自己嫌悪の本質と解消について ~喜びの人生を生きるために~
こんにちは。カウンセリングサービス の岡崎陽子 です。
水曜日にみずがきひろみ と交代で担当させていただいています。
大好きなことをやって幸せに生きる
こうやって書くと、とてもシンプルで簡単そうなことが、私たちにはなかなかできません
今回は最大の足かせとなっている自己嫌悪というものの性質と、それを脱却した1つの例として、私の体験談のお話になります。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
自己嫌悪があると、私たちは無垢ではいられません。
好きなことに純粋に、真正面から向かっていけないのです。
いったん好きなことを始めれたとしても、持続できなかったりします。
自己嫌悪という心理的な罠は、私たちがまだ幼いころから猛威を振るいます。
自分以外の誰かになろうとしたり、
自分に嘘をついて、幾重にも嘘の仮面(人格)を自分にかぶせてしまったりするのです
自分を愛する気持ちや、「自分自身である」という誇り、「魂」の部分を切り捨ててしまうんです
大人になった私たちは、自分に嘘をついていることもすっかり忘れてしまった状態のままで生きています。
だから、どこか本心とずれた行動ばかりしています。
自分自身との繋がりが弱くなっているので、人との繋がりをスムーズに創ることができません。
だから、どれだけ頑張って愛したつもりでも、相手に伝わっていなかったり、どれだけ理解してもらおうと努力しても、受け入れてもらえない・・ということが起きてきます
自己嫌悪という足かせをいっときでも止める心の空間・隙間を創っていかない限り、
あなたは本当の自分自身が何者であり、どんなことが大好きで、どんな才能を持ち合わせているのか?ということを深く知ることができません。
私の人生で初めて、自己嫌悪のパターンの1つを大きく解消できたなと思える体験は、セミナーの中で起きました。
セミナーや心理学というものに出会うまでにも、恋愛や友情を通して、自信のなさや、自己嫌悪を癒せた経験はたくさんあったのですが
全ての人に両手を広げて分かち合いたい!というよりは、
ちょっと秘密の感じや、恥の感覚が残ったままの体験であり、“絶対的な歓喜の体験”というわけではなかったのです。
それが起きたのは、今から10年前のセミナーでした。
100人は優に超える人たちの前で、自分の本当にしたいこと(ヴィジョン)に向かってゆくというセラピーを受けた時です。
当時の私は、「セミナーのトレーナーって神様みたいだなあ、なんて光り輝いているのだろう・・」「こんなに美しい職業がこの世にあるなんて・・」と感じていて、トレーナーという職業がロマンスのシンボルでした。
例えると、遠くからスターを観てドキドキしている1ファンの状態だったんですね。
そんな私が、突然、舞台の上のスターから、「あなたがなりたい人(ヴィジョン)を選んで、それに近づいてください。今からやりなさい。」と言われたのです。
私はそのトレーナーの人がヴィジョンのシンボルだったわけですが、選ぶこともできませんでした。
私なんかが滅相もございません・・と消えてしまいたくなったんです。
足がすくんで声も出なくてただ震えてるだけの私を見て、周りの大勢の人たちは「どうしたの?」って感じの顔で私を見ています。
当時の私にとっては、それはまるで1000本の矢が私に向かって一気に飛んでくる!というような恐怖体験だったのです。
「あんたなんかにできるわけがないじゃない」
「自分を何様だと思ってるのよ?」
「馬鹿じゃないの?」といった声が私の脳内で渦を巻いていました。
(当時の私が、どれだけ酷く自分を嫌悪していたかわかるでしょうか?)
やがて頭が真っ白になり、そこからは思考が飛んで
気が付いたら腰を抜かして床にへたり込んでしまっていたんですね。
あとでみんなから聞いたのですが、頭が真っ白になっている数秒の間に、私は「ゴォーゴォー」というお腹の底から突き上げるような轟音をとどろかせていたようです。
これは1つの実例ですが、他の方法でも、自己嫌悪を解消してゆくことができます。
心理的には何が起きたのか?というと
頭が空っぽになっていたわずか数秒の間に、私を長年苛み続けた自己嫌悪がどこかに抜けて行ったようなのです。
なぜそれがわかったかというと、頭が空っぽになってから、また意識に戻ってきたときに、見える世界・感じるものがすっかり変わっていたからです
我に戻った私は床から立ち上がり、ただトレーナー(ヴィジョン)に近づいていきました。
恐怖に直面し、それから、大好きなものに近づいてみた。
たったそれだけのことで、人生がスッカリ変わったのです
その体験をする間際までずーーーっと私の頭から離れることのなかった、人への怖れ、恥の感覚、当時の彼への執着、将来への不安・・はどこかへ行ってしまったのでした。
そして、ただただ、世界はこんなに美しかったのか・・と驚嘆するばかりでした
生まれてきた喜びをこれほど実感できたのは、生まれて初めてだと思っていましたが、母親のお腹の中から生まれてきたときもそうだったのかもしれません。
本来の生命力を取り戻し、この地点からワクワク・ドキドキする真新しい人生がスタートしました。
歓喜と高揚感は、たった1週間くらいで消えてしまいましたし、社会で生きていくための人格の部分と、ある程度の自己嫌悪の感覚も戻ってきましたが、この体験を機に、私の人生の質は一変しました。
魂が震えるくらいの喜びに瞬間的にでも出会えたことで、今まで生きてきたすべての苦しみが、この喜びに到達するまでの「プロセス」「道程」だったのだと理解したからです。
それは、一瞬にして脳みそごと入れ替わったという言葉が一番しっくりくる体験でした。
そして、ポイントは「人」が人を癒すということ。
人間関係で苦しんでいるからこそ、出来るだけたくさんの「人」に見られながら、「人」に近づく必要があるのです。
たくさんの人のパワーを受けることで、埋もれていた傷や、深い感情が浮かび上がってきます。
一人でいる時にではなく、多くの人の前に晒されるからこそ、ダイナミックな癒しが起きるのです。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
あなたが、何かを全身全霊で愛しているとき、問題を持つことはできません。
幼いころ、大好きなことを辞めてしまった地点から、夢中になっていた自分を恥じて、罰してしまった地点から
人生は輝きを失ってゆくのです。
その地点に置き忘れてきた「感情」が姿を変えて、いろいろな問題となって今に現れているだけなのです。
あなたが我を忘れてしまうほどに夢中になれるものが何なのかを、もう一度探していきませんか?
それが社会的に役に立つかどうか、お金になるかどうかということには縛られないでくださいね。
あなたが幸せな感覚を得ることが最優先事項です。それが枯れることのないパワーの源になるのですから。
あなたが夢中になれるものが、職業ではなく、彼や彼女であったなら、あなたの人生の目的は、その人を理解し、愛する努力を続けることです。
たとえどんなに傷ついても、あなたが彼や彼女を愛することを辞めなければ、それは傷にはなり得ません。学びになります。
逆に言うと、学びに変えない限りは傷が深くなるばかりです
あなたが大好きなものを本当に大切にすることができたとき、自己嫌悪という「罠」が、いかに実態のない幻想であったかを知ることができます。
そもそも自己嫌悪というものは、自分の本心に嘘をついてしまったことから生まれた、ほんの小さな誤解なのです
自己嫌悪という幻想を超えて、本当に大好きなものに向かってゆくこと。
このお手伝いをさせてくださいね
あなたが本当に大好きなものに出会い、そして近づくことができますように
◆岡崎陽子のブログへ
◆カウンセリングを受けるには
会場案内