ある日の深夜、脳出血で倒れた夫を車に乗
せて病院へ急ぐ柏木。
病院に到着するとちょうど怪我の診察では
じめと剣持が病院を訪れていた。
柏木は夫の服を脱がしにかかるがはじめは
腕時計とネクタイ、ベルトに違和感を覚える。夫の心臓部分に手術で埋め込まれたペ
ースメーカーがあった。
男性医師の大塚がやって来る、佐波市の病
院でインターン時代に柏木の指導を受けて
いたのだ。
大塚は柏木の夫が脳出血であることを知り
すぐにCTスキャンの準備をするよう呼びか
ける。剣持が柏木の衣服を見るとクリーニ
ングのタグが付いたままであることに気づく。更に夫の所持品を床にぶちまけてしまい、ビデオの会員証にサウナの割引券、ス
ポーツクラブの会員証が見つかる。
柏木の夫が息を引き取り、遺体を自宅に安
置することが決まる。死亡診断書の手続き
が必要とのことだが、はじめは柏木の行動
がおかしいことを見破る。