4月2日よりスタートする、NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い。』。主演の永野芽郁と共演の佐藤健による取材会が行われ、作品への意気込みやお互いの印象について語った。

 

 

『半分、青い。』は、『東京ラブストーリー』などで知られる脚本家・北川悦吏子さんのオリジナル作品。故郷である岐阜県と東京を舞台に、ちょっとうかつだけど失敗を恐れないヒロイン・楡野鈴愛(にれのすずめ)がバブル期の終わりから現代までを駆け抜け、やがて一大発明を成し遂げるまでの物語を紡ぐ。

 

 

取材会が行われたのは、東京・NHKのスタジオ。1990年の喫茶店をイメージしたセットには、レコードやギターなど懐かしいアイテムが所狭しと並べられている。

 

佐藤が演じるのは、鈴愛の幼馴染である萩尾律(はぎおりつ)。幼少期から岐阜で共に育った2人の絆が、大人になるにつれどの様に変化していくのかも見所のひとつ。

 

■プライベートでもつい岐阜弁が!永野「友達につっこまれます(笑)」】

 

 

永野は「出来るだけ本物に近づけようと、イントネーションの先生と練習した

」という方言について、「ようやく岐阜弁になれてきて、今は撮影意外でも岐阜弁を使っています。昨日も友達と電話してて“東京出身だよね?!”と言われました(笑)」と、すっかり岐阜弁になじんでいる様子。

 

佐藤は「それぞれのキャラクターによって方言の強さが違うんです。僕は岐阜の中では軽い岐阜弁です。岐阜出身の北川さんのこだわりがすごくて、ありがとうと、おめでとうが、あり“が”とう、おめ“で”とうとイントネーションが変わっているので難しかったです」と岐阜弁について話した。

 

 

佐藤は、本作について「手応えを感じまくってます。台本が面白いので。きっと永野さんは大スターになるんだろうなって思う」と力強くコメント。それを聞いた永野はビックリした表情をしつつも、「何言ってるんだ!って思いました(笑)。スターにスターになるって言われたので、本当にスターになれるのかなって期待してます」と、永野らしい自然体な反応を見せた。

 

 

佐藤が手応えを感じた部分について記者より質問が飛ぶと「台本を読んだ時点で、鈴愛というキャラクターが大好きになった。皆さんもそうなると思います。ドラマのストーリーそのものよりも、とにかく鈴愛を見ていればいいというくらいキャラクターが魅力的。さらに、永野さんが当て書きかと思うくらいぴったりでシンクロ率100%です」と永野の演技を大絶賛した。

 

 

■佐藤「永野さんはなんか“ちゅん!”って感じ」

 

 

すっかり息ぴったりの2人だが、お互いの印象を一言で表すと、永野は「このまんまな感じ。このまんま。すごくまっすぐな目で見つめてくれる。こちらの言葉が自然に出ちゃうような。すずめと律の関係みたいに頼っています」。佐藤は「ちゅん!って感じですね、ちゅんとしてるそこがいいと思う」。

 

続けて「永野さんはいい意味で男っぽい、サバサバしてるイメージだった。現場にはいったらやっぱり女の子なんだなって。亀と遊ぶシーンがあるんですけど、亀にキャーキャー言ってる感じとかが女の子でした」と佐藤。「亀が、俺に触るなよって顔してくるから恐かったんです!」と撮影の思い出を振り返った。

 

 

最後に、記者から「2人のリラックス方法は?」と質問が飛ぶと、佐藤は「(永野は)いっつもリラックスしてるもんね」と笑顔。「健さんはないんですか?」と尋ねられると「現場で永野芽郁の動画をみる」と即答。これに対し永野が「若者に流行っているアプリで動画を作って、よく笑っています」と説明し、最後まで和やかな雰囲気のまま取材会を終えた。

 

 

■“じぇじぇじぇ”を越える方言が飛び出すか?!バブルファッションにも注目

 

制作統括の勝田は「北川さんの書くセリフは素晴らしいけれど演じるほうは難しいと思う。そこで、フレッシュさをもちながらしっかり演じるのことのできるキャスティングをしました」と永野の起用について語り、“じぇじぇじぇ”が流行語となった『あまちゃん』に関連して、「北川さんこだわりの岐阜弁はもちろん、方言と造語が混ざった様な面白い言葉が出てくるので楽しみにしていてください」とコメント。

 

また、バブル当時を舞台にしている事から、平野ノラが扮する様ないわゆる“バブルファッション”が登場するのかも気になるところ。これに対し勝田は「永野さん演じる鈴愛は漫画家の見習いという事もあって、バブルファッションからはかけ離れているのですが、豊川悦司さんや井川遥さんはバブルらしいファッションをしているので期待していてください」と回答した。

 

 

『半分、青い。』は4月2日より、NHK総合にて月曜から金曜朝8時放送。