3月30日(木)、現在大ヒット公開中の映画『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』のトークイベントが開催され、主人公・ココネの幼馴染のモリオの声を務めた満島真之介が出席した。

 

 

『東のエデン』『精霊の守り人』『攻殻機動隊S.A.C.』など、重厚な世界設定を構築しその中で人間ドラマを描いてきた神山健治監督初の劇場オリジナルアニメーション『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』は、平凡な女子高生・ココネが、ある事件をきっかけに東京へ旅をすることなり、大きな冒険の末に小さな真実を見つける物語。

 

3月30日(木)に都内で開かれたトークイベントには、ココネの幼馴染であり旅の仲間となる理系大学生・モリオを演じた満島真之介が登場。会場に入ってくるなり、集まった学生たちにハイタッチをし、会場を沸かせた。

 

 

イベントでは、いつも明るく社交的な性格に学生から「ONやOFFはないのか?」といった質問が飛ぶ。満島は昔は引っ込み思案で、自分の意見を抑えてばかりだったことを明かし、「25歳のときに今まで無理にやっていたことを全部排除しようと思って。自分のルーツを全部回ったらどんどん自分が自分に戻ってきて、パァーって抜けたの。そのときから、常に"自分の状態"ができ始めた」と過去を振り返った。

 

 

また、「ブレることはないのか?」という質問に対しては「(ブレるのは)エブリデイ」と返答。続けて、何も決まっていない状態で上京し、子供が好きというだけでいきなり保育園で働くことになったこと、学生のときにみた映画『HAZARD』に衝撃を受け、園子温監督に自らメールして助監督として働かせてもらったことなどを告白し、「夢というよりも、自分がいま目の前で出会ったものをやればいい。夢が決まっていないからこそ、全部見える。」と、夢=職業と考える必要はないという自身の考えを述べた。

 

 

さらに、「どうしようもなくトイレに行きたいときに、すみません…とトイレに行くじゃないですか?戻ってきたとき、周りはなにも変わっていなくて自分だけはすっきりしているわけ。これってすべてのことに繋がっていると思うんです。だからやりたいと思ったことはやってみて!どうせみんな変わってないから。」と"トイレの法則"という満島流の処世術を紹介し、学生たちにエールを送った。

 

 

 

『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』
全国にて上映中

 

監督・脚本:神山健治
キャスト:高畑充希、満島真之介、古田新太、
 釘宮理恵、高木渉、前野朋哉、清水理沙、高橋英樹、江口洋介
音楽:下村陽子「キングダム ハーツ」
主題歌:「デイ・ドリーム・ビリーバー」森川ココネ(ワーナーミュージック・ジャパン)
 

キャラクター原案:森川聡子『猫の恩返し』
作画監督:佐々木敦子『東のエデン』、黄瀬和哉『攻殻機動隊S.A.C.』
演出:堀元宣、河野利幸
ハーツデザイン:コヤマシゲト『ベイマックス』
 

制作:シグナル・エムディ
配給:ワーナー・ブラザース映画

(c)2017 ひるね姫製作委員会

 

公式サイト:http://www.hirunehime.jp