大阪でのライヴとインストアが終わってからは怒濤の制作モードで、大阪での感想が随分遅くなってしまいました。

福岡から始まったこのツアーも気がつけばセミファイナルの大阪も終わり、あっという間に夏も終わりに近づいてきました。

毎年夏や冬はたくさんのライヴの想い出がいっぱいだからね!

実は今回、ツアー中のライヴとライヴの空き日に作曲したりしていました。

アルバムということで色んな曲を入れたい。

けれどその中でもアルバムとしてのコンセプトもきちんと保ちたい。

とりあえずこんなもんでいっか、なんとかなるだろう、みたいな気持ちで作りたくはないから、作ってはやめ、作ってはやめを何度も繰り返し、ようやく夜が明けて薄ら朝陽が見えて来る…そんな感じで作っていました。

何日かけても、何週間かかってもスムーズに行かないこともあるのに、不思議と鍵が開くと途端に先へ進めるんだよね。

ベルトコンベアで同じ作業をするわけじゃないから、こればっかりは本当に根気のいる作業なんだ。

集中力を高めるまでにも時間がかかるしね。

でもなんとか自分で決めた毎日のノルマをこなして頑張ってるよ!

今日も朝方までRECをやって、また後日RECがあるから、しっかり喉周りを休めたいと思います。

作曲は終えたけど作詞はあとまだ3曲あるから、これも合間に書かなきゃ!

予定より収録曲が増えました!楽しみにしてて!

書きたいプロットは決まっているので、あとはそこからパート別に詰めていきます。

ツアーFINALも近づいてきたし、今年の夏も最後まで精一杯駆け抜けます!

そう、それで大阪のライヴですが、この日もとっても楽しかったよ!

大阪には万博の記念として、不思議な顔が多方面についている大きな前衛的なオブジェ、太陽の塔があるんだよね。

実際に本物を見たことはないんだけれど、写真などで見る限りすごく面白いな〜って思ったよ。

太陽はみんなを照らす存在だし、作品に込められた想いがきっとたくさん詰まっていて、大阪の人達はみんな元気をもらっているんだろうな!

ライヴの日は僕も太陽の塔のポーズを披露したよ!(笑)

みんなの太陽になれるように頑張ったつもり!(笑)

僕らの兎角國にも時計塔があるんだけど、ヴァンパイアストーリーと太陽も結びつきが深いんだよね。

悲しい生い立ちの彼は自分のオリジナルである人間にヴァンパイアにさせられ、そして太陽をも恐れぬ男となった…

数奇な人生を歩むことになった彼の名は「ソレイユ」。

久しぶりに「DAY WALKER」を演奏しました!

彼のその後も書きたい、描きたいと思いながらヴァンパイアストーリーはお休み中。

またいつか書く機会ができたら書きたいです。

そして大阪は関西、ということはるいちゃんのエリアということで、るいちゃん作曲の曲をたくさん演奏しました。

「空中庭園」のシリーズもやったよ。

スカイビル〜って言おうとして最初、間違えてスカイタワーって言っちゃった(笑)。

地上173mもの高さを誇るこの空中庭園、作品タイトルを考えた時、僕はその存在を知らなかったんだよね。

でもあとで知ってからは大阪で歌いたいな〜と思う曲になりました。

淀みなき空の世界、流れる雲に乗って旅ができたらどんなに素晴らしいだろうね。

朝の空も昼の空も、夕暮れ時も夜や明け方も。

それに晴れの日も雨の日も、どんな天気の日だって違った景色を毎日見せてくれる。

同じ場所を見ていても、同じ景色なんて一日、いや一分足りともないんだよね。

そう思うと目を瞑って寝てしまうのが勿体なくなっちゃうね(笑)。

みんなももし気持ちが塞いでしまう時があったら、空を見てみるといいよ。

空だって悲しくて泣いたり、怒って雷が鳴る日もあるけれど、必ず晴れの日はやってくる。

そう思うと少し気が紛れると思うな!

それから少しメカニカルな印象のある「氷の墓標」もセットリストに組み込みました。

「氷」ということで、真夏の熱い夜にひとときの冷涼が与えられたかな?

