嫉妬の心理学
こんにちは。カウンセリングサービス の岡崎陽子 です。
水曜日にみずがきひろみ と交代で担当させていただいています。
本日のテーマは嫉妬
嫌~な感じがしてきましたか
嫉妬ほど向き合いたくない感情はないんじゃないでしょうか?
嫉妬する側にせよ、嫉妬される側にせよ、猛烈に心の傷・トラウマに触れるからです。
嫉妬の感情は、夢を大切に思う気持ちも、誰かを愛する気持ちも、台無しにしてしまいます。
「あれはたいして価値がないものなんだ」と思い込むことで、心を切り離してしまいます
誰だって、憎んだり、呪ったり、発狂したりしたくないし、分別のある人でいたいからです。
それほど嫉妬の感情というものは誰しも向き合いたくないんです。
私たちの持つ、数あるネガティブな感情の中でも、特にパワーを持ってしまっています。
しかし、夢を実現するためには、ここで諦めてはなりません
嫉妬している側の人は、自分の魅力を自分で認識していないという状況であり、羨んでいる相手に見えるものは、実は自分が長年抑圧してきた魅力の部分だったりします。
嫉妬をしている人は、自分の中にその魅力があるからこそ、嫉妬という形であれ、その魅力に反応しているのです。
嫉妬心が特に強まっている場合は、あなたの最大の魅力が開花するための最後の罠です。負けないで
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今回特にお話ししたいのは、嫉妬される側に関してです。
あなたが成功し、幸運な流れに乗り、輝き始めた頃。
最高のパートナーを得て、すべてが順調なとき。
嫉妬からくる陰湿さを含む攻撃を受けてしまえば、あなたは天国から墜落したような気分になってしまうでしょう。
まったくもって酷い話しです
皆が世界平和を、周りの人との団結を、仲良くするってことを、望んでいるのに、そのはずなのに・・
ひとたび嫉妬の罠にとりつかれてしまえば、そんな理想論はひとたまりもなくなりますよね。
ここはぜひ、うまく対処して、生き残りたいものです
後輩・同期、年下、同い年、同じような立場の相手から嫉妬されている場合
この場合は、彼らがあなたからの愛やサポートを求めているということです。
そしてあなたがまだ受け取りきれていない自分の価値を見る必要があるということです。
今からさらなる自分の価値や、その人たちが見てくれている魅力を受け取ってください。
彼らのことを気遣い、こちらから話し掛けたり、近付いてあげましょう。
あなたから近づいて、誤解を解いたり、親密さをもって近づくことができれば、あなたに嫉妬をしていた人たちは素直にあなたに魅了され、今後最大の味方になってくれるでしょう。
この段階であなたが魅力を抑えてしまっては、あなたは真のリーダーシップを知らずに終わってしまいます。
ですから、ここで自分の魅力を止めることは決してしないようにしてください。
先輩や権威者、自分より目上の人からの嫉妬を受けている場合
この場合は特にハードですね
相手は自分以上の権威者であり、実際に状況を動かすパワーも使えますから、あなたは大変な困難を感じてしまうでしょう。
この状況にみまわれるということは、あなたがもう既に上手に自分らしさや才能を発揮して、輝いている証拠でもあります。
しかし、すべて自分でこなせてしまうために、自立的すぎるように見られているのかもしれません。あなたは傲慢に見られているかもしれません。
あなたにとってその権威者は、“ワンマン”に見えているかもしれませんが、両者は同じことを感じているのです。
また潜在意識のレベルでは、親にずっと感じていた感情が出てきているでしょう。親への反逆心が、この場合強く影響しています。
親をばかにする気持ちや、親よりも自分が優れているといった感情を持っていた場合、
自分にそんなつもりはなくても、無意識的に目上の人をばかにするようなふるまいをしていたり、あるいは必要以上に自分の魅力を抑えながら接したりしているのです。
相手はあなたのその抑圧的なところに、心を許してくれていない何か、を感じとって、おもしろくないわけです。
同期や後輩にあたる人達には十分にリーダーシップをとれていて、魅力的であるのに、ある特定の目上の人、権威者に対してだけは、不自然な動きをしてしまっているのです。
本人は、反逆心を隠そうとして頑張るのですが、それがまた権威者のカンに障るわけです。
何かを許し合っていないという隠れた競争があります。「私の方が正しい!」とか、やり方の争いです。
この権威者とずっと関わっていく場合には、可愛く甘える、頼りにする、ということを意識的にやってみましょう。
(ヨイショしてご機嫌をとるということではありませんよ。そんな犠牲をしてしまうと、あとであなたの気分が悪くなりますから。)
いかに自立的で成功しているあなたでも、困っていること、ウィークポイントがあるはずです。
それを分かち合ってみましょう。相手を味方につけるのです。
いかに援助を受け取っていくのか?ということに集中しながら、お付き合いを続行してください。
それがしんどい場合には、違う世界のこと。例えば相手が仕事の上司ならば、仕事以外のこと、たとえばファッションや旅行などの仕事と離れた話題から近づいてみましょう。
この権威者のところを離れて、独立する場合や、物理的に離れる方法をとる場合。
あなたがトップになると「邪魔者」はいなくなりますが、しばらくすると、今度はこの状況が立場を逆転してやってきます。
あなたが権威者で、部下・目下の人たちのなかでもとびきり有能な人が、あなたに対して心をなかなか開いてくれないという状況です。
その場合には、この状況は自分の問題なのだと認識して、相手の人に近づいていくことで、繋がりを深めることができるでしょう。
嫉妬の学びは、あなたが何度も心理的に誕生するまでずっと続きます。
嫉妬する側にまわろうが、嫉妬される側にまわろうが、苦しみ・被害は同じことです
ただ、覚えておいてほしいのは、嫉妬を超えて繋がることができた関係は、本物の関係です。
簡単に壊すことのできない絆となり、命を預けられるレベルの友愛が生まれるでしょう。
強力な味方を得て人生を彩り豊かにしていくのか、そこで諦めてしまうのかは、
嫉妬という課題と向きあっていこうとするあなたの決意にかかっているのです。