揚羽が毒グモに襲われそうになるが、間一

髪のところで深山に助けられる。

揚羽は腕を鏡のガラスで切っただけで毒グ

モに刺された様子はないが、念のため入院

することになる。

救急救命士に血液型を聞かれた揚羽はB型

と答える。だが緑はA型と修正した。


いつきがFAXで調べた結果、緑の血液型は

O型、紫紋の血液型はB型になっていた。

B型とO型の親からA型の子どもはまず生ま

れない、3人の娘は紫紋と緑の間に生まれた子どもではないという事実が判明する。

病院で涙を流す揚羽を深山は抱きしめて、

懸命に励まし続けていた。


はじめと美雪は温室の前に佇む六波羅を目

撃する。温室の中の蝶を撮りにきただけで

あり、世界中でも貴重な蝶が飼育されていた。

竹蔵がはじめの手に薬を付けると大量の蝶

が群がってきた。蝶が大好きな匂いはフェ

ロモン、夜光蝶が嫌う匂いが少し出ている

と竹蔵は話す。


紫紋は血液型について考えていた。B型と

O型でA型の子どもはまず生まれない、25

年前に死亡した奴の血液型はA型だった。

その人物が揚羽の父親になるはずはない、

紫紋の後ろに鉈を持った犯人が!!


朝食に紫紋が現れないことに気づく。美

雪が開いた窓に黒死蝶が入っていくのを

目撃する。そこは紫紋の部屋、はじめと

深山が部屋に向かうと、大量の黒死蝶と

ともに左腕を切断された斑目紫紋の遺体

が発見されるのだった。