宮部みゆきさんの著書です。
今回は結構ボリュームがあって(分厚い)
ぉわ!と思ったけれど
読み始めたらもう
入り込んでしまう…
夢中になる…
ページをめくる手が止まらない…
これは言い過ぎかなー
そんな感じです。
全4話
第一話:迷いの旅籠
第二話:食客ひだる神
第三話:三鬼
第四話:おくらさま
主人公は『おちか』
川崎宿にある旅籠の娘だったんだけど、
悲しぃ事件が起きて深く傷心しすぎて、
江戸で袋物問屋を商っている親戚宅に
お世話になるんですな。
そこで、姪っ子の傷心を癒す為に叔父さんが
変わり百物語なるものを始めることに。
これは、おちかが語り手一人と対峙して聞き役に徹する形式で、聞いて聞き捨て、語って語り捨て、
言いたく無いところは伏せて話していいという
お約束。
粋ですなぁー
第一話は13歳の女の子が語り手としてやってきます。
語り手が初めての子供という事で、おちかが
上手いこと聞き出しながらお話が
進んでいきますが、そもそも語り手の女の子も
相当なしっかり者でしたな。
悲しみが過ぎると執着となり
執着は人を変える…
執着したもののその先に幸せはあるのか…
切ないです。
第二話は弁当屋の旦那の話です。
『ひだる神』でご存知?
『餓鬼』の事を言うんだそうで(初耳
)
)餓鬼ってそこら辺にいる子供ら指して
このクソ餓鬼がぁーって怒鳴り散らす方じゃなくてね、
空腹のまま生き倒れて未練残しちゃった方。
ひだる神がなかなか良いキャラだし、
旦那もとても良い人で、ホンワカするお話。
第三話は五十半ばのお武家様のお話。
ホンワカ気を抜いてた所にピリッとした内容に
理不尽さに腹立たしくも、抜け出せない悲しい負の連鎖が生み出した鬼。
その鬼の正体。
兄妹の絆が魅せた奇跡。
そして全て語り終えた後…
ちょっと泣きました私。
第四話は心の時が止まったままの老婆の話。
これまた不思議な話なんだけども。
他にも奉公に出ていた従兄弟のお兄ちゃんが
理由あって戻ってきたり、新たな主要メンバーの
登場もありつつ、おちかが恋(本人自覚無し)していた
人が、婿入りで故郷に戻る事になったり、
具沢山でした。
ざっくり言うと従兄弟のお兄ちゃんとおちかへの
教訓的なお話ですな。
そしてこのシリーズは内容もさる事ながら
おちかの変化と成長も楽しめるし
最後の解説読んでたら、シリーズ4冊で22話って
書いてたから(話数を全く把握できない…、ドンマイ私
)
百話までまだまだ続くのかなー
楽しみー
ちなみですが、全話通して語り手たちは語る事に
よって心にたまってた澱が無くなって、
ケジメをつけたり
先に進めるようになっていくんですが。
そこから私が得た教訓…
まず吐き出せ。