今回も各地によってセットリストが違うわけだけど、この場所ではどんな曲をやったらおもしろいかなって、メンバーみんなで考えたりして決めています。

これまでもたくさんツアー、ライヴをやってきたけど、どれも同じ日はないからね。

何もしなければ何もしない日。

でも自分の気持ちで行動して、新しい世界を進んでいけば、なんでもない日から生まれた特別な日になると思うんだ。

限りある人生、自分で道を切り開いて自分にしか見ることのできない世界を見つけて行くんだ。

365日のうちのたった1日だけが特別な日なわけじゃない。

毎日がそれぞれ違った、特別な日になるように。

そう思って「HAPPY UNBIRTHDAY」を作ったよ。

この曲も初披露からもう一年、この一年間がみんなにとって特別で幸せな時間だったらいいなと思いながら歌いました。

そして大阪最後の曲は「EDEN」でした。

Dが初めてリリースしたミニアルバム「NEW BLOOD」に収録されている「EDEN」。

曲中にみんなに歌ってもらう部分があるわけだけれど、今までどれだけ多くの人に歌ってもらったのかな?

今となってはもうそれを知ることができるのは神しかいないけれど、でも歌声はずっと胸に残ってるよ。

青く透き通る世界、包み込む光の声に、僕らは何度救われ、何度癒されてきたことか。

13年もの間、Dはみんなに愛され、そしてDもみんなを愛してきました。

不変を望めど風が吹けば景色が一変するこの音楽業界。

ここまでやってこられたのはみんなのお陰だね。

僕も勿論、魂を削ってやってきたけれど、僕ひとりではきっと心が悲しすぎてきっと13年も続けられなかった。

本当にありがとう!

夢を願うことは簡単です。

でも実際に叶えてくれるのは自分自身、そして周りの支えてくれる人達のお陰です。

空や海に願っても叶いません。

また、何もせずとも魔法で叶うわけでもありません。

僕は高校生の時に初めて音楽という夢を見ました。

そして今もその夢は続いています。

ひとつの夢が叶うことの難しさ、そしてその夢を維持し続ける難しさ。

これは永遠に続きます。

でも僕はひとりじゃない。

Dとしては遡ること13年前から始まり、そして今に至ります。

これから先の未来も、僕らとみんなの声が、心が!

ひとつになれることを願って歌いました。

音楽を通してひとつになれるって、本当に素晴らしいね!

苦しいこともあるけれど、ひとつひとつその壁を越えられた時の気持ちは言葉にならないものがある。

最初からできないと言って何も始めなければ0のままだから、進めるわけがないんだ。

上手くいかなくても一歩進むこと、これで1になれる。

そこからがスタート地点だよね。

経験は宝だよ。

未経験だったり想像でものを語ることとは大きく異なる。

新しい扉はいつでも開くし、その先に広がる世界は果てしない!

みんながこの夏、素晴らしい日々を経て秋に向かえますように。

FINALはそんな気持ちも込めて歌おうと思っているよ。

自分自身も新たな一歩を歩むし、みんなにとっての一歩となるように頑張ります!!

そして翌日は大阪ZEALLINKとタワレコ難波店の二本立てでイベントでした!

ライヴの翌日であり、急なスケジュールにも関わらず、時間を調整して参加してくれたみんな、どうもありがとう!!

ライヴを終えてほっとした部分もあったし、和気藹々としたトークもあって楽しかったよ!

トークも大阪ならではって感じの内容で、ライヴだけでなくこうしたコミュニケーションの中で生まれる感情もすごく大事にしたいなって思ったよ。

みんな真剣に見て、聞いて、一緒に笑ってくれて同じ空間を共有しているからね。

大事な時間です!

握手はちゃんと目を見て、話せるからいいよね。

みんな僕の前で緊張しているように見えるけど、大丈夫だからね!

なぜなら僕もドキドキしているから(笑)。

よく色んな場面で「緊張しなさそう」って言われるんだけど、あまり表情に出ないだけでいつも緊張しているよ!

緊張して何もできなくなるタイプと、緊張するからよし、やるぞ!って力んじゃうタイプなら僕は後者なんだよね。

でも力が入りすぎるのも良くないから、程よく肩の力を抜いてリラックスして色々なことに挑めるのが一番良いんだけどね!

中々難しいです(笑)。

そうそう、あとチェキ撮影では太陽の塔のポーズ、やろうかと思ったんだけど上手く全身が入りきらなさそうな気がしてやめちゃったんだよね(笑)。

でも気持ちとしては太陽のような温かく照らし続ける気持ちで、みんなと一緒に撮ったよ!

ひと夏の瞬間をチェキに封印、みんなとの素敵な想い出になりました。

大阪の二日間もとても素晴らしい時間を過ごせました。

残る東京ライヴも心を込めて、皆さんと共に最良の日を作りあげたいと思います!

一週間後のTSUTAYA O-EAST、皆さんのお越しを心よりお待ちしております!!









兎角國の薔薇園開場まであと少し!ASAGI