達。
主人公の兄貴と弟は父親が違う。
弟の父親は、母親がレイプされた時に産んだ子供。なぜ、自分が生きているのか。それが彼の苦しみである。
主人公達が、やたらと知識をひけらかすのは、やり過ぎというか物知りすぎると感じたが、多くの逸話は自分の心に残った。
彼らの日常というものに読む価値を感じました。