2月19日(日)に日曜劇場『A LIFE〜愛しき人〜』の第6話が放送され、壇上記念病院の顧問弁護士であり、壮大(浅野忠信)の不倫相手・榊原実梨を演じた菜々緒に同情の声が集まっている。
 
 
木村拓哉主演のTBS日曜劇場『A LIFE〜愛しき人〜』は、様々な葛藤を抱える医師たちが“愛しき人”のたったひとつの“命”、かけがえのない“人生”を巡って繰り広げるヒューマンラブストーリー。
 
アメリカ・シアトルで10年の修行を積み、超一流の技術を持つ外科医となった沖田(木村拓哉)は、恩師・壇上虎之介(柄本明)のもとにに帰ってくることになる。沖田の前に待っていたのは、かつての恋人・深冬(竹内結子)、彼女と結婚した因縁の親友・壇上壮大(浅野忠信)、そして様々な医師たちの思いをうごめく壇上記念病院だった。
 
2月19日(日)に放送された第6話では、壇上記念病院の顧問弁護士であり、副委員長の壮大と不倫関係にある榊原実梨(菜々緒)がフィーチャーされる。
 
■ 第6話あらすじ
 
壇上記念病院に1人の男性が運ばれてくる。パチンコ屋で倒れたという男性は、なんと病院の顧問弁護士を務めている榊原実梨の父だった。実梨は、幼い頃に母と自分を捨てて、愛人のもとへいってしまった父を恨んでおり、手術には同意しないと言い張る。
 
どうにか実梨を説得したい壇上記念病院の医師たち。そんな医師たちの様子を見かねた実梨は、まだ経験不足な医師・井川(松山ケンイチ)が執刀するなら手術に同意すると言い出す。父親の手術が失敗することを望んで、あえて井川を指名したのだ。
 
誰もが院内一の腕前を持つ沖田に手術をしてもらおうと思っていたため、井川の執刀には不安が募る。しかし、井川は腹をくくり、オペナースの柴田(木村文乃)と何度も手術のシミュレーションを重ね、難易度の高い手術に挑むことにした。
 
手術当日。練習の甲斐もあって手術は順調にすすんでいたが、逆行性の解離が起こり、井川の手が止まってしまう。実梨とともに部屋のモニターで手術をみていた壮大は思わぬ状況に「沖田と変われ」と電話で指示をするが、沖田に「静かにしてくれ、執刀医が集中しているんだ」と怒鳴られ、電話を切られてしまう…。
 
誰もがもうダメか…と思った瞬間、沖田に「井川先生の患者だろ」と喝をいれられ井川は考えを巡らせる。そして、最善の道を切り開き手術は無事成功に終わったのだった。
 
壮大とともに手術を見守った実梨だったが、壮大には「お前は顧問弁護士なのを忘れたのか」「出て行ってくれ」と冷たくあしらわれてしまう。所詮不倫関係、壮大の一番は深冬であることを痛感した実梨は、壮大との関係を終わらせることを決意する。
 
さらに、手術成功により生き延びることができた父にも「もうこれ以上、私に頼らないでください」と誓約書にサインをさせ、実梨は病院をあとにした。
 
 
■ 榊原先生に同情の声が集まる
 
道端で人とぶつかり、転んでしまった榊原が父がしたサインをみて「どうして、どうして愛してくれなかったの…?」と涙をこぼすシーンには、父から愛されなかったことへたいして、そして壮大に愛されなかったことへたいしての思いが含まれていたのだろう。
 
切なすぎる菜々緒の涙には「榊原先生が凄く可哀想…本当、何で彼女が悪者扱いされなきゃならないの」「苦労して来たんだね」「本当に愛してくれる人見つけて幸せになってほしい」「お父さんを憎しみながら、自分も愛人になってしまったんだね…」と視聴者からも同情の声が集まっていた。
 
 

■ 深冬の病気は?三角関係は…?

 
一方で、壇上記念病院院長の娘であり、壮大の妻、そして沖田の元恋人である深冬の脳に見つかった腫瘍も徐々に大きくなっている…。
 
ラストでは病への恐怖心から取り乱す深冬を沖田が抱きしめ、それを壮大が偶然見てしまうという衝撃的なシーンが。壮大はうっすら不敵な笑みを浮かべていたが、その笑顔の意味とは…?
 
 
 
様々な人物の心情が丁寧に描かれている『A LIFE〜愛しき人〜』。2月26日(日)放送の第7話からも目が離せない。