料金別納・料金後納の違いや、使い方とマークの意味を御存じですか。
郵便物を受け取ったとき、封筒に「料金別納」や「料金後納」というマークを見かけたことはありませんか?「言葉は知っているけど違いがわからない」という方も多いのではないでしょうか?実はこれらは郵便の料金の支払い方法を表す印。似ているようでルールや使い方に違いがあります。今回は「料金別納」と「料金後納」の違いを整理してご紹介します。
料金別納とは?
料金別納とは、発送時にまとめて料金を支払う方法です。例えば、1,000通の郵便物を送るときに切手を一通ずつ貼る変わりに、郵便局の窓口で合計料金を一括で支払います。
料金別納の利用条件は、発送する郵便物や荷物はすべて同じ料金であること、同時に10個以上の郵便物や荷物を差出すことです。切手を貼る手間がなく、事前に料金を払えることがメリットです。
料金後納とは?
料金後納とは、後払いでまとめて生産できる方法です。郵便局と契約しておけば、毎回の発送時に現金を持っていかず差出すことが可能です。月末に郵便局から請求書が届き、まとめて支払う仕組みです。料金後納の利用条件は、1ヶ月に50通以上差出す見込みがある場合と、郵便局の承認を受けることと、1ヶ月間に差出す郵便物・荷物の概算料金の2倍以上を担保として提供することです。都度の支払いが不要なことと、経済処理が効率化できることがメリットです。
マークと意味の使い分け
料金後納郵便及び料金別納として差出す際には、従来切手を貼り付ける場所にスタンプを印字する必要があります。形状や大きさ、その他表記上のルールなどを抑えておきましょう。まずは印字場所です。料金後納と料金別納で印字するスタンプは、縦長の封筒であれば左上、横長の封筒であれば右上の部分に印字します。また、郵便物または荷物を送る日数によって、スタンプに表記するラインの数が異なります。
通常と同じ日数で送達する郵便物・荷物は「差出事業所名」と「料金後納(別納)郵便」との間に1本のライン。3日程度の送達余裕承諾をした広告郵便物などは「差出事業所名」と「料金後納(別納)郵便」との間に2本のライン。7日程度の送達余裕承諾をした広告郵便物などは、「差出事業所名」の上に1本のラインと、「差出事業所名」と「料金後納(別納)郵便」との間に2本のラインとなっています。
料金後納と料金別納は両方とも切手扶養で郵送できる便利な制度です。単発で数十~数百通をまとめて出すのであれば「料金別納」。定期的に大量発送を行うのであれば「料金後納」と覚えるとわかりやすいと思います。
まとめ料金別納と料金後納は、郵便料金の支払いを効率化できる仕組みです。送る通数や頻度に応じて使い分けることで、作業の手間やコストを削減できます。もし今後大量郵送の機会がある方はぜひこの制度を活用してみてください!
----------------------------------------
------------------------------------------
