2月はつながりの時 ~関係の再構築にチャレンジしませんか~
いつもありがとうございます。カウンセリングサービス の岡崎陽子 です。
毎月第1・3日曜日に女性性UP!のテーマで担当させていただいております。
2月ですね。寒い日が続きますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今回も数秘術の視点から、2月について見ていきます。
「2」という数字は、人間関係を示します。
真の友人、恋愛・仕事におけるパートナーシップを創るのに最適な時期でもあります。
ここでの課題は、いかに犠牲にならずに対等な関係を創っていくのか?ということです。
自分の利益を大切にしつつ、相手の気持ちもしっかりと受け取ってゆくこと。1つのチームになること
そして、このリーダーシップを取れるのは、女性性のハートです。
共感能力や受容性を大切にしながら、現在のあなたが持っている関係性をもう一度見直してみましょう。
犠牲のパターンと役割については、去年の2月のブログ を参考になさってくださいね
私たちは、大切な人を失ってしまう怖れから、親密感を避けるのです。
対等な関係よりも、犠牲や競争を選んでしまうのは、また傷つくのが怖いからですね。
あまりにもひどく傷ついた経験があると、関係性そのものから逃避してしまいたくなるでしょう。
でも、関係性をすべて諦めてしまうことは、死を意味します。
私たちは、やはり一人では生きていけないからです。
また、誰かとの関係で起きていることは、実は自分自身との関係性をそのまんま反映しています。
自分との関係を見ていくことによって、あなたと誰かとの関係や、世界との関係、さらには神との関係がどうなっているのか分ります。
私たちの意識の中で、何が起きているのでしょうか?
私たちは自分自身のことを、どのくらい赦し、いったいどれだけ愛せているのでしょうか‥?
大人になった私たちは、自分自身が本当に感じている感情につながっていません。
気持ちを置き去りにしながら、日々をやっていく癖がついてしまっているために、感情を認識する配線が分断されているのです。
自分自身のことがわからない・・と感じている人は、関係性において苦労が多くなりますね。
毎日やっている無数の選択が、あなたのしあわせの方には向かっていないからです。
自分がわからないのは、犠牲が多すぎるということを示しているのです。
犠牲的な人は、関係が始まってしばらくの間は、とてもいい感じなのですが、
年月が経ち、深い関係になっていくと、受け入れがたい出来事に直面し、非常に不快な気持になってしまい、問題とは縁が切れません
例えば、恋愛や夫婦関係では、こんなケースがあります。
「こんなにもあの人のためを想って、ひたすらやって来たつもりです・・」
「なのに、10年経った今・・あの人が私に言ってきたのは、別れてくれって・・」
「君から愛されていると一度も感じられたことはなかったと言うのです・・」
「ああ神様・・私の献身は一体何だったのでしょうか?」
「私はもう、こんなにも無力で、空っぽです・・」
本当に絶望的な話ですよね・・彼女の長年の献身が、相手には、まったく伝わってなかったなんて・・。
こんな一方通行の愛ってあるのでしょうか?
このケースでは、もちろん様々な背景が推察できます。
例えば、彼のほうに他に好きな女性がいて、そのあまりの罪悪感に向き合えず、彼女のほうが悪かったということに仕立て上げている場合であるとか、
彼女のほうが、独善的すぎる愛し方であったり、宗教的な信仰心に基づいた愛し方であって、リアルな関係構築とはズレていたかもしれません・・
でも、いずれにしても、彼女の言う献身というのは、彼女自身の喜びや楽しさ、イキイキさにはつながっていなかったのではないでしょうか。
真実の愛と「補償行為」は似て非なるものです。
ここで考えたいのは、そもそもどうして、彼女は、犠牲的献身をしたかった、あるいは、しなければならなかったのでしょうか・・
「何でこんな理不尽なことが自分に起きるの?」という状況が創られている場合、
例外なくそれは、ご自身の「感情の面倒」をだいぶ長い間放置してきてしまったという、あなたのあなた自身への態度を示しているのです。
何かを大切にせず粗末にしてしまえば、早くに限界がやってくるのは当たり前のこと・・。
でもおかしなことに、私たちというのは、心の奥深いところで間違ったことを信じさせる「偽りの神々」を崇拝するような気持ちがあるようで、
「これだけ我慢したり、自己犠牲さえしておけば、人生に悪いことは起きないであろう」と信じている観念が根強く支配しているのです。
「我慢しないと、許されない」という生き方は、土台そのものが間違っています
「人間は邪悪である」というような原罪の意識、罪悪感という間違った宗教観のようなものが、私たちの無意識のレベルにまでしみ込んでいるのです。
犠牲させ、競争させ、何かの中毒にさせ、失敗させ・・
やがては大きな虚無感と共に死へと向かいます。
我慢しなくても、生きてていいんだよ
もっともっと、安心していいよ
くつろいで・・
好きなところへ行っていいんだよ
あなたにはその権利があるんだよ
この言葉を本当に深く信じられるとしたら・・あらゆる問題はその存在意義を失い、あなたから去ってゆくでしょう
あなたが無罪であることを、どうかいつも忘れないでくださいね
人が人を救っていくこと、友情の手を差し伸べることなしに、私たちは誰も生き残ることはできないでしょう。
私たちには共感能力があります。これは、誰もが持っています。
誰かに、何かを感じられる力です。赤ちゃんの時からすでにあります
私たちはお互いに常に共鳴し合っているのです
「助けて」と声に出すこと、そして、助けの手を差し伸べること、どちらもつながりを創っていくために、とても大切なことです。
どうか判断したり、裁いたり、罰したりしてしまう前に、誰かに助けを求めてください。
今月は、関係性の再構築のチャンスに満ちています
あなたが呼べば、いつでも助けがやってくることを、忘れないようにしましょう