フジテレビの湾岸スタジオにて、毎週月曜よる9時〜放送中の西内まりや主演ドラマ『突然ですが、明日結婚します』のセットツアーが行われた。
 
 
フジテレビ系にて放送中のドラマ『突然ですが、明日結婚します』は、専業主婦になりたいOL・高梨あすか(西内まりや)と絶対に結婚したくない男・名波竜(山村隆太)の究極のすれ違いラブストーリー。
 
 
今回は、あすかたちが過ごしている"あすこん"の世界に潜入。フジテレビ美術制作局のデザイナー・武田麻衣子さんにセットへのこだわりなどを語ってもらった。
 
 
1. 女子会はいつもココ!多国籍料理が自慢の『Luz』
 
 
まずは、椿鬼奴演じるカナママが営む多国籍料理の店『Luz』のセット。ドラマの中では世界各国を旅してきた過去があり、男性遍歴もグローバルなカナママが、ここで女子会を繰り広げるあすか達に恋愛アドバイスをするのが定番だ。
 
 
そんなグローバルなカナママの人物像を示すかのように、壁には世界中の土産物が飾ってある。
 
 
「実は、『Luz』では週替わりランチとして違う国の料理を出しているといった裏設定があるんです」と武田さん。なんと、劇中に登場するあすか達が食べているランチには、毎週違った国の旗が立てられているとのことなので、ぜひ注目していただきたい。
 
 
2. あすかが働くいずみ証券のオフィス
 
 
お次は、あすかが働くいずみ証券の法人営業部のセット。ロケで使用したビルの雰囲気となるべく似せて、セットに見えないように工夫したという。
 
 
デキるOL・あすかのデスクはこちら。仕事も恋愛も真面目なあすからしく、必要最低限のものしか置いてない綺麗なデスクだ。
 
 
さらに、壁に立てかけられた予定表には、しっかりとそれぞれの名前と予定が。小野(森田甘路)と桐山(中村アン)のこの日の予定は外回りからの直帰。2人でご飯に行くのだろうか…?細かい部分まで抜かりなしである。
 
 
社員用通路の奥には、あすかが神谷(山崎育三郎)と使用したコピー機や、ナナリューにメールをしながら購入していた自動販売機も。
 
 
3. ナナリューが入ったあのお風呂も…!?
 
 
お次は、高梨家のセットへ。あすかが生まれたときに建てられた築27年の実家は、「懐かしさを感じさせながらも、みんなが住みたいと思えるような家にしたかった」とのことで、武田さん自ら監督にリフォームをしたという設定はどうか、と提案したのだそう。
 
 
リフォーム後も残された柱には、あすかと弟・奏(葉山奨之)の成長の過程がしっかりと記録されている。
 
 
劇中でもナナリューが羨むほど理想的な家族である高梨家。母が貼ったキッチンの壁のタイル、父がDIYをして一生懸命作った家具など…セットの設定からも「家族みんなが、家族のためを思っている」ことが伝わるように工夫しているのだそう。あすかが「専業主婦になりたい」と考えるのも納得させられる。
 
 
そして、ナナリューこと山村が自称・初の濡れ場を披露したお風呂場も発見。
 
 
人気アナウンサーを実家のお風呂に入れ、泊めてしまう…そんなアットホームな高梨家はドラマの中でも癒しの存在であり続けてほしいものだ。
 
 
4. みんなの憧れ、小野さんのマンション
 
 
最後は、あすかの先輩・小野の部屋。45階にあるペントハウスという設定のこの部屋は、月曜9時のドラマにふさわしい、みんなが憧れるようなかっこいい部屋を目指したとのこと。
 
 
夢のようなセットには、キャスト陣もテンションが上がっていたという。
 
 
こちらは、あすかとナナリューの思いが通じ合ったソファ。そして、奥には通称・ナナリュースペースが。
 
 
人気アナウンサーのナナリューは、寝るためだけに帰ってくるようなものなので、2階にも部屋があるのだが、ここのスペースで生活することがほとんどらしい。

そんなこのドラマの設定ならではのナナリュースペースは、武田さんが一番お気に入りの部分でもあるようで、「あすかとイチャイチャするんだろうなと考えて、キッチンからも階段からも絵を撮れるように…と思って作りました」と話す。今後のナナリュースペースでのラブシーンにも期待できそうだ。
 
 
 
いつまでもミーハーでいること、自身のプライベートでの時間を大切にすることで、一般視聴者の感覚を忘れないようにしているという武田さん。現実と理想がバランス良く再現された「突然ですが、明日結婚します」のセットに、ぜひ注目してほしい。