高田馬場AREAでの新曲初披露、新衣装初お披露目ワンマンありがとうございました!
この秋、リリースするニューシングル「UNCROWNED KING」収録楽曲全てを披露させていただきましたが、参加してくれた皆さんには我々の新たなサウンドを体感していただけたかと思います。
そして、Dは2023年の結成二十周年に向け、史上最大領域に挑戦するという新たな決意を掲げさせていただきました。
もちろん、今までがそのように大きな目標を持っていなかったわけでは決してありませんがこのように数年をかけての大きな決意を公に明らかにするということは初めてだと思います。
これから二十周年に向けて、最大領域を目指すにはどうしていけば良いのか...
自分自身、いかにして目標に到達すべく行動していかなければならないのか...
しっかり考えていかなければならないと強く思いますが、今ここで言えること...それは今までやらなかったこと、やれていなかったこと...自分では難しいかなぁと言って避け気味だったようなことまでも、これからは逃げることなく継続し挑戦していくことを誓います。
言葉に出して目標を掲げることで、それを背負うことでより成長していけるように頑張ります。
そして、MCで持病を抱えているという話も少しさせていただいたのですが、僕が抱えている持病...
それは、「甲状腺機能亢進症」その中で
バセドゥ病と呼ばれるものです。
遡ることになりますが、もう十年近く前に発症しました。
どういう症状かというと甲状腺という臓器が首の付け根あたりにあるのですが
自己免疫により甲状腺を刺激する抗体が作られてしまい、その刺激により甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。
この甲状腺ホルモンが過剰になると、全身の新陳代謝が盛んになってしまい、また交感神経の働きが異常に活性化されてしまうようなのです。
そしてその結果、身体の代謝が異常に良くなり、過度に体力を奪われたり、異常な汗量、体重の激減。
そればかりか酷い時は立って歩くのがやっとだったり階段を数段昇るだけで息が上がってしまったり...手足が震えて字を書くことすら難しかったりもしました。
(あ、でもギターは不思議と影響なく弾けるのです)
「赤き羊による晩餐会」という僕らの楽曲があるのですが、その曲のMV撮影の終盤に身体が言うことを利かなくなり、倒れてしまったことで、次の日に病院に行き発覚いたしました。
当時のお医者さんの話では、検査の結果で即入院、即手術しなければならないくらいかなり重度に侵されていたようなのですが、どうしても当時の僕にはその選択肢はありませんでした。
お医者さんも事情を話すと親身になって相談に乗ってくださり、なんとか投薬治療で様子を見てみようということになり、その結果、おかげさまで快復も比較的早くて、自分でも驚きではありました。
それで一時的に抑えられて良くなったり、また発症したりを繰り返したりはしていますが。
ここで誤解されたくないのが、じゃあそんな状態でなぜ今まで活動してきたの?という問いかけです。
決して、無理にそのようにしてきたわけでもされてきたわけではありません。
それでもこのような状態を理解してくれ、共にそばにいてくれるのがDのメンバー。
そんな状態でもここまでついて来れたのはASAGIさんをはじめ、メンバー皆の気遣いや励ましがあったからこそなのです。
そして、支えてくれる皆さんの想いを受け止めて...より一層ですね。
Dのメンバーとして、ギタリストとしていたいというただ一心でいられるのは本当に皆さんのおかげなのです。
心から感謝しております。ありがとうございます。
実は...
ほぼ同時期になんとツネも同じ病気が発覚したのです。
(詳しくはツネも自身で書くと思いますので!)
それだからか、彼とはある意味バンドメンバーとしてだけでなく特別な連帯意識もあったりするのかな(笑)
僕らと同じ病気、あるいはそれに近い症状で苦しんでいられる方も多くいらっしゃると思います。
アーティストや芸能人、アスリートの方々でも、同じような病状、境遇の中でそれでも頑張っていらっしゃる姿をみて、僕もとても励まされました。
だから、このような僕らの告白が少しでも励みになってくれるような方がいたら嬉しい...
前向きな気持ちにさせることができたら本当にそれが嬉しい。
だからこそ、より一層頑張りたい...
期待にこそ応えたい。
そう強く思えます。
ここまでDがバンドとして活動できているのは僕らを常に引っ張ってくれて、いつも矢面に立ち僕らを守ってくれたASAGIさんによる力が本当に大きかったです。
ここぞという時に、自分の力が及ばずに全ての責任を委ねてしまうことも多々ありました。
一人で苦しませてしまったこともたくさんありました。
ですが、これからはそういうところも含め、より自分を...自身の意志を固め、一バンドメンバーとしての在り方や姿勢を正し、強くなることによってよりバンドとしても強固なものになると信じてます。
本当の意味でも一丸となり、大きな目標に向かっていきたい。
そうなる為には自分達自身の力をより高みへ目指し、努力していきます。
そして今、側にいて共感してくれる皆さんのお力添えもどうしても必要なのです。
だから、どうかこれからもついてきてください。
これから僕らが向かう先がより光に溢れるものだと信じて...
どうぞよろしくお願いします。
HIDE-ZOU