映画「四月は君の嘘」W主演、広瀬すずさんと山﨑賢人さん(以下敬称略)の特別インタビューが実現!

本作は漫画の実写化で、原作は「月刊少年マガジン」(講談社)に連載された同名タイトル漫画(新川直司)。なんと「ONE PIECE」の作者尾田栄一郎氏も絶賛したという話題の漫画です。今回特別に、主演のお2人に「宮園かをり」「有馬公生」を演じた感想や撮影秘話を伺いました。

 


広瀬「不思議な“色”の役に入っていく大変さ」、山﨑「原作の世界観を大事に」

---才能溢れる演奏家を演じるにあたり楽器練習に1日6時間などかなりの時間を費やしたそうですね。演奏の他に「宮園かをり」「有馬公生」という人物たちを演じる上で苦労したことはありますか?

広瀬:かをりは自分から色に染まっていこうとする性格。だけど淡い色で統一されている不思議な世界観がある子なので役に入っていくのが大変そうだなと思いました。

またかをりが「嘘」をついている瞬間、ついていない瞬間を表現することが難しかったです。

 

---本作のタイトルにもなっている「嘘」は物語の鍵ですね。

 

広瀬:あと、かをりは17歳なのですが、これまでどんな17年間を生きてきたんだろう、とバックグラウンドも想像しながら演じました。

 

山﨑:原作の世界観と比較されるプレッシャーがありました。

特に公生とかをり、公生と渡、など登場人物同士の関係性については原作の世界観を大事にしながら、実際の世界に生きていたらどうなるかな?と想像しながら表現しました。

 

 

■川に落ちても眼鏡が外れない理由は” 山﨑賢人”が溢れ出るから

---鎌倉・湘南エリアが舞台の本作品。学校帰りにカフェや海辺など色々な場所に公生を連れ回すかをり。THE青春!な眩しいシーンが満載でした。特に、橋から川にジャンプして飛び込むシーンが印象的だったのですが、実際に川に入って撮影したんですか?

 

山﨑:はい。実際に川に入りました。そして携帯が水没しました(笑)

 

---えー!山﨑さんの私用携帯ですか?

 

山﨑:私用です。

 

広瀬:私が先に川に入っていて、動画とか撮りながら一緒にはしゃいでいて。監督が「じゃあ賢人も川に入ろう!」とGOを出したら「いえーい!」ってそのままのテンションでポケットに携帯を入れて、賢人くんも川に入ってきました。

 

山﨑:楽しくて気がつかなかったんですよね(笑)。終わってから、楽屋で濡れた服を手にしたスタイリストさんが「携帯みたいな重みを感じてゾッとした」と言ってました。

 

広瀬:隣の部屋から叫び声が聞こえてきました(笑)。…でも楽しい撮影だったよね。

 

---ちなみに川に落ちても眼鏡が外れなかったですね。公生は子供時代からずっと黒縁眼でした。

 

山﨑:確かに外れなかったですね。

 

広瀬:眼鏡をしていないと” 山﨑賢人”が溢れ出ちゃうから…(笑)

 

 

■体当たりで心を通わせていく2人

---「音楽は自由なんだよ」と、公生を再び音楽の世界へ連れ戻そうとするかをり。

コンクールで演奏の直前まで楽譜に張り付く公生に対して、かをりがグイッと胸ぐらを掴んで顔を上げさせ、ゴチッ!と強く頭をぶつけるシーンも印象的でした。ちなみに相当痛そうでしたけど、本気でぶつけたんですか?

 

山﨑:本気ではぶつけてはないですよ!

 

---だとするとかなり自然でした。痛みを分かち合うって良いですね。体当たりで心を通わせていく感じ。

 

山﨑:ありがとうございます。あのシーンちょっと面白かったよね。

広瀬:うん(笑)

 

 

舞台裏の流行セリフ!同世代演者はすっかり仲良しに

---使いたくなるセリフが劇中では多い印象でした。カメラが回っていないところで、演者さん同士で流行ったセリフはありますか?

 

広瀬・山﨑(はもって):かをちゃんはぁ、渡が好きなのっ!

 

---息ぴったりですね(笑)。石井杏奈さん演じる澤部椿のセリフですね。「宮園かをり」は「渡亮太」が好きなの、と。中川大志さんも石井杏奈さんも含んだ皆さんの中でそのセリフが流行ったんですか?

 

広瀬:みんなでひたすら言ってました。賢人くんが一番言ってたんじゃない?(笑)

それぞれ言い方に独自のスタイルがあるんですよ。賢人くんは崩しながら、大志くんは説得する椿ちゃんを真似してコントっぽくやってました。

あとは川に飛び込む前の、「まだ17歳だよ?思い切って飛び込もうよ、こんな風にねっ!」ですね。

 

山﨑:「こんな風にねっ!」が流行ったんです。

対象が川じゃなくても「こんな風にねっ!」と言って何にでも飛び込もうとしてました(笑)

 

 

私服がそっくり!2人で乗り乗りランウェイ

---お互いの私服を見て、好きだなと思う私服はありましたか?

 

山﨑:ある日、私服がそっくりだった日があったんです。

広瀬:私が赤のスカジャンで賢人くんが緑のスカジャンで。しかもインナーが2人とも黒

控え室でメイクさんに2人のランウェイ動画を撮ってもらいました(笑)

 

---広瀬さんのスカジャンって何だか意外です!

 

広瀬:私服ではメンズっぽいものが好きなんですよ。

 

 

 

---今後、ブログでの私服公開も楽しみです。終始仲睦まじい様子で取材に応じてくださったお2人。お芝居に対する情熱と、チャーミングな人となりが2人の共通点でした。

本作では演技に加え演奏や、話題の原作を実写化する難しさなど、数々の壁を乗り越えたようです。

今後日本の芸能界を牽引していくであろうお2人から目が離せません!

 

 

 

文・構成 / Ameba official Press

 

 

 

■映画「四月は君の嘘」あらすじ

幼少期から「ヒューマンメトロノーム」と呼ばれた天才ピアニストの有馬公生(山﨑賢人)は、母の死をきっかけにピアノの音が聞こえなくなり、ピアノを弾くことをやめる。

高校2年生になった公生は幼なじみの澤部椿(石井杏奈)と渡亮太(中川大志)を通じ、ヴァイオリニスト・宮園かをり(広瀬すず)と出会う。勝気で自由奔放なかをりは、自身のヴァイオリンコンクールの伴奏を命じ、公生を再び音楽の世界に連れ戻そうとする。

 

 

■映画情報

出演:広瀬すず 山﨑賢人 石井杏奈 中川大志 ほか

監督:新城毅彦

脚本:龍居由佳里

原作:新川直司(講談社「月刊少年マガジン」所蔵)

配給:東宝

主題歌:「ラストシーン」いきものがかり(EPICレコードジャパン)

公式webサイト:http://kimiuso-movie.jp/index.html

2016年9月10日より全国公開

 

 

■出演者ブログ

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